HOUSEIのグループ会社がデジタル資産分野に参入

HOUSEIのグループ会社がデジタル資産分野に参入

HOUSEIのグループ会社がデジタル資産分野に参入

アート作品取引の新しいビジネスモデルを試行へ

大手メディアのITシステムを手掛けるHOUSEI株式会社(以下HOUSEI、本社:東京都新宿区、代表取締役社長:管 祥紅)のグループ会社の方正環球科技有限公司(Founder Global Technology Co. Ltd. 以下HOUSEI香港)は、香港でデジタル資産の分野に正式に参入します。HOUSEI香港と明畫廊(Ming Gallery)、Chain 4 Artの3社は共同で物理的な通常のアート作品とブロックチェーン上のデジタル証明書を組み合わせたアート取引を「RWAT (リアルワールドアートトークン)」として開始しました。このビジネスモデルは香港では初の試みであり、最初に取り扱うのは、香港の有名な水墨画家であり、香港芸術家協会の会長である林天興氏のアート作品です。

■背景
HOUSEI香港は、香港内の画廊やギャラリーが持つアート作品のデジタル化の業務を受託しております。近年のNFT(Non-Fungible Token=非代替性トークン)の流れを受け、今回の物理的なアート作品に紐付いたブロックチェーンを用いた証明書発行というビジネスモデルに辿り着きました。

■RWATとは
RWAT は英語の Real World Art Token の略称で、通常の物理的なアート作品取引と、ブロックチェーン上のデジタル証明書(トークン)取引を組み合わせたアート取引です。ブロックチェーン技術を用いることでデータの改ざんや複製を困難にします。

■RWATの仕組み
具体的には、絵画作品の商品形態は「原作」、「サイン入り限定複製版」、「サインなし通常複製版」の3つに分類されます。「原作」をRWAT取引(通常のアート作品取引と、ブロックチェーン上の証明書取引)することで、RWAT コレクターは、「サイン入り限定複製版」とデジタル証明書(トークン)の2つを獲得できます。正規代理店を通して販売される「サインなし通常複製版」が販売される毎に「原作」の知名度や市場価値も拡大し、指定期間内の取引に関してはRWATコレクターにロイヤリティが分配される仕組みとなります。

■RWAT プロジェクト パートナー
「明畫廊」(Ming Gallery)
サルバドール・ダリの彫刻と版画の展覧会を開催した実績のある、香港の有名ギャラリーです。
ウェブサイト: www.ifineart.net.cn/

「Chain 4 Art」
NFT取引会社。新型コロナウイルス感染症の流行中に、チベットの画家のオンラインによるデジタル作品販売を支援した実績を持ちます。
ウェブサイト: www.chain4.art

■方正環球科技有限公司
2004年に香港で設立。2024年にHOUSEIグループ傘下となりました。メディア業界向けのITサービス、顔認証関連のクラウドサービスや、ギャラリーが所有するアート作品のデジタル化を行っています。
ウェブサイト:https://www.foundergt.com.hk/

■HOUSEI
HOUSEIは、DXを実現するパートナーとして、「メディア向け事業・プロフェッショナルサービス事業・プロダクト事業・越境事業」の4つの事業を柱に、日本のDX化を図ります。

HOUSEI株式会社の概要
本社所在地:東京都新宿区津久戸町1番8号神楽坂AKビル9階
代表者:代表取締役社長 管 祥紅
ウェブサイト:https://www.housei-inc.com

HOUSEIはオープンイノベーションに取り組んでおり、 
共同開発・販売代理店を含むパートナーを募集しております。 
 


記事選定/ライター
NFT-TIMES 長尾英太

ブロックチェーン技術記者、長尾といいます。ブロックチェーンについては投資/投機的な観点よりも、技術として未来の社会でどのように取り込まれていくかを中心に発信したいです。最近ではNFTやメタバースなどに注目しています。 1989年11月7日千葉出身。大学卒業後IT企業に入社。2017年にブロックチェーンの技術ライターとして独立。 Twitter
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