• 2.5次元イラストレーターという新しい取り組み

　AIの成長は人間の生活に利便性をもたらしてくれますが、同時に、人間の仕事がAIに奪われるという声や反発もいまだ根強くあります。AIによって人間の業務は現場から管理に移行していたり、将棋やチェスといった世界でも既にAIの台頭が目覚ましいのは周知の事実です。
　同様の声はクリエイター業界でも以前から多くあります。AIが成長したらイラストレーターは不要になるだろう――と。
　果たして、本当にそうなのでしょうか。 
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　6月24日、NFTマーケットプレイス「HINATA」にてデビューしたのは、イラスト生成AIとイラストレーター、両極の存在が融合した『”2.5次元”イラストレーター』ユニットAiHisとAiSheの2人です。
　彼らはAIが生成したイラストをもとにリライティングしたり、あるいは描写が不足している部分を補強することで作品を創り上げていきます。
　それは決してAIを利用して楽に作品を作るということではなく、あくまで『AIが何を描きたかったのか』を汲み取り、歩み寄って形にする作業です。そうして創り上げた作品はAIとの合作であることを公表することが、2人の活動コンセプトであり、AIに対するリスペクトの表れに繋がります。

AIが生成した画像（左）と、AI画像をもとにリライトした作品（右）

　AIが生成するイラストは常識にとらわれないイマジネーションに満ちている反面、キャラクターの描写が歪んでしまうなど多くの致命的な欠点があります。そのため、作品として形にするためには、不完全な描写からでも情報を補完し完成形を推測することのできる『人間の想像力』が必要不可欠です。AIと合作は常識にとらわれないAIの発想をもとに、新たなクリエイティブ活動を楽しむことができます。

　AIの成長を恐れるのではなく、むしろAIと共に創作する楽しみがもっと多くの人に広がってほしい。
　「HINATA」での活動を通して”2.5次元”クリエイターという概念の普及を目指したい、と語る2人の今後の活動にご注目ください。

・2.5次元イラストレーター特集記事（https://www.official.hinata-nft.com/ai_illustrator/）
・AiHis　作品一覧（https://hinata-nft.com/creators/aihis）
・AiShe　作品一覧（https://hinata-nft.com/creators/aishe）
 

• なぜHINATAを選ぶのか　～2.5次元イラストレーター×京友禅～

　「HINATA」では、コラボレーションによる新たなクリエイティブの発露や、ジャンルを超えたコミュニティ構築を目指し、各クリエイターに様々なコラボレーションをご提案しております。
　今回は京友禅と2.5次元イラストレーターとのコラボが実現することにより、伝統工芸とポップアートとの融合の新たな可能性が見える事例となりました。