子ども向けweb3学習プロジェクトにて夏期講習修了NFTを付与する実証実験を実施

子ども向けweb3学習プロジェクトにて夏期講習修了NFTを付与する実証実験を実施

子ども向けweb3学習プロジェクトにて夏期講習修了NFTを付与する実証実験を実施

合同会社暗号屋(代表:紫竹佑騎)がアドバイザーを務める、香港を中心にepis Education Centreを展開するTBX Company Limitedが運営するweb3技術を活用した子ども向け学習プロジェクト「Learning Ecosystem」にて夏期講習を受講した生徒にNFTを付与する実証実験を行いました。

■実証実験した検証項目

①NFTによる認定証の発行・付与

NFTを発行システムのプロトタイプを構築し、子供たちのウォレットにNFTを送付するために必要な業務のTips作成やワークショップを社内向けに実施し、全ての講師がNFTの発行と付与の業務を再現できました。今回の夏期講習では11名に夏期講習受講NFTを付与することに成功しております。また別途、STEAM学習受講生9名にもSTEAM受講NFTを付与し、合計20名の子供たちにNFTを付与しました。

②コミュニティの構築

海外に点在するepis Education Centreの子供たちが交流できるオンラインコミュニティを構築しました。コミュニティ内では行動に応じてコインが獲得できてガチャを回して景品を獲得できる仕組みを実装しました。

③他事業者との協業スキーム

Learning EcosystemのNFT発行システムやコミュニティに他事業者も参加できる仕組みを構築しました。これにより今後、episだけでは提供し得なかった多様な学習のイベントやコンテンツを子供たちに提供できるようになりました。

上記、3つの項目に対して検証を行い実現性、効果、具体性の面で今後、Learning Ecosystemを運用していくに十分な検証結果を得られたことを報告いたします。


■プロジェクトの概要

「Learning Ecosystem」プロジェクトは、生徒に対する価値と認定の形を多様に定義することでこれまでにない新しい形の学習体験を創出することを目的としています。この度、epis Education Centreに在籍する生徒のうち、特定のプロジェクトを修了した生徒に対して、ブロックチェーン技術を活用したNFT(ノンファンジブルトークン)による認定証を発行・付与する実証実験を行いました。

従来、学習塾は子供たちの学習をサポートしますが、価値の認定に関しては試験を行う機関などに委ねられていました。epis Education Centreは子供たちの学力はもちろん、パーソナリティや努力、協力など、画一的な認定システムでは補えない子供たちの潜在的な価値を可視化し、子供たちが自己主権的に自分のポートフォリオを管理して就学や就業などで自身の価値をより明確にアピールできる仕組みを構築することを目的に今回の実証実験に至りました。

またepis Education Centerは海外子女向けの塾を世界8拠点で展開していますが、国内塾と比べて地理的制限がある環境の子供たちに対して、オンライン上でコミュニティを構築し、世界中に点在している日本の子供たちが交流できるシステムを作る必要があったことが、今回のプロジェクトを推進する原動力となっています。

今後、Learning EcosystemはNFTの発行・付与とコミュニティの運営、アライアンスを強化して、さらに高度なサービスと体験の創出に挑んでまいります。


■epis Education Centre 山家氏のコメント

この度の実証実験にて、弊社が目指す自己主権型ポートフォリオと世界中にいる日本の子供たち(海外子女)のコミュニティの実現に大きく近づいたと確信しております。Learning Ecosystemプロジェクトでは、システムを作ることだけでなく、教育の現場で実際にweb3技術を活用することに対して1から仕組みを構築することで、知見のない人でもスムーズにウォレットを作成したりNFTを扱ったりできるよう努めました。今後はコミュニティの活性化や新しい学習機会の創出に向けて邁進します。

■epis Education Centreについて

エピスは、2002年に香港で誕生した海外子女専門の学習塾です。香港には、日本人学校のほか、さまざまな国の教育制度に準じたインターナショナルスクールがあり、多様なバックグラウンドを持つ子どもたちが数多く暮らしています。そのため、香港にはこうした海外子女をサポートする学習塾が数多くあり、エピスはこれらと切磋琢磨する中で海外子女教育に関するノウハウを培ってきました。

現在、香港2教室(香港島・九龍半島)、中国・深圳と蘇州、そしてオーストラリア・シドニー、メルボルン、ブリスベン、インド・グルガオンの8教室に年長〜高校3年生まで多数の子どもたちが在籍しています。私たちはこうした海外子女の教育に携わるにあたって「我々が指導している子どもたちは、未来の日本、そして世界を担う貴重な存在である」ということを常に念頭に置いています。

■合同会社暗号屋について

暗号屋は福岡と東京をベースに、ブロックチェーン技術が拓く、新しい経済活動を産み出し社会実装する為に創られた技術組織です。当社はブロックチェーン技術が普及する事による「あたらしいインターネット時代」の到来に熱狂し、様々な問題解決を行うことに注力しています。ブロックチェーンのメリットを最大限活用したプロダクトを創るにはその思想の理解と幅広い技術選定の知識が必要不可欠です。当社はその課題に対して仮説を立て、実験を行いながら新しい価値の創造に取り組んでいます。

【会社概要】

名称:合同会社暗号屋

所在地:福岡県福岡市中央区

代表者:紫竹佑騎

設立:2019年2月

https://www.ango-ya.org

【本リリースに関するお問い合わせ先】

合同会社暗号屋 広報部

e-mail:pr@ango-ya.org


記事選定/ライター
NFT-TIMES 長尾英太

ブロックチェーン技術記者、長尾といいます。ブロックチェーンについては投資/投機的な観点よりも、技術として未来の社会でどのように取り込まれていくかを中心に発信したいです。最近ではNFTやメタバースなどに注目しています。 1989年11月7日千葉出身。大学卒業後IT企業に入社。2017年にブロックチェーンの技術ライターとして独立。 Twitter
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