パパゲーノ のNFTニュース|メンタルヘルス×アートNFT事業を展開する新会社「株式会社パパゲーノ」を設立

パパゲーノ のNFTニュース|メンタルヘルス×アートNFT事業を展開する新会社「株式会社パパゲーノ」を設立

パパゲーノ のNFTニュース|メンタルヘルス×アートNFT事業を展開する新会社「株式会社パパゲーノ」を設立

パパゲーノの物語を世界中に届けるプロジェクト「100 Papageno Story」を開始

この度、メンタルヘルス×デジタルアートNFT事業を展開する株式会社パパゲーノ (本社:東京都渋谷区、代表取締役 田中康雅)が2022年3月2日に設立され、事業を開始したことをお知らせします。
株式会社パパゲーノとは

株式会社パパゲーノは、「生きててよかった」と誰もが実感できる社会を目指してメンタルヘルス産業の未来を共創する組織です。パパゲーノの物語を世界中に届けるためのメンタルヘルスアート事業と、法人向けコンサルティング事業を展開します。

メンタルヘルスアート事業については、「100 Papageno Story」というプロジェクト名で、100人のメンタルヘルス不調や精神疾患を体験した方の物語をアート作品を通じて届けていきます。第一弾として精神疾患当事者の作家様、イラストレーター様と共同で絵本の制作プロジェクトを企画しております。
法人向けコンサルティング事業については、2022年4月より4社様と共同でプロジェクトを共創していくことが決まっております。

メンタルヘルスの社会課題

日本の精神疾患を有する総患者数は急激な増加が続いており、平成29年時点で約419.3 万人(入院患者約30.2万人、外来患者約389.1万人)となっています(出所:厚生労働省|平成 29 年患者調査)。また、自殺者数についてもコロナ禍の2020年に11年ぶりに増加に転じて、前年より912人(約4.5%)多い21081人でした。2021年の自殺者数は21,007人となり、前年より74人(約0.4%)減少したものの、女性については2年連続で自殺者数が増加しております。(出所:警視庁|自殺統計)

『精神疾患の有病率等に関する大規模疫学調査研究:世界精神保健日本調査セカンド(川上憲人,2016)』によると、いずれかの精神疾患の生涯有病率はICD-10診断で「22.9%」、DSM-IV診断で「22.7%」であることがわかっており、精神疾患は5人に1人がかかる身近なものと言えます。

一方で、精神疾患や精神科医療へのスティグマ・偏見が、周囲の人に相談したり、カウンセリングを受けたり、医療機関を受診する大きな障壁となっています。その結果、早期に適切なメンタルヘルスケアができておらず重症化することや、精神疾患を経験した方が社会生活に困ることが少なくないのが現状です。

スティグマの解消には、「正しい知識の教育」と「当事者との接触体験」が有効だとCorrigan PW氏らの『Challenging the public stigma of mental illness: a meta-analysis of outcome studies.』にて報告されています。

私たちは精神疾患当事者による物語を込めたアート作品を世界中に届けることで、「当事者との接触体験」を増やしていくことで、社会全体のスティグマを解消し、メンタルヘルスケアを誰もが身近に感じられる社会を目指していきます。

パパゲーノの社名に込められた想い

株式会社パパゲーノの社名は、オペラ『魔笛』の登場人物の名前に由来します。 パパゲーノは愛する人を失い自殺をしようとしますが、最後には生きる選択をします。この物語をもとに、自殺を踏みとどまった人の物語をメディアが伝えることが自殺の予防効果を持つ可能性があるという「パパゲーノ効果」が、2010年にウィーン医科大学のThomas Niederkronthaler (トーマス・ニーデルクローテンターラー) 氏らにより「Role of media reports in completed and prevented suicide:Werther v. Papageno effects」という論文で提唱されています。

株式会社パパゲーノは、さまざまな理由で「生きるのが辛い」と感じても、 似た境遇の人の「生きててよかった物語」に触れることで、誰もが「生きててよかった」と実感できる社会を目指しています。 100人の「生きててよかった物語」を世界中に届けるのが私たちの夢です。

※WHOのガイドラインにて、パパゲーノ効果については下記の通り記載されております。
メディアの責任ある自殺報道の保護的効果は、モーツァルトのオペラ『魔笛』のパパゲーノという登場人物から名前を取って「パパゲーノ効果」として 科学的文献に示されている。パパゲーノは愛する人を失った不安から自殺しようとするが、最後の瞬間に死ぬことをやめ、生きる道を選択する。​(出所:WHO|自殺対策を推進するためにメディア関係者に知ってもらいたい基礎知識2017年最新版)

株式会社パパゲーノの設立背景と今後の展望

私たちは、Web3によって自立分散型組織が活躍しやすいインフラが整うことでメンタルヘルスケアにおける「自助」及び「互助」の取り組みを拡充できると考えております。まずはメンタルヘルス不調や精神疾患当事者のアート作品の企画、制作、販売、NFTの発行、コミュニティの運営を通じて、当事者の視点から自助・互助の取り組みを促進できないかを模索します。
その後も「生きててよかった」と誰もが実感できる社会の実現に向けて「メンタルヘルス×Web3」領域でさまざまな取り組みを実証し、社会実装していきます。

代表プロフィール

株式会社パパゲーノ 代表取締役 田中康雅
慶應義塾大学環境情報学部卒。保健福祉大学大学院ヘルスイノベーション研究科(公衆衛生学専攻)在学中。
株式会社iCAREで企業の健康管理SaaS「Carely」のCS / PMM、株式会社エクサウィザーズで介護AIプロダクト「CareWiz トルト」のPMMを担当。個人でメンタルヘルスに特化したビジネスコンテストやコミュニティを運営。

会社の概要
【会社名】株式会社パパゲーノ
【所在地】東京都渋谷区神宮前六丁目23番4号桑野ビル2階
【設立日】2022年3月2日
【代表者】田中康雅
【資本金】5,000,000円
【HP】https://corp.papageno.co.jp/
【Facebook】https://www.facebook.com/Papagenojp/

本件に関するお問合せ先
メールアドレス:info@papageno.co.jp
担当:株式会社パパゲーノ 代表取締役 田中康雅


記事選定/ライター
NFT-TIMES 長尾英太

ブロックチェーン技術記者、長尾といいます。ブロックチェーンについては投資/投機的な観点よりも、技術として未来の社会でどのように取り込まれていくかを中心に発信したいです。最近ではNFTやメタバースなどに注目しています。 1989年11月7日千葉出身。大学卒業後IT企業に入社。2017年にブロックチェーンの技術ライターとして独立。 Twitter
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