株式会社奇兵隊、インドネシアとフィリピンの非営利団体と連携しソーシャルグッドな2つのOpen Townプロジェクトを開始

株式会社奇兵隊、インドネシアとフィリピンの非営利団体と連携しソーシャルグッドな2つのOpen Townプロジェクトを開始

株式会社奇兵隊、インドネシアとフィリピンの非営利団体と連携しソーシャルグッドな2つのOpen Townプロジェクトを開始

NFTアートの収益で、社会的に弱い立場にある人に向けた教育や職業訓練の機会の創出を目指す

株式会社奇兵隊(本社:東京都港区、代表取締役CEO:阿部遼介、以下「奇兵隊」)は、インドネシアとフィリピンで新たな2つのOpen Town*1プロジェクトを実施することを発表しました。Open Townは、Web3(分散型インターネットと呼ばれる次世代のインターネット)」の技術を活用し、資金と応援者を持続的に集めるWeb3型クラウドファンディングサービスです。これまでに海外ではウガンダ共和国(カルング村)、インドネシア共和国(ロンボク島)、そして国内では埼玉県横瀬町など計9つの地域でプロジェクトを実施し、各地域に関連したデジタルアート(NFT*2)の売上収益を使ってまちづくりを実施しています。

新たな2つのOpen Townプロジェクトは、貧困に苦しむ子供たちに教育を提供するためのプロジェクト「Ban Village(バン ビレッジ)」をインドネシアのバリ島で、社会的に弱い立場にある人たちの職業訓練と雇用機会を増やすことを目的としたプロジェクト「Society of Inclusivity(ソサエティオブインクルーシビティ)」をフィリピンで、それぞれ実施します。

1)Ban Villageについて

「Ban Village」は、7歳から19歳までの80人のバリ島の子供たちが、包括的で優れた教育を受けられるようにすることを目的に実施されます。

都市部から離れた山奥にあるBan Village(バン村)の人々は貧しく、多くの住民が子供たちへの教育を望んでいるにもかかわらず、教師一人当たりの月給は$15で、政府からの援助もほとんどなく教育を受けることが困難です。1998年に設立された非営利団体East Bali Poverty Project(イーストバリ貧困プロジェクト)では、学生の教育をサポートするために支援者を募集しており、今回、奇兵隊が提供するWeb3型クラウドファンディングプラットフォーム「Open Town」を活用することを決定しました。

Open Townプロジェクトの売上収益は、現地の教師への給与、遠隔地の学校への交通費、教師と子供たちの学用品、モジュールの作成、資材などの費用に使用されます。

NFTアート「Future Aspirations(フューチャーアスピレーション)」について

Ban Villageでは、NFTアート「Future Aspirations(フューチャーアスピレーション)」が2023年9月20日(水)より公式サイト(https://open-town.org/towns/ban-village)で販売されています。

「Future Aspirations」はバン村の生徒によって制作されました。それぞれの作品には、鮮やかな色彩が使われ、子どもたちの輝く笑顔や青々とした風景が描かれています。

本NFTを保有すると、特典として無料でバン村ツアーを体験することができ、バン村の学校を実際に訪れ、生徒たちと交流できます。

本プロジェクトは、奇兵隊とEast Bali Poverty Projectによって運営されます。詳細は以下をご覧ください。

https://open-town.org/towns/ban-village

NFTアートのサンプル

価格:約5,000円相当/体 

販売枚数:143枚

2) Society of Inclusivityについて

「Society of Inclusivity」は、社会的に弱い立場にある人々の就職率の増加やハンディキャップへの理解を広めるキャンペーンを通じて社会の認識を変え、包括的な社会の持続を促進することを目的としています。

フィリピンの非営利団体Virtualahan Inc.(ビルチュアラハン インク)は、ハンディキャップを持つ人々、一人で子育てをする親、学校に通っていない若者、先住民、更生中の薬物依存者などの社会的に弱い立場にある人々の高い失業率改善に取り組んでいます。これまでに1,124人の卒業生を輩出し、そのうち60%以上が現在雇用されています。Virtualahan Inc.は、卒業生の就職率が70%を達成することを目指しています。

本プロジェクトには、奇兵隊が提供するWeb3型クラウドファンディングプラットフォームOpenTownを活用され、売上収益は、1)学習者の奨学金、2)デバイスを持っていない学習者へのコンピュータ提供、3)ハンディキャップへの理解と、社会の包括性を広めるキャンペーン活動、4) NFTを制作したアーティストへの還元に使われます。

NFTアート「Arts of Inclusivity (Standard/Premium)(アーツオブインクルーシビティ スタンダード/プレミアム)」について

NFTアート「Arts of Inclusivity (Standard) 」「 Arts of Inclusivity (Premium)」はVirtualahan Inc.の卒業生16名によって制作されました。NFTアートではさまざまなハンディキャップを持つ人々や一人で子育てをする親、そして学校に通わない若者、先住民、更生中の薬物依存者が持つ夢や創造性が表現されています。2023年10月18日(水)より公式サイト(https://open-town.org/towns/society-of-inclusivity)で販売されます。

NFTアートのサンプル

Arts of Inclusivity (Standard)      


価格:約4,300円相当/体        

販売枚数:1380枚 

Arts of Inclusivity (Premium)

価格:約47,000円相当/体

販売枚数:10枚

NFTアート「Arts of Inclusivity (Standard/Premium)」を保有する方には以下の特典が付与されます。

  1. ハンディキャップへの理解と包括性に向けたトレーニング(2023年12月開催予定)

    1. ハンディキャップを持つ人々との交流に不安を感じる方向けのトレーニング。 彼らに対しての適切な用語の使用法、生活への理解、彼らを保護する法律、そして効果的な対話方法について学べます。

  2. 基礎的な国際手話(2024年3月開催予定)

    1. ろう者のコミュニティとつながるために、挨拶など基礎的な国際手話を学べます。

  3. 学習者との交流会(オンライン)

    1. オンラインで現地の学習者たちと交流できます。彼らと困難や成功、夢を共有できます。

本プロジェクトは、奇兵隊と、Virtualahan Inc.によって運営されます。詳細は以下をご覧ください。

https://open-town.org/towns/society-of-inclusivity

*1 課題解決を目指す地域のNGOや自治体、企業などがNFTアートを制作・販売することで、クラウドファンディングのように資金を集めることができるサービス

*2 ブロックチェーンの技術で実現されている、代替不可能なデータ  

【奇兵隊について】

奇兵隊は、世界中の境界をなくし、不可能を可能にすることをウェブサービスで実現するグローバル企業です。「Web3」の技術と「社会貢献」を組み合わせ、世界各国のまちづくりのために資金と応援者を持続的に集めるクラウドファンディングサービス「Open Town(オープンタウン)」を運営しています。「Open Town」では、世界各国でその地域で暮らす住民と、NFTの保有者とが共創して「自律したまち」を作ることを目指します。課題解決を目指す地域のNGOや自治体、企業などが主体となってプロジェクトを運営し、その地域独自のコレクティブNFTアートを制作・全世界に向けて販売することで、クラウドファンディングのように資金を集めることが可能です。まちづくりの第一弾は2022年2月にウガンダのカルング村で開始されました。詳細は、https://kiheitai.co.jp/をご覧ください。

【Open Townについて】

「Web3(分散型インターネットと呼ばれる次世代のインターネット)」の技術を活用し、資金と応援者を持続的に集めるWeb3型クラウドファンディングサービスです。これまでに海外ではウガンダ共和国(カルング村)、インドネシア共和国(ロンボク島)、そして国内では埼玉県横瀬町など計9つの地域でプロジェクトを実施し、各地域に関連したデジタルアートの売上収益を使って各地域でまちづくりを実施しています。

また支援者(NFT購入者)へもさまざまな特典を提供しており、集まった資金での『地域のまちづくりの実施』と『支援者(NFT購入者)に対してリワードの提供』を循環させることができます。地域で暮らす住民、NGOや自治体、企業が主体となってプロジェクトを運営することで、世界各国で自律的なまちづくりの実現を目標としています。

OpenTownウェブサイト: https://open-town.org/discover

【East Bali Poverty Projectについて】

イースト・バリ貧困プロジェクト(EBPP)は、1998年にバリ島在住のイギリス人が、孤立した村から助けの要請を受けて設立された非営利団体です。教育における支援からスタートし、今日まで地域の環境や生態系の保護を含めた様々な支援を村の人々に提供しています。

https://www.eastbalipovertyproject.org/


【Virtualahan Inc.について】

Virtualahan Inc.はフィリピンに拠点を置く非営利団体で、ハンディキャップを持つ人々、一人で子育てをする親、学校に通っていない若者、先住民、更生中の薬物依存者といった社会的に弱い立場にある人々の高い失業率改善に取り組んでいます。Virtualahan Inc.は、フィリピンの十大優秀青年団のひとつであり、2023年にインフルエンサーカテゴリーでグローバル・インパクト・ソーシング・アワードを受賞しました。また、創設者のライアン・ガーサバは、国連の持続可能な開発目標を支援する功績による、世界サミット・アワードでの初のフィリピン人受賞者です。

https://virtualahan.com/index.html


記事選定/ライター
NFT-TIMES 長尾英太

ブロックチェーン技術記者、長尾といいます。ブロックチェーンについては投資/投機的な観点よりも、技術として未来の社会でどのように取り込まれていくかを中心に発信したいです。最近ではNFTやメタバースなどに注目しています。 1989年11月7日千葉出身。大学卒業後IT企業に入社。2017年にブロックチェーンの技術ライターとして独立。 Twitter
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