ホロラボ、名護スマートシティ推進協議会と共にモビリティ人材育成事業参画

ホロラボ、名護スマートシティ推進協議会と共にモビリティ人材育成事業参画

名護市の交通課題解決に向けた人材育成事業開始

株式会社ホロラボは、名護スマートシティ推進協議会やKPMGコンサルティングなどと共に、名護市の地域交通課題解決を目指すモビリティ人材育成事業に参画します。この事業は、国土交通省の支援を受け、地域公共交通のリ・デザインを推進することを目的としています。具体的には、講義やワークショップを通じて、交通課題の解決に向けたアイディアを共創し、XR技術を活用して新たなモビリティサービスの導入を図ります。名護市の企業との知見共有を通じて、持続可能な活動基盤の創出も目指します。

この記事の要約

  • ホロラボが名護市の交通課題解決に参画
  • モビリティ人材育成事業を実施予定
  • XR技術を活用した新サービス創出
この取り組みは非常に意義深いと思います。地域の交通課題を解決するために必要な人材を育成することで、名護市の未来がより良いものになると確信しています。特にXR技術を活用することで、実際の課題に対する革新的な解決策が生まれる可能性が高まります。地域企業との連携も強化され、持続可能な発展が期待できるでしょう。
XRデジタルツインtorinomeを使ったワークショップのイメージ

株式会社ホロラボ(本社:東京都品川区、代表取締役CEO:中村 薫、以下「ホロラボ」)は、一般社団法人名護スマートシティ推進協議会(所在地:沖縄県名護市、代表理事:林 優子、以下、名護スマートシティ推進協議会)および、KPMGコンサルティング株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長 兼 CEO:宮原 正弘、以下、KPMGコンサルティング)、株式会社PUREWORKS(本社:東京都港区、代表取締役:古尾谷 宗一郎、以下PUREWORKS)、株式会社MEDIAFLAG(本社:沖縄県名護市、代表取締役社長:内添 正伸、以下MEDIAFLAG)とともに、「名護市の地域交通課題解決を担うモビリティ人材育成事業」に参画します。

「モビリティ人材育成事業」は、国土交通省が支援する「共創・MaaS実証プロジェクト」(令和6年度)の一環で、地域公共交通のリ・デザインを推進するため、交通に関する知見、データ活用のノウハウ、多様な関係者とのコーディネートを推進するスキルを活用しながら、地域の交通が目指すべき姿の実現に向けて、主体的かつ継続的に取り組む人材を育成する事業です。本年9月に、名護市の地域交通課題解決を担うモビリティ人材育成事業として、名護スマートシティ推進協議会が受託しました。

本事業では、名護市における公共交通に関する課題や全国各地に導入されている最新のモビリティの理解促進のための講義、および課題解決のためのアイディアを共創するワークショップ(WS)を実施します。現実世界とデジタルな仮想世界を融合させるXR技術(現実世界と仮想世界を融合させる技術の総称)を活用し、公共交通空白地域をはじめとする交通課題地域における新たなモビリティサービスの導入や交通手段相互の効果的な連携方法などについて、コンソーシアムに参画している事業者と、地元の将来を担う世代の学生とが共創して課題解決のための事業案やビジネスモデル案を作成します。また、本事業を通じて名護市に拠点を持つ企業とXR技術、WS運営に関する知見を共有し、本事業終了後も地元企業が主導となって活動が継続できる基盤の創出につなげます。

ホロラボは、名護スマートシティコンソーシアムの掲げる「人や企業がつなぎ・創るあたらしいまちづくりの姿”TSUNAGU CITY”を体現する」という理念に賛同し、「名護スマートシティコンソーシアム」に加入いたしました。今後、名護の市民・地場企業・大学などと連携しながら、ホロラボの得意とする3DやXR技術を活用し、名護の地域課題解決に取り組んでまいります。

WSでは、 ホロラボの提供するXRデジタルツインプラットフォーム torinome (トライノーム)を活用します。Webアプリケーションとしてブラウザで動作するtorinome Webは、国土交通省が推進するProject PLATEAUで整備、提供される3D都市モデルを始めとして、その他にも多様な形式のGIS、画像、動画、3Dモデルを3Dの地球儀上に重畳表示ができるため、参加者はtorinomeを参照しながら議論を深め、その場で意見やアイディアを地図上に残していくことが可能になります。また、検討したアイディアは、torinome AR(iPadアプリ)を使って現実世界のその場所へ実物大サイズでAR表示しながら検証することができます。torinome Webの地図と現実の位置が自動でリンクするデジタルツインを実現しているため、現実世界での手動での位置合わせは不要です。

【名護市の地域交通課題解決を担うモビリティ人材育成事業 概要】

事業主体者および主な役割:

名護スマートシティ推進協議会:全体管理

KPMGコンサルティング:講義・WS企画

ホロラボ:XRデジタルツインプラットフォーム提供、WS企画支援、ナレッジトランスファー

MEDIAFLAGWS:企画・運営

PUREWORKS:CG制作

人材育成の対象:沖縄県名護市所在の地元事業者、名護スマートシティコンソーシアムの会員事業者、名護市内在学の学生を想定

習得するスキル:交通に関する知見・コーディネートスキル

想定育成人数:30人程度

講義およびWSのテーマ(予定)

講義

WS

第1回

・名護市の地域公共交通の課題と解決に向けた方針に関して

・自動運転、次世代モビリティ等の動向・知見

 に関して

・名護市における地域公共交通の課題と解決するエリアの検討

・名護市の交通課題エリアにフィットするモビリティ施策案等の検討

第2回

・第1回WSのアウトプット(将来のモビリティ・施設案)をXR可視化

  

第1回WSのアウトプットをXR・タブレット端末を用いて現地で確認、XR体験を通じた気づき(モビリティの地域へのフィット感など)の共有

第3回

・ビジネスモデル作成に関して

名護市におけるモビリティビジネスモデルの作成

 主たる活動拠点:Nago Acceleration Garage」(KPMGコンサルティング オープンイノベーションセンター)

本事業の全体イメージ

一般社団法人名護スマートシティ推進協議会について
一般社団法人名護スマートシティ推進協議会は、官民連携や先端技術を活用して地域課題解決やまちの魅力向上を図る「スマートシティ名護モデル」を創出・発信し、「響鳴都市」名護の実現を目指して2023年1月16日に設立されました。事業内容は、名護市のスマートシティ事業推進と地域連携、名護スマートシティコンソーシアムの構築・運用、地域企業・人材育成と先進企業や行政との関係構築、そしてそれらに附帯・関連する事業です。

株式会社MEDIAFLAGについて
MEDIAFLAGはインパクトホールディングス株式会社(旧:株式会社メディアフラッグ)の完全子会社として2012年10月に設立以来、沖縄県で約10年間BPOセンターとして覆面調査をはじめ、アンケート調査、ラウンダー、推奨販売等、フィールドマーケティングのバックオフィスを担ってきました。また、2021年8月には福岡オフィスを開設し、インパクトホールディングスグループが提供しているフィールドマーケティングソリューション、IoTデジタルサイネージを沖縄・九州エリアにて展開。当社独自の事業として、リゾートバイトに特化したマッチングサイト 「Resort Channel」 の運営も行っており、バックオフィスで培ってきたノウハウを活かしながら多角的に事業展開しています。

株式会社PUREWORKSについて
PUREWORKSはシステム開発などのテクノロジー事業、ホームページ・映像・CG・デザインなどのクリエイティブ事業、BPO(ビジネスプロセスアウトソーシング)事業、物流会社(子会社)による物流事業とグループ全体で幅広い業務領域をカバーし、お客様の事業コンシェルジュとして、ワンストップでビジネスの成長を支えています。

また東京、沖縄など多拠点展開により、ニアショアによる時差のないサービスの提供とBCP対策として災害時のお客様ビジネスの継続を支援しています。

KPMGコンサルティングについて
KPMGコンサルティングは、KPMGインターナショナルのメンバーファームとして、ビジネストランスフォーメーション(事業変革)、テクノロジートランスフォーメーション、リスク&コンプライアンスの3分野から企業を支援するコンサルティングファームです。戦略策定、組織・人事マネジメント、デジタルトランスフォーメーション、ガバナンス、リスクマネジメントなどの専門知識と豊富な経験を持つコンサルタントが在籍し、金融、保険、製造、自動車、製薬・ヘルスケア、エネルギー、情報通信・メディア、サービス、パブリックセクターなどのインダストリーに対し、幅広いコンサルティングサービスを提供しています。

株式会社ホロラボについて

ホロラボはAR/VRなどのXR技術と、BIM/フォトグラメトリや3D都市モデルなど3D空間データや技術とそれらが生み出す新しい体験をテーマにしたテクノロジー集団です。目の前のWowな体験からまちづくりDXにおける都市のデジタルツインに至る、広がりゆく領域の最先端を常に学び、広く世の中の皆さんに発信、共に楽しみます。

正式名:株式会社ホロラボ

英語名:HoloLab Inc.
所在地:〒141-0031 東京都品川区西五反田8-3-6
資本金: 93,940,000円
代表者:中村薫 (代表取締役CEO)
設立日:2017年1月18日
ウェブ:https://hololab.co.jp/

記事選定/ライター
NFT-TIMES 長尾英太

ブロックチェーン技術記者、長尾といいます。ブロックチェーンについては投資/投機的な観点よりも、技術として未来の社会でどのように取り込まれていくかを中心に発信したいです。最近ではNFTやメタバースなどに注目しています。 1989年11月7日千葉出身。大学卒業後IT企業に入社。2017年にブロックチェーンの技術ライターとして独立。 Twitter
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