NonEntropy Japan のNFTニュース|マイクロソフト社「Microsoft for Startups」に採択

NonEntropy Japan のNFTニュース|マイクロソフト社「Microsoft for Startups」に採択

NonEntropy Japan のNFTニュース|マイクロソフト社「Microsoft for Startups」に採択

「世界のすべてをデジタル保存する」というスローガンのもと、Web3.0社会のインフラを担う分散型ストレージ事業を展開するNonEntropy Japan株式会社(ノンエントロピー ジャパン、本社:東京都千代田区、代表取締役 西村拓生、以下 当社)は、2022年1月よりマイクロソフト コーポレーション(本社:米国ワシントン州、マイクロソフト社)が提供する、スタートアップ支援プログラム「Microsoft for Startups」に採択されたことをお知らせいたします。

■採択の背景
NonEntropy Japanでは、従来のストレージ(クラウドを含む)とIPFS・Filecoin分散ストレージを活用したデジタルアーカイブサービスを提供しています。マイクロソフト社が提供するAzureとの連携により、Web3.0社会に適応したストレージソリューションの提供を目指します。

世界のクラブミュージックファンに提供する『Discover feed』β版を2021年12月より提供を開始しており、メタバース空間の3DCGデータ、販売するNFT (Non Fungible Token:非代替性トークン)のコンテンツデータは全てIPFS およびFilecoin分散ストレージによってセキュアなデジタルアーカイブを実現する当社サービス「IPFS SOUKO」にて分散保存を行い、データの消失、改ざんを防ぎます。

■メタバース空間でクラブミュージック支援する『Discover feed』β版とは
世界で注目されているメタバース空間(仮想現実空間)内でクラブミュージックの版権や、参加するDJのアバターが身につけるアイテムをNFT化して販売することで、クラブミュージック支援するサービスです。Discover feedの運営は、世界14カ国で展開されるGirls DJのランキングサイト『DJanemag』の運営、DJスクールの運営を手掛けるDiscover Feed株式会社(東京都港区、代表取締役 渋谷幸史 旧社名RAVE ASIA JAPAN株式会社、以下 DF社)が運営主体として展開し、当社はDF社との提携のもと、プラットフォームの提供ならびにシステム運用、メタバース空間のVRデータやNFTコンテンツデータの制作及びデータ保管を行います。DF社では、クラブミュージック専門メディアであるイスラエル・WeRaveYou Limited社と事業提携し、世界のTop DJの本事業への参加を募っています。すでにサイケデリックトランスシーンをリードするイスラエルのDJユニットであるVINI VICIや、オランダが世界に誇るプログレッシブ・ハウス系DJ/プロデューサーであるDANNIC など9名のTop DJが参加しています。各DJはDiscover feedにてプレイ動画の配信を行う他、新曲の制作過程を30日間記録し、その1日ごとの素材をNFT化し、販売します。この制作過程のNFT『Production Process 30Days』の販売は2021年12月末より開始しています。

メタバース空間の3Dデータの制作にあたっては、メタバース空間創造を世界150カ国以上で展開する3次元スキャン技術専門企業である米国・Matterport社のプラットフォームを採用し、東京・六本木のナイトクラブSEL OCTAGON TOKYOと東京・渋谷のナイトクラブCLUB CAMELOTの店内を3Dでスキャン・データ化を行い、リアルな空間とメタバース空間が融合する“デジタルツイン”を実現いたしました。

2022年4月上旬に予定している正式サービス開始に向け、アバターの機能強化、メタバース空間内でのエフェクト効果の開発、世界的に著名なナイトクラブのメタバース化などを行ってまいります。

メタバース・クラブミュージック空間『Discover feed』β版 イメージ

 

■NFTをIPFS/Filecoinで保存する意義
NFTは、その唯一性をブロックチェーンにより保証しますが、そのコンテンツデータをデジタル空間において保護するためには、1)唯一性、2)非改竄証明、3)存在証明の3点が必要となります。現在のNFTは1)唯一性を保証しているのみで、2)と3)については、その機能を持っていません。IPFS/Filecoinでは、分散保存されたコンテンツが固有のID(CID)を持ち、事実上改ざんが不可能であるため、2)の非改竄証明、3)の存在証明が可能であり、プラットフォームに依存せずに恒久的なデータ保存が可能となります。

■ IPFS SOUKO
IPFS SOUKOは、従来のストレージ(クラウドを含む)とIPFS・Filecoin分散ストレージの間のデータのアップロードとダウンロードをスムーズに行うことができるデジタルアーカイブサービスです。シンプルなUI・UXにより、最先端の技術であるIPFSおよびFilecoinに精通していない人材でも、気軽に自分の持つデータを、IPFSおよびFilecoinの分散ストレージに保存したり(アップロード)、取り出したり(ダウンロード)することが可能です。IPFS SOUKOに関する詳細は下記にてご覧いただけます。

https://nonentropy.jp/about-services/
 

 


記事選定/ライター
NFT-TIMES 長尾英太

ブロックチェーン技術記者、長尾といいます。ブロックチェーンについては投資/投機的な観点よりも、技術として未来の社会でどのように取り込まれていくかを中心に発信したいです。最近ではNFTやメタバースなどに注目しています。 1989年11月7日千葉出身。大学卒業後IT企業に入社。2017年にブロックチェーンの技術ライターとして独立。 Twitter
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