ポニーキャニオン のNFTニュース|XANALIA NFTアートアワーズ2021受賞作品決定!Gold Award(金賞)は、9歳の少年による作品「カワウ型飛行都市」

ポニーキャニオン のNFTニュース|XANALIA NFTアートアワーズ2021受賞作品決定!Gold Award(金賞)は、9歳の少年による作品「カワウ型飛行都市」

ポニーキャニオン のNFTニュース|XANALIA NFTアートアワーズ2021受賞作品決定!Gold Award(金賞)は、9歳の少年による作品「カワウ型飛行都市」

株式会社ポニーキャニオン(本社:東京都港区)のグループ会社で、各種クリエイティブ、WEB関連サービスなどを事業展開する株式会社ポニーキャニオンプランニング(略称:PCP/本社:東京都港区 代表取締役社長:大柳英樹)が、NOBORDER.z FZE(日本名:ノーボーダーズ/以下:NOBORDER.z/代表:RIO TEKESHI KUBO)、株式会社フジランド(代表取締役社長:岡部要一)、株式会社フジクリエイティブコーポレーション(代表取締役社長:前田和也)との共同プロジェクトにより、世界の新しい才能を発掘支援するため実施したNFTアートのコンペティション「XANALIA NFT ART AWARDS 2021」(ザナリア NFTアートアワーズ2021) の審査が完了。
応募総数1248作品、ノミネート作品(一次審査通過)479作品の中から受賞作品を決定しました。

【各賞受賞作品】
Gold Award(金賞):「カワウ型飛行都市 Great cormorant flying city」YUYA
Silver Award(銀賞):「Zeus」Obliraj Krishnaraj ※動画作品
Bronze Award(銅賞):「Square human alpha Rainbow」WINGLAY
入賞:Sayaka「ICE DYE#1 ※動画作品 /ICE DYE ※静止画作品 」
入賞:OfirK_design「In And Out」※動画作品
入賞:/* Evercraft */「/** Maze **/」        
入賞:REIKAJITANI「Independence」「Overcoming.」「fading memories」他
入賞:今野裕結「磁場の拡散(Diffusion of magnetic field)」※静止画&動画作品
入賞:Lightmaru「72 Spirits of Solomon」
入賞:クリッパーズ「シカのマトリョーシカ」※動画作品
津村耕佑特別賞:「skull」T ※動画作品
辻愛沙子特別賞:「To the second Noah in 20XX」T&Kphotounit
アンバサダー特別賞:「ねじねじドーナツ部長の日常」みうらどーなつ
XANALIA特別賞:「The Cat Woman」ERINA MUKAIJO
XANALIA特別賞:「A girl and spirits」HoshiHiro
XANALIA特別賞:「META GIRL」saorikashimura
XANALIA特別賞:「MODEL-typeA-B-C-」Arisa Nakane ※動画作品
XANALIA特別賞:「自己犠牲症候群/Self Sacrifice Syndrome」しののめあや ※動画作品

【受賞作品紹介】
Gold Award(金賞):「カワウ型飛行都市 Great cormorant flying city」YUYA

(応募コメントより)
はじめまして。ぼくは9歳の小学3年生です。ぼくの目は、とても狭い範囲しか見えないため、学校に通ったり、友達と遊んだり、普通の生活を送ることができません。自分の作品も、ほんの一部分しか見えません。でも、鳥や虫や動物が大好きで、自然の中ですごしたり、絵を描いたり、色んな世界を空想することが大好きです。このイベントに参加させていただき、ありがとうございます。よろしくお願いいたします。
大好きな鳥を観察しているときに、イメージが浮かんで描いた作品です。

Silver Award(銀賞):「Zeus」Obliraj Krishnaraj ※動画作品

Bronze Award(銅賞):「Square human alpha Rainbow」WINGLAY

(応募コメントより)
A world of 32×32 pixel art in 256 colors. 32×32ドットの256色の世界。
32×32ドットの256色のキャラクター1万体のピクセルアート

【入賞】
Sayaka「ICE DYE」

OfirK_design「In And Out」※動画作品

/* Evercraft */「/** Maze **/」

REIKAJITANI「Independence」

今野裕結「磁場の拡散」

Lightmaru「72 Spirits of Solomon」

クリッパーズ「シカのマトリョーシカ」※動画作品

【津村耕佑特別賞】
「skull」T ※動画作品

【辻愛沙子特別賞】 
「To the second Noah in 20XX」T&Kphotounit

【アンバサダー特別賞】
「ねじねじドーナツ部長の日常」みうらどーなつ 

【XANALIA特別賞】
「The Cat Woman」ERINA MUKAIJO

「A girl and spirits」HoshiHiro

「META GIRL」saorikashimura

「MODEL-typeA-B-C-」※動画作品 Arisa Nakane

「自己犠牲症候群」※動画作品  しののめあや

  • 審査員総評ほか(※アイウエオ順・敬称略)

河西香奈|KANA KAWANISHI(KANA KAWANISHI GALLERYディレクター/編集者)
玉石混淆の応募作品から選ばれた10点は、NFTアートの持つ懐の深さが反映されたように思う。砂絵の記録映像である《Zeus》や、解けた氷がテキスタイルを染める《ICE DYE#1/ICE DYE》などは、元来は瞬間的な技法が、NFTのエコシステムに投入されることで半永久性を得てマネタイズされ得るというのが面白かった。いざ金賞作品を選ぶとなると、NFTアートならではの必然性には欠けてしまう中で、《カワウ型飛行都市》はクリエイターがのびのび想像力を働かせながら手を動かしている姿が伝わってきて、作家の固有性を感じられる手触りのある作品だった。年齢問わず誰にでも扉が開いているという、NFTアートの良さを思い出させてくれる作品でもあった。

 ◆黒田順子|JUNKO KURODA(デジタルハリウッド大学教授/武蔵野美術大学造形構想学部映像学科非常勤講師/デザイナー)
私はいままでに沢山の作品選考に携わって来ました。アナログの作品とデジタルの作品、2Dの作品と3Dの作品、静止画作品と動画作品。今回審査したNFTアートの作品たちは今までの作品たちとはまた違った魅力を持った作品たちでした。入賞した作品たちは単に絵としての美しさだけではなく、NFTアートとして表現されることによってもたらされる新たな価値観を持っていました。それは圧倒的なパワーで、審査の結果に現れてきています。高く評価させていただいた《カワウ型飛行都市》という作品については、緻密な描きこみがされていて、細かい部分を見ていると、その世界に引き込まれていくようです。全体的なバランスが良く、大きく見えたり小さく見えたり、また形を目で追っていると動いているかのような感覚を覚えます。見るたびに新しい発見があり、ずっと見つめていたくなる不思議なパワーを持った作品であると感じました。とても個性的で魅力的な作品と感じ、この作品を選ばせていただきました。

 ◆津村耕佑|KOSUKE TSUMURA(アートディレクター/ファッションデザイナー/武蔵野美術大学空間演出デザイン学科教授/文化服装学院ファッション工芸専門課程非常勤講師/東京藝術大学美術学部デザイン科非常勤講師)
この審査は個人的な嗜好だけで選ばせてもらいました。それは私がファッションデザイナーである事も関係します。総意とは異なるでしょうがNFTの性質に則った行為ではないかと思ったからです。それはNFTシステム自体がオリジナル作品と考えられ、所有者の満足が価値になるというアートにおいては最もピュアな状況と、延いては美術界からの開放を暗示していると思ったからです。デジタル情報であれば盗用ですらNFT認証は成され、それを裁くのは現行の法律です。唯一性を画像からくみ取る事は困難であり改ざん不可能なのは認証事実だけで作品の複製は可能です。そうであるにも関わらず手法や動機が主な価値基準となればデジタル作品の審査と変わりません。それを避ける方法として自分の直感に頼りました。NFTは始まったばかりのサービスですが、今後はNFTの仕組みをハックし今までのオリジナル神話を無効化する事をもってオリジナルとする作品の出現に期待します。

 *津村耕佑特別賞:「SKULL/T」
私はSKULLという作品にNFTへのアイロニーと同時にファッション特有の反抗のセオリーを感じました。確認不可能なイデアの可視化という不毛さがブロックチェーンのメタファーでもありそれを軽妙な画像で表した心地良い喪失感があります。

 ◆辻 愛沙子|ASAKO TSUJI(株式会社arca CEO / クリエイティブディレクター)
デジタルだからこそ表現できる作品であること、そしてそれに加えて”NFT”ならではの表現であることという観点。そして、作家のアイデンティティやルーツといったその方だからこそ生まれた表現であるという作家性の観点。最後に、ストレートな作品として美しさや面白さという観点。最後に、今回のアワードとしてその作品が受賞する意味や意義という観点。この4つが評価の大きな軸でした。最終の3作品はどれも毛色が違う作品たちで、それぞれの深みが異なるところにあります。そのこと自体も、改めてNFTアートの多様性やこれからの可能性の幅を強く感じる結果だと捉えています。動と静、それぞれの魅せ方の可能性を感じた選考でした。

 *辻愛沙子特別賞:「To the second Noah in 20XX/T&Kphotounit」
今の時代だからこそ生まれた作品という意味において、時間が刻まれるNFTの特性との相性を強く感じました。今現時点での地球をNFT作品として時間と共に残しておく、という点だけでなく、時が経った先の地球とこの作品との関係性を未来まで想像させる余幅がある点も素晴らしいです。地球が分岐点にある、というニュアンスを感じさせる構図や、荒廃した彩度の低い世界感でありながら、中央の白い虎や右上の鳥など、絵としてのメリハリや美しさも相まってクオリティとしても非常に完成度が高い作品です。

 ◆山峰潤也|JUNYA YAMAMINE(キュレーター/一般財団法人東京アートアクセラレーション共同代表)
今日のデジタル領域から新たな問いとなるべき作品が発掘されるべきであるし、また、アートというのであれば、既存の芸術体験を凌駕するものにこそ賛辞を贈りたい。しかし、無数のクリシェの中から、秀でたものを見つける作業は困難を極めた。その中で、サンド・アートという一回性の芸術をNFTにすることで交換可能性を示した《Zeus》や、視覚にハンディキャップのある少年画家による《カワウ型飛行都市》は、従来の制度では見つけることの難しかった才能を発掘することにNFTが寄与したということも含めて賞を送ることとした。既存のシステムの中では困難があったタイプのアートへNFTが寄与する可能性に視点が割かれたとも言える。

*アンバサダー特別賞:「ねじねじドーナツ部長の日常/みうらどーなつ」
今のNFT市場では、pfp(プロフィールアイコン)の存在感が大きいです。本作は、いわゆるpfpとして、特に目を引く作風になっていると感じました。また、クリエイターであるみうらどーなつさん自身も積極的、継続的にNFTコミュニティに関わられています。今後の作品展開にも注目しています。

(アンバサダー IKEHAYA)
 

  • 本イベントについて

コロナ禍の中、一躍脚光を浴びた画期的なイノベーション「NFT」がアートの分野に新たなカルチャーを生みだしました。今イベントは、過去作品発表や活動の場が限られていた「クリエイター」達の才能を埋もれさせることなく、その活動と未来に夢や希望を与えると同時に、誰もが自由にそして気軽にアートを楽しむ体験のきっかけになればと企画開催いたしました。

本アワードは、審査員投票などによって優秀作品を表彰し賞金を授与するという、世界でも類を見ない新たな試み。VRギャラリーでの展覧会やVR表彰式も予定され、上位3作品には、賞金総額18,000ドルがNFT取引の配分金アドバンスとして授与されます。クリエイター(原作者)の原著作権は永続的に保証され、その権利料対価として、1次取引では販売額の50%、2次取引以降は販売額の10%が、NFTマーケットプレイスのシステムにより永続的に仮想通貨ビットコイン(BTC)などで自動配分されます。
 

  • 賞金について

〔AWARD〕
審査員投票によって選ばれたベスト3作品には、下記賞金を副賞として授与します。(法定通貨でのお支払い)

Gold Award 「カワウ型飛行都市 Great cormorant flying city」YUYA US $10,000
Silver Award 「Zeus」Obliraj Krishnaraj US $5,000
Bronze Award 「Square human alpha Rainbow」WINGLAY US $3,000

・当賞金は当該作品のその後の売上(販売益)から権利者に配分する権利料のアドバンス(前渡し金⇒収益保証)とします。もちろん、収益配分金が賞金額を上回った場合は、上回った分をその後、永続的にお支払いします。

・1次オークション、及び、それ以降の永続的な2次取引で販売された場合のクリエイター(原作者)への原著作権料をNFTマーケットプレイスのシステムにより永続的に配分します。
 

  • スケジュールについて

〔今後のスケジュール〕

XANALIAマーケットプレイスにて全ノミネート作品オークション 
https://www.xanalia.com/market
開催中
VRギャラリー(メタバース)での展示、VR表彰式 3月下旬~4月上旬予定
オークション入札締切 ※当初予定より1ヶ月延長となりました 2022年4月30日(土)

 


記事選定/ライター
NFT-TIMES 長尾英太

ブロックチェーン技術記者、長尾といいます。ブロックチェーンについては投資/投機的な観点よりも、技術として未来の社会でどのように取り込まれていくかを中心に発信したいです。最近ではNFTやメタバースなどに注目しています。 1989年11月7日千葉出身。大学卒業後IT企業に入社。2017年にブロックチェーンの技術ライターとして独立。 Twitter
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