conSept合同会社:ブロックチェーンを活用した 舞台芸術支援プラットフォーム【SoThiater】の開発をスタート
conSept合同会社:ブロックチェーンを活用した 舞台芸術支援プラットフォーム【SoThiater】の開発をスタート
サービスのホワイトペーパー(version1.0)を公開
舞台及び映像コンテンツを企画プロデュースするconSept合同会社(東京都渋谷区、代表:宋元燮)は、2024年1月9日(火)に舞台芸術における新たな製作費調達の手法提供とこれに伴う観客の新たな舞台芸術への参加スタイルを提供することを目的としたブロックチェーン・プラットフォーム【SoThiater:ソシアター】の開発スタートを発表しました。
本プロジェクトは2023年12月23日(土)に実施された「大阪関西国際芸術祭 Vol.3」において株式会社アートローグ、独立行政法人日本芸術文化振興会、文化庁が共同主催した初のクリエイティブ産業特化型ビジネスコンテスト【StARTs UPs(スターツアップス)】にて2位入賞(アートローグ賞)となったプロジェクトです。
■SoThiater(ソシアター)とは?
SoThiater(ソシアター)はSociety+Theaterの造語で、演劇やミュージカルなどの舞台芸術が、芸術やエンタメとしてだけでなく、経済的価値のあるものとしてもより広く認知され社会循環の担い手となれるように運営していきたいという思いから名付けました。
■サービス開発の背景
多くの人に耳馴染みのあるブロードウェイ(ニューヨーク)やウェストエンド(ロンドン)は舞台公演が盛んな代表的な都市です。ブロードウェイでは毎年ニューヨーク州の人口の2倍近い人たちが舞台公演を観劇しています。外部からわざわざ観劇にくる人たちもたくさんいるからです。
そんな舞台公演を作るための製作費を、これらの地域では出資者を募って確保することが多いですが、残念ながら現状日本では法的な制限もあってそんな仕組みを作ることが難しく、多くの場合自己資本で実施するか、スポンサーを探すか、製作者同士で持ち寄るか、もしくはなけなしの行政の予算を奪い合うしかない状況です。
生の舞台芸術が総合芸術と呼ばれるのは、ワクワクするエンターテインメントとして、感受性を刺激するアートとして、そして生ならではの実体験として様々な要素がかけ合わさっているからです。ここ日本でも、そんな舞台芸術にもっといろんな人が関わって、いろんな楽しみ方が提供できる最高のジャンルに押し上げるために、リスクばかりに気を取られず、新たなものを生み出すための積極的なチャレンジが許される環境が必要と考えました。
そのために日本ならではの「製作費を調達しにくい」状況を改善する方法としてブロックチェーンを活用した新たな製作費支援プラットフォーム【SoThiater:ソシアター】を立ち上げる準備を進めています。
■サービスの基本となる仕組み
舞台作品における有形資産(大道具、小道具、衣装など)や無形資産(台詞、音、照明など)をトークン化し、その一部を観客が共同所有する形で、観客が擬似的に製作者の一人となれるプラットフォームを開発します。
これによって本当の意味で観客が作品そのものに参加する新たな観劇のスタイルを生み出し、製作された作品の生き様が観客を含めたステークホルダーによって拡大し持続され、共に築かれた舞台芸術の価値が未来へ繋がる仕組みとしていきます。
またこの仕組みの中には、作品が生み出される過程、完成までの過程、観客が作品をフォローし応援する過程など、作品を取り巻くあらゆる活動をトークン化することで見える化を図る仕組みが含まれます。こうしたプロセスの共有によって作品をブラックボックスから解放すると同時に作品の価値を製作者と観客が一体となって押し上げる新たな潮流、コミュニティ形成を行っていきたいと考えています。
仕組みのポイントをプラットフォームへの参加者ごとに簡単にまとめると以下の通りとなります。
・製作者
製作予定の舞台作品に含まれるクリエイティブ要素を分割して、観客を含む外部の支援者に提供し製作費調達の一部とする。
・支援者
製作者から提供されたクリエイティブ要素の一部を所有することで、作品のオーナーの一人となる。
より詳しい情報は下記に公開されているホワイトペーパー(version1.0)をご覧ください。
SoThiater ホワイト・ペーパー(version1.0)
■今後のスケジュール
2024年夏のサービスリリースに向けて詳細なサービス設計とシステムの構築に取り組んでいます。
春頃には製作者向け、観客向けの説明会を実施し、プロットフォームのテストやブラッシュアップにご協力いただける参加者を募集する予定です。
■資金調達
足元のシステム開発と今後のシステム安定、サービス拡充のための資金調達を実施しています。
本プロジェクトにご興味をお持ちの企業様や個人投資家、VC、CVCの皆様のご連絡をお待ちしています(2023年第7回事業再構築補助金にて資金の一部を獲得しています)。
■conSept合同会社について
conSept(コンセプト)は「Simple, Small but Special」を理念に、舞台芸術と映像を中心とする文化コンテンツを社会の様々な接点につなげることを目指して、2017年6月に設立されました。
過去に『いつか〜one fine day』や『アーモンド』などのオリジナル舞台作品が読売演劇大賞にノミネートされたほか、4Kのテレビ番組の製作、オーバー8Kのプラネタリウム向け全天周型映像製作、VR・ARを活用した日本庭園散策アプリの開発などを行っており、2023年には近年人気を集める韓国の舞台作品紹介するK-Theater Licenseサイトの運営も開始しました。
今後もコンテンツの企画プロデュースに限らず、文化芸術にかかわる新たな切り口を見出し裾野を広げていく事に尽力していきたいと考えいます。
■会社概要
会社名:conSept合同会社
代表者:宋元燮
設立:2017年6月12日
事業内容:舞台及び映像コンテンツの企画製作
公式サイト:https://www.consept-s.com
〈本プレスリリースに関するお問い合わせ先〉
conSept合同会社:info@consept-s.com