NFTで国境を超えた雇用を創出。麺食が「キャリア証明書」の発行を通じて、個人の成長を促進し、企業認知の向上を目指す。

NFTで国境を超えた雇用を創出。麺食が「キャリア証明書」の発行を通じて、個人の成長を促進し、企業認知の向上を目指す。

NFTで国境を超えた雇用を創出。麺食が「キャリア証明書」の発行を通じて、個人の成長を促進し、企業認知の向上を目指す。

従来ブラックボックス化されてきた、海外人材の日本国内におけるキャリアの歩みをNFTで可視化。職歴を個人に還元し、個人と企業、そして国の持続的成長を実現する「人材環流エコシステム」の形成を目指す。

国境を越えたグローバルな採用支援を行うフォースバレー・コンシェルジュ株式会社(本社:東京都千代田区、 代表取締役社長:柴崎洋平、 以下 フォースバレー)と、「喜多方ラーメン坂内」のFC事業を展開する株式会社麺食(本社:東京都品川区、代表取締役社長:中原誠、以下 麺食)、ブロックチェーン技術を活用した採用支援事業「sakazuki」を展開する株式会社PitPa(本社:東京都渋谷区、 代表取締役:石部達也、 以下 PitPa)は、海外人材の採用・キャリア開発支援を目的に、NFTとVC(Verifiable Credentials)を活用した「キャリア証明書」の発行を開始しました。

「キャリア証明書」を活用し、喜多方ラーメン坂内で働いた実績や身につけたスキルを個人に還元することで、帰国後のキャリアアップ(フランチャイズ店舗の立ち上げ、個人店の開業など)に活用することができます。

今回は、ネパールの私立大学「Mid-Valley International College(以下 ミッドバレー)」が開講した日本就職コース「Connect Job Class」を2022年に修了し、2023年4月に麺食に入社したネパール人卒業生に対して、各機関・企業から「学位」と「職歴」に関する証明書が発行されました。

 

▼(左)ミッドバレーが発行した学位証明書、(右) 麺食が発行したキャリア証明書 

本証明書は、国際技術標準化団体のW3Cが提唱する「Verifiable Credentials(VC)」の規格に準拠した形で発行しており、第三者がその発行者に問い合わせることなく情報の真正性を検証でき、リファレンスチェックのコストを圧倒的に下げることができます。

 

麺食は、今後も「キャリア証明書」の発行を通じて海外人材のキャリアを支援するとともに、海外人材と日本企業との関係性をより強固なものにし、世界に誇る「人材環流エコシステム」の構築を目指します。

 

  • 本件における3つのポイント

1.海外大学がデジタル学位証明書を発行し、日本国内での雇用を生んだ世界初のクロスボーダー事例

デジタル学位証明書により海外大学での教育実績が評価された結果、日本企業で正社員として登用された人材としては世界初の事例となります。

 

2.日本企業に人材を輩出した海外の教育機関に対し「育成還元金」を提供

ミッドバレーが人材を育成し、麺食での雇用に繋がったとして、フォースバレーからミッドバレーに対して「育成還元金」が提供される予定です。

 

3.「キャリア証明書」の発行を通じて、個人と企業、そして国の持続可能な成長を実現する「人材環流エコシステム」を形成

「キャリア証明書」を活用した採用・雇用支援、そしてキャリア開発環境を整備することで海外人材の活躍を促すと共に、日本から帰国した還流人材との協業機会を創出するなど、あらゆる人材が活躍できるエコシステムの構築を目指します。

 

  • 海外人材に対し、NFTとVCを活用した「キャリア証明書」を発行する3つの理由

①個人と企業が、国境を跨いでアイデンティティを管理・検証できる

「キャリア証明書」にNFTとVCを活用することによって、海外人材の学歴やキャリアに関する情報をオンライン上で検証できるようになります。その結果、企業側は証明書の発行元に確認を依頼する必要がなく、その真正性をすぐに検証でき、採用プロセスの効率化を図ることができます。また個人としても、MetaMaskなどの暗号資産ウォレットや、NFTマーケットプレイス「OpenSea」上などでアイデンティティを管理でき、グローバル規模で自身の実績を活用できるようになります。

 

②職歴を蓄積・可視化し、海外人材のキャリア支援に繋げることができる

従来、海外人材が日本企業で得たキャリアはブラックボックス化され、その後のフォローアップを十分に行うには課題がありました。そこで、DID(※)に紐づけた「キャリア証明書」で職歴を蓄積・可視化することで、海外人材のキャリアを支援できるようになります。さらに、この仕組みによって、彼らが帰国後に自身の実績を活かすことが可能となり、国の経済発展に貢献できる「人材環流システム」の構築を目指すことができます。

 

※DID(Decentralized Identifier)とは、ブロックチェーンなどの暗号技術を用いることにより、一切の組織または政府から独立してユーザーが作成、所有、管理できるIDのこと

 

③海外人材に対する企業ブランディングの向上につながり、優秀な人材を惹きつけることができる

企業側は、採用した海外人材のキャリア形成を支援することで、海外人材に対する企業ブランディングの向上につなげることができます。つまり、「キャリア証明書」を発行することが企業の信頼性を高め、海外人材にとって会社を選ぶインセンティブとなり、グローバル市場での競争力を維持・向上させることが可能となります。

 

【株式会社麺食 代表取締役社長 中原誠 様からのコメント】

喜多方ラーメン坂内の日本国内外への事業展開を主な事業として進めています。事業を推進する過程において、日本を含むグローバルな市場で競争するためには、外国人材との協力が不可欠であることを痛感しています。

その為、当社は、多様なバックグラウンドを持つ人材を採用することで、日本を含むグローバルなマーケットでの競争力を高めています。但し、その過程で問題となってきたのが、外国人材の職歴の確からしさと、当社で得たキャリアの可視化です。今回のフォースバレー・コンシェルジェ株式会社と株式会社PitPaとのNFTとVCを活用したキャリア証明書を通じて、この問題を解決していけると確信しています。

今後とも当社は、外国人材の採用を積極的に推進し、日本人も含む多様な人材を採用することで、グローバルな市場での競争力を高め、成長を続け、当社の理念である”『食を通じた気持ちの温もり』を伝えることで世界中の人々を笑顔にする”の実現に向けて邁進して参ります。

 

  • 個人と企業、そして国の持続可能な成長を実現する「人材環流エコシステム」

フォースバレーとPitPaは2022年より業務提携を行い、世界186ヵ国の地域のグローバル人材を対象にNFT証明書の発行をスタートさせました。その第一弾として、同年12月にはネパール最高学府トリブバン大学と戦略的覚書を締結し、ネパールと日本の両国でNFT証明書の発行を開始しました。今回の、麺食での職歴をNFT証明書で発行した事例は、本プロジェクトの第二弾となります。

 

ネパールは優秀な人材が豊富であるにも関わらず、国内の主要産業が農業やサービス業に限られていることから慢性的に雇用機会が不足しており、生活や子供のために海外へ出稼ぎに行く人材が年々増加していると言われています。そうした海外で経験を積んで帰国する「環流人材」に対してネパール政府は、身につけたスキルや知識を活用することを期待しているものの、帰国後のキャリアに結びついていないことが問題視されています。

 

一方、少子高齢化が進行する日本においては、今後も深刻な人手不足が見込まれます。今後、企業が競争力を維持するためには、国内にとどまらず海外にも視野を広げ、優秀な人材を獲得し、個々の強みや特性、多様性を尊重しながら人材を育成することが必要不可欠です。

 

しかし、求職者が減少し、企業が「選ばれる」側となっている中では、求職者にとって魅力的な労働環境を整える必要があります。特に、自己実現やキャリアアップを求める優秀な求職者ほど、企業の「個人」に投資する姿勢を重視する傾向がますます高くなっています。

 

そこで、個人に働いた功績を還元できる「キャリア証明書」を活用した成長環境を整えることで日本企業での就業インセンティブを高め、海外人材の活躍を促すと共に、還流人材との協業機会を創出するなど、あらゆる人材が活躍できる「人材環流エコシステム」の構築を目指します。

 

今後も、フォースバレー、麺食、PitPaは、世界と日本のより強固な架け橋となる「人材還流エコシステム」の構築を目指し、各国の経済の発展を促しつつ、日本の人材不足や産業界の発展に貢献して参ります。

 

  • フォースバレー・コンシェルジュ株式会社について

フォースバレー・コンシェルジュ株式会社は、世界中の人材と企業を繋ぐ、グローバルな採用支援事業を「Connect Job」のブランド名で展開。自社開発のデータベースには186の国と地域、累計約40万人の人材が登録しており、日本の大手グローバル企業、IT企業を中心に地方・中小企業まで約400 社との取引実績有り。2021年4月には特定技能向けオンラインマッチングプラットフォーム「Connect Job WORKERS」、11月には留学生向けオンラインマッチングプラットフォーム「Connect Study ABROAD」を展開するなど、SaaS領域でもサービスを拡充しています。また、経済産業省・沖縄県・富山県・静岡県・長野県等、省庁・地方自治体からも事業を受託。雇用不足の国から人材不足が深刻な日本へ優秀な人材を迎え入れ、ビジネスの力で世界中の社会問題の解決に貢献します。

▶︎公式サイト:https://www.4th-valley.com/

 

  • 株式会社麺食について

社名:株式会社麺食

代表:代表取締役社長 中原誠

本社所在地:東京都品川区東大井2-13-8 ケイヒン東大井ビル10F

TEL:03-3298-6161

設立日 :1988年5月

URL:https://ban-nai.com/

資本金:2,500万円         

従業員数:400人 (2023年1月現在)

事業内容:

・「喜多方ラーメン坂内」FC事業展開、FC業務に付随する業務全般

 国内64店舗(直営店22店舗、加盟店42店舗)、海外6店舗

・その他飲食業「そば処 笑庵(しょうあん)」1店舗、スペインバル「Bar de ollaria(バル デ オジャリア)」1店舗、ベトナム料理「ヴェトナムアリス」1店舗、アジア料理店「88 Asia」1店舗の運営

・新業態開発と運営

 

  • 株式会社PitPaについて

社名:株式会社PitPa(ピトパ)

主な事業内容:

・ポッドキャスト制作・マーケティング支援事業「PitPa Creative」

・ブロックチェーンを活用した採用支援事業「sakazuki」

本社所在地:〒150-0042 東京都渋谷区宇田川町15-1 渋谷パルコDGビル

代表者:代表取締​​役社長 石部 達也

設立年月日:2018年5月2日

PitPaは「メディアのあり方を再定義し、持続可能な経済性を提供する」をミッションに、最先端のテクノロジーを活用しながらポッドキャスト制作事業やブロックチェーン事業を展開しています。ブロックチェーン事業では、「会員証NFT」の配布を皮切りに、個人の学歴や職歴、スキルといった人的資本に関わる「キャリア証明書」の発行を通じて「個人」の可能性を最大化し、新たな機会を創出する人材事業にまで発展してきました。今後も、私たちが心から「面白い」と感じたテクノロジーやカルチャーを活用したビジネスの構築を通じて、個人が活躍できる社会の実現に向けて取り組んで参ります。

▶︎公式サイト:https://pitpa.jp/

 

【ブロックチェーンを活用した採用支援事業「sakazuki」について】

sakazuki(サカズキ)は、「キャリア証明書」の発行によって個人の成長を促進し、彼らの人材市場における評価を企業認知度の向上に繋げることで、あらゆる企業を人材輩出企業へと導く人材サービスです。

国籍を問わず求職者から支持される企業を増やし、日本の経済を発展させる。sakazukiは、キャリア証明書を通じて「個」の成長機会を促すことで、その一翼を担うサービスを目指します。

▶︎公式サイト:https://sakazuki.xyz/

 

▼「sakazuki」に関するお問合せはこちらから

・メールアドレス:support@pitpa.jp

・お問合せフォーム:https://blog.pitpa.jp/forms


記事選定/ライター
NFT-TIMES 長尾英太

ブロックチェーン技術記者、長尾といいます。ブロックチェーンについては投資/投機的な観点よりも、技術として未来の社会でどのように取り込まれていくかを中心に発信したいです。最近ではNFTやメタバースなどに注目しています。 1989年11月7日千葉出身。大学卒業後IT企業に入社。2017年にブロックチェーンの技術ライターとして独立。 Twitter
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