関係人口の新たな入口となる新NFTプロジェクト「すごい地域NFT『KIN-TOWN』」を開始

関係人口の新たな入口となる新NFTプロジェクト「すごい地域NFT『KIN-TOWN』」を開始

関係人口の新たな入口となる新NFTプロジェクト「すごい地域NFT『KIN-TOWN』」を開始

~第一弾として北海道標津郡中標津町と和歌山県紀の川市で、フードロス削減につながり、生産者とのリアルな出会いを育むNFTを2月2日に発売~

株式会社SAGOJO(本社:東京都 品川区、代表取締役:新拓也、以下 SAGOJO)とKDDI株式会社(本社:東京都 千代田区、代表取締役社長 CEO:髙橋 誠、以下KDDI)は2024年2月2日から、関係人口の新たな入口となるNFTプロジェクト「すごい地域NFT『KIN-TOWN』」(以下 本プロジェクト)を開始します。 本プロジェクトの第一弾として、旅や地域貢献に関心の高い方をマッチングさせるプラットフォームSAGOJOの登録者(旅人)が、一般社団法人みらい創造なかしべつ(※1)(本社:北海道標津郡中標津町、代表:竹下耕介、以下 みらい創造なかしべつ)、株式会社CASE(※2)(本社:東京都台東区、代表:近藤威志、以下 CASE)と協力し、中標津町および紀の川市のフードロス削減や生産者とのリアルな出会いを育むNFT「最果ていきもの学校 漁師編」、「くだものおすそわけパスポート」を制作しました。2024年2月2日に、デジタルアート作品などの購入ができる「αU market(アルファユーマーケット)」上にて発売します。

■背景

日本各地には、独自の魅力に溢れながらも、その魅力を全国に伝えきれず、関係人口を拡大することに課題を抱える地域が数多く存在しています。

このような地域の課題を、地域特性を生かしたNFTで解決すべく、旅や地域貢献に関心の高い方をマッチングさせるプラットフォームを運営するSAGOJOと、地域課題解決に取り組むKDDIが連携し、本プロジェクトの開始に至りました。

■本プロジェクトについて

・地域への経済的支援とNFTを通した地域に関わる意欲のあるコミュニティの発足・継続を狙いとし、それぞれの地域を支援するプロジェクトです。

・地域事業者とともにSAGOJOの旅人(※3)ネットワークを通じて起用したクリエイターや、SAGOJOが募集したメンバーが共同でNFTの企画・制作を行います。

第一弾の企画では、第一線で活躍する脚本家・演出家であり、SAGOJOの旅人でもある舘そらみ氏がクリエイティブディレクター、PLAY株式会社の代表取締役であるイセオサム氏がアドバイザーを務めました。今回募集されたメンバーは、事前にオンラインでのNFT講座を受講し、NFTの特性や地域のNFT活用事例を学びました。また、現地を訪問し、自分の目で見た地域の魅力をNFT企画に反映しました。

今回のように「食」や生産者の課題をテーマに、2地域が相互に連携しながら全国から募集したメンバーが地域事業者と一緒にNFTを企画・プロデュースし販売することは、日本初となります(※4)。

  • 「最果ていきもの学校 漁師編」について

※「最果ていきもの学校 漁師編」を通じた来訪促進・関係人口深化のイメージ

販売するNFTの一例:アーティスト emi tanaji による作品

<概要>

・北海道標津郡中標津町が位置する道東エリアは、漁業・酪農を中心に一次産業が盛んな地域ですが、こだわりを持って活動している生産者であっても従来の一次産業流通においては「北海道産」の産地に括られてしまい、道東エリアのブランド化ができていない現状があります。

・また漁業においては、そのおいしさに関わらず、魚の種類や見た目、大きさによって価格が決まることが多く、捨てられてしまう未利用魚の活用が、フードロスや環境資源保全の観点からも課題になっています。

・今回の企画では、道東の土地や生産者の生業に関心を持っていただき、現地を訪れる人を増やすために、獲った魚をおいしく食卓に届けるまでの生産者の技術や未利用魚の活用方法、魚や海と向き合う姿勢を、中標津町の隣町:標津町の漁師団体「波心会」から学ぶことのできる権利をNFTとして販売します。

<価格>

最果ていきもの学校 漁師編 学生証:2,980円

最果ていきもの学校 漁師編 お魚付き学生証:8,480円

最果ていきもの学校 漁師編 漁師体験&お魚付き学生証:24,980円

<購入特典>

  • 「くだものおすそわけパスポート」について

※「くだものおすそわけパスポート」を通じた関係人口拡大イメージ

※ 販売するNFTの一例 :イラストレーター いなもりあいこ による作品

<概要>

・和歌山県紀の川市では、豊かな自然がイチゴ、不知火、レモン、桃、柿、キウイフルーツなど多種多様なフルーツを生み出しているにも関わらず、その種類の豊富さがPRする商材を1つに絞れない難しさを生んでいます。また、味には問題がないにも関わらず、形が悪いなどの理由で流通しないフルーツの未利用品廃棄が課題となっています。

・今回の企画では、紀の川の「バーチャルご近所(ネイバーズ)」(※5)になることで、日ごろ地元の人同士で行われている未利用品のフルーツおすそわけやコミュニティに、遠方にいながら参加できる権利をNFTとして販売します。

・「未利用品のフルーツおすそわけ」は購入者の手元におすそわけが届くだけでなく、購入者が指定した知人や、子ども食堂に送付することも可能です。

<価格>

7,980円

<保有者特典>

  • 各社の役割

  • 各社コメント

<株式会社SAGOJO 取締役 スガタカシ>

 地域が抱える課題は、域外の人間にとっては単なる観光を超えた魅力ある”関わり代”となりうるものです。他方、NFTは地域にとって、新たな経済的な循環とコミュニティ生成の契機として可能性を秘めています。

地域と「旅人」の観光以上の出会いの機会を作ってきたSAGOJOとして、今回立ち上げるすごい地域NFT「KIN-TOWN」が、全国の都市部に住む人々にとって、新たな地域との関係を育む扉となることを願っています。

<KDDI株式会社 経営戦略本部 地域共創推進部長 白井 大介>

この度、新NFTプロジェクトを開始できることを大変嬉しく思います。今回の取り組みでは、NFTを媒介として「地域に関わりたい」という思いをつなぎ、地域の関係人口拡大を目指します。

今後もαU market、αU walletをはじめKDDIならではのサービスや技術を活かし、多くの方に地域の魅力を伝え、地域への思いを育む活動を強力に支援していきます。ぜひご期待ください。

<コワーキングスペース milk 久保 竜太郎>

地域で活動していると、本当に素敵な人たちと知り合いになります。SNSやメディアでは絶対に知れない情報が地域にはたくさんあって、不特定多数ではなく、顔の見える関係だからこそ紹介できるものがたくさんあります。

地域に訪れる前に信頼関係を築くことのできるきっかけとして、今回のNFTが活用されることを願っています。

<株式会社CASE 紀の川市 地域活性化企業人 二瓶 直樹>

今回のNFTは、「おすそわけ」がキーワード。泥臭い人間らしさを感じていただく商品となっています。

突然フルーツが送られてきた時に、あなたが「おすそわけ」をしようと思い浮かべる方は、どのような方でしょうか。藤井の果物を通して皆さんの物語が生まれていきます。

「おすそわけ」が届いたあとは、ぜひ皆様の物語を生産者さんに共有してみてください。

フルーツが結ぶ人と人との交流が場所を越えてできる、素敵な商品となりました。

<脚本家・演出家 舘そらみ>

「おすそわけをもらった喜び」「食べ物の本当の姿を知った喜び」は、忘れられない人生の思い出として私の中にもあります。

今回、そんな喜びを、ずっと感じられる日々を作りたいと、このプロジェクトの方向は決まりました。

一過性の「そうなんだ〜」や、一方通行の「ありがとう」ではなく、ありがとうに溢れた毎日を送ること。食べる時に「元の魚」や「とってくれた人」の顔が浮かぶこと。そんな豊かな生活をぜひ、味わってください。

<PLAY株式会社 代表取締役 イセオサム>

旅は、その土地に暮らす人や物事と関わることでもっと楽しくなる。

このNFTが関わりを生み出すきっかけとなったら嬉しいです。

  • 「KIN-TOWN」第1弾 クリエイタープロフィール

両社は今後、中標津町や紀の川市の関係人口の創出や生産者と応援しあえる関係性の構築や深化に取り組み、NFTを通して中長期的かつ持続可能な地方創生への貢献を進めていきます。

(※1)一般社団法人みらい創造なかしべつ(本社:北海道標津郡中標津町、代表:竹下耕介、以下「みらい創造なかしべつ」)は、北海道中標津町で地域と人を繋ぐコワーキングスペース「milk」を運営しています。

(※2)株式会社CASEは、和歌山県紀の川市で地域活性化企業人として活躍しています。

(※3)「SAGOJOの旅人」は、スキルや個性を活かして旅先で「シゴト」ができる「すごい旅人求人サイト SAGOJO」に登録しているメンバーです。

(※4)株式会社SAGOJO調べ。2024年1月25日時点。

(※5)紀の川の「バーチャルご近所(ネイバーズ)」は、おすそわけをしあうご近所のようなゆるやかなつながりです。活動拠点となるオンラインコミュニティへの参加や、ネイバーズ限定の特典や体験へアクセスできるほか、農家さんからの知恵を受け取ったり、ネイバーズとして紀の川の果物を外部に発信する活動に参加できるコミュニティです。

※表記の金額は、特に記載のある場合を除きすべて税込です。


記事選定/ライター
NFT-TIMES 長尾英太

ブロックチェーン技術記者、長尾といいます。ブロックチェーンについては投資/投機的な観点よりも、技術として未来の社会でどのように取り込まれていくかを中心に発信したいです。最近ではNFTやメタバースなどに注目しています。 1989年11月7日千葉出身。大学卒業後IT企業に入社。2017年にブロックチェーンの技術ライターとして独立。 Twitter
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