世界に向けて、試してあと押し。音楽活動をブロックチェーンでサポートする企画「MUSIC CHAIN」がローンチ。初回の10アーティストに大柴広己、Shin-Skiらが参加

世界に向けて、試してあと押し。音楽活動をブロックチェーンでサポートする企画「MUSIC CHAIN」がローンチ。初回の10アーティストに大柴広己、Shin-Skiらが参加

世界に向けて、試してあと押し。音楽活動をブロックチェーンでサポートする企画「MUSIC CHAIN」がローンチ。初回の10アーティストに大柴広己、Shin-Skiらが参加

日本の音楽シーンをWEB3の領域から世界に展開していくプロジェクト、HIKARI Projectが今回新たにミュージシャンの活動をWEB3領域で後押しする新企画「MUSIC CHAIN」(読み:ミュージック チェーン)を発表。

単に従来どおりの楽曲のNFT販売にとどまらず、ファンや新しい音楽の出会いを探している人たちとのコミュニケーションの醸成の場をつくり、ランキングプログラムを通してWEB3の領域で今後活躍していきたいと考えるミュージシャンのサポートを行っていく。

3月のβバージョンでは音楽シーンで活躍し、この企画に賛同する10組のミュージシャンが参加。「さよならミッドナイト」「ドナーソング」「聖槍爆裂ボーイ」などを代表曲に持つ「もじゃ」こと大柴広己や、くるり、Insight、Funky DL等国内外アーティストのトラック制作/リミックス手掛けるビートメイカーShin-Ski、中国から新進気鋭のバンドMAMAHUHUなどが名前を連ねている。
現在4月度のエントリーを募集しており、以降は国内外、さらには新旧問わずさまざまなミュージシャンやバンドマンらによる熱い戦いが繰り広げられる。

 

▲3月度参加アーティスト▲3月度参加アーティスト

MUSIC CHAINとは

この「MUSIC CHAIN」ではミュージシャンから未発表曲、新曲をエントリーしてもらうことから始まる。エントリー楽曲からランキングに挑戦する楽曲をHIKARI Project側で選び、10点のNFTを無料で作成。ランキングは販売プラットフォームであるOpenSeaにおけるNFT販売個数や、ファンやコミュニティメンバーらによるHIKARI Discord内での毎週の投票アクション、またtwitterでのRetweet数などから算出される。月末の時点でTOPのミュージシャンには賞金が授与され、OpenSeaでの売上の8割はミュージシャンにそのまま還元する仕組み。NFTで販売される楽曲は自ら配信を行い収益化を行っても問題ない。

 

▲現在4月度エントリーを募集している▲現在4月度エントリーを募集している

ミュージシャンとの取り組みとねらい

ミュージシャンは楽曲をエントリーするだけでその他にリスクなくこの企画にチャレンジすることができる。NFTがどのように販売され、どのように楽しまれ、何に課題があるのかをミュージシャンとそのファンに体感してもらうことできる。その上でブロックチェーンという技術を使ってファンとどうやって音楽活動を楽しむのか、またどうやって新たなファン層を取り込むのかといった世界的な課題にミュージシャンと一緒に取り組んでいく施策となっている。

今後のスケジュールと展開

「MUSIC CHAIN」は3月1日からこの企画に賛同する10組のミュージシャンに協力を募り提供された楽曲をもとにβバージョンとして稼働する。もちろんNFTの販売、月間TOPミュージシャンへの賞金付与なども行われるだけでなくWEB3ならではのプロモーション方法をいち早く体験してもらいフィードバックが行われよりよい施策を作り上げていく。

 

このような企画を通してWEB3の可能性をまずミュージシャンとそのファンに感じてもらい、音楽に興味を持つ参加者が多いDiscordコミュニティのメンバーらも相まって音楽を楽しみミュージシャンを応援していくといった新しい音楽の楽しみ方を生み出したいと考えている。

WEB3とは
そもそも「WEB3」とはブロックチェーンという「分散型台帳技術」とよばれる技術を根幹とし、仮想通貨やNFT、スマートコントラクトなどのサービス・システムが生み出され従来の「中央集権的」なサービスから「非中央集権的」なものに置き換わる概念の総称として使われていることば。これまでインフラやエンタメなどでも多くのWEBプロジェクト企画が生み出されており、音楽業界もさまざまな実証実験が行われている。

 
業界の現状とチャレンジ
ただし、少なくとも日本の音楽業界ではミュージシャンもファンも、関係者ですらブロックチェーンを軸としたWEB3という概念そのものに対する認知度が少なく、またNFTそのものに対する印象もそこまで良いものではない。そこでHIKARI ProjectではNFTによる作品リリースを企画の軸にするのではなく、あくまでも「ブロックチェーン」という技術をミュージシャンが今後の音楽活動においてどのように利用できるのか、という実証実験を主眼においた企画を展開していく。そのためにはミュージシャンや関係者にとってデメリットがなるべく少なく、またミュージシャンのファンやそれ以外の音楽ファン、NFTホルダーがどうすれば盛り上がれる場を作れるかを第一に考えた作りとなっている。

 
HIKARI Projectとは
日本の音楽シーンをWEB3の領域から世界に展開していくプロジェクト。2022年秋からその活動を開始し、アニソンシンガー・黒崎真音、ビートボクサー・REATMO(リトモ)とMC/プロデューサー・SHING02のコラボ楽曲を次々に打ち出し独自の展開を行っている。本社はシンガポールにあるが、ワールドワイドに展開しており、日本での展開はインディーズ音楽シーンの雄・バッドニュースと音源制作会社・株式会社hakuchoがサポートしている。

 

HIKARI HP:https://www.hikarimeta.xyz/

HIKARI Discord:https://discord.com/invite/hikarimusicnft

 

MUSIC CHAIN 3月度エントリー楽曲

手 / 大柴広己
Sensual Dark Beloow / MIYA
Goodnight / MAMAHUHU
all green / Hikaru Hibiki
Night Lighter / Shin-Ski
Trip to nowhere(Demo Edit) / DJ Ryow a.k.a. Smooth Current
Meth / LO$CAT
undead 1/4 / DJ KKK aka Bugsy
Turbulent Moods / thConexion
DEWFALL / ilyons

OpenSea:https://opensea.io/ja/collection/hikari-music-chain


記事選定/ライター
NFT-TIMES 長尾英太

ブロックチェーン技術記者、長尾といいます。ブロックチェーンについては投資/投機的な観点よりも、技術として未来の社会でどのように取り込まれていくかを中心に発信したいです。最近ではNFTやメタバースなどに注目しています。 1989年11月7日千葉出身。大学卒業後IT企業に入社。2017年にブロックチェーンの技術ライターとして独立。 Twitter
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