NFTによる参加証明書を、2024年度新設のデータサイエンスコース説明会で受験生に配布

NFTによる参加証明書を、2024年度新設のデータサイエンスコース説明会で受験生に配布

NFTによる参加証明書を、2024年度新設のデータサイエンスコース説明会で受験生に配布

受験資格の証明に新たな試み

聖徳学園中学・高等学校(所在地:東京都武蔵野市、学校長:伊藤正徳)は、2023年7月22日、来年度に新設するデータサイエンスコース(許可申請中)の第1回目となるコース説明会を開催し、参加した受験生にNFT技術を利用したデジタル参加証明書を発行しました。また発行したデジタル参加証明書は、2024年2月に実施する入学試験の出願資格として扱います。

高校入試においてNFTを活用した試みは前例がなく、受験生と保護者にデジタル時代の新しい入試の在り方のひとつとして、教育とテクノロジーを融合した新たな体験を提供します。

(受験生に配布されたデジタル参加証明書)

〇デジタル参加証明書(※同証明書は本校が作成・発行するSBT形式のNFTを用いて提供)

NFT作成:聖徳学園中学・高等学校

証明書キャラクターデザイン:Shikibu World

NFT発行元:聖徳学園中学・高等学校

■デジタル参加証明書を発行した背景と実施理由

聖徳学園中学・高等学校では、2024年度より高校課程の新たな取り組みとしてデータサイエンスコース(認可申請中)を新設します。本コースは、「データサイエンス」「リベラルアーツ」「グローバル」という3つのドメインで構成され、高校1年から統計学を学ぶほか、多種多様なデータ分析のために一部科目を英語イマ―ジョンで実施。文理融合かつ探究型の学びで科学的視点を養いながら、総合型選抜や海外進学をめざすコースとなっています。

本コースのようにデータサイエンスを重視し、高校のコースとして導入するのは稀有な取り組みで、本校が今まで実践してきたカリキュラムや学習内容と異なる部分も多くあります。そのため、入試においても従来の学力試験ではなく、意欲・適性を重視した「探究型データリテラシー試験」と「新思考試験」の2種類の試験を採用します。

こうしたことから、受験生や保護者の方には、聖徳学園の教育やデータサイエンスコースの学習内容、進路指導等を理解した上で受験に臨んでいただきたいため、受験生本人が学校説明会とコース説明会の2つに参加することを受験資格にしました。そして、これら2つの説明会に参加した証明として、NFT技術を用いたデジタル参加証明書を発行し、受験生本人に配布することといたしました。

当日の説明会では、本校生徒が配布を手伝うとともに、受験生や保護者の方に対して、NFTの取得方法について説明を行うなど、在校生も新しいテクノロジーを体験しました。

(本校生徒がNFTの配布や取得方法の説明を担当)

(受験生や保護者にデジタル参加証明書の扱いについて説明)

デジタル参加証明書を担当した及川直之教諭は、NFT活用の経緯やメリットについて、次のようにコメントしています。

聖徳学園中学・高等学校 広報部 及川直之教諭
「データサイエンスコースは新しい取り組みなので、受験生や保護者の方に、教育とテクノロジーで新しい価値を体験してほしいという想いがありました。また本コースは説明会への参加が受験資格になるため、その参加証明をどうするかが課題でしたが、NFTを使うことで、受験生本人の手元に証明書が残り、偽造されたり、紛失したりする心配もないので有効だと考えました。学校側も誰が参加したのか記録がしっかり残り、その管理も手間がかからないのもメリットです。今後は入試の説明会だけでなく、聖徳学園の生徒がNFTを使ってバッジやスタンプを作成できるようにし、生徒たちのポートフォリオのひとつになるような活動もやっていきたいです」。

なお、デジタル参加証明書は、データサイエンスコース説明会(全6回)すべての回で配布します。受験生はそのうちどれか1回参加すれば、デジタル参加証明書を得ることができます。また、データサイエンスコース説明会に参加した受験生が高校説明会に参加をすると、その参加証明書も得ることができます。そのため、すべての説明会に参加する必要はありません。

■第1回聖徳学園データサイエンスコース説明会の様子

7月22日に実施した第1回聖徳学園データサイエンスコース説明会には、多くの受験生と保護者の方に参加いただきました。冒頭、伊藤正徳 学校長より、これから求められる創造力について本校が長年取り組んできたSTEAM教育とグローバル教育について説明したほか、データサイエンスコースについては、その応用領域が人文・社会科学系分野に多く含まれるため文理融合で素養を身につけることの大切であると受験生に語りました。

(第1回聖徳学園データサイエンスコース説明会の様子)

また、データサイエンスコースのリーダーを務めるドゥラゴ英理花教諭からは、本コースの特長やカリキュラム、目指す進路のほか、本校が実践している探究学習なども取り上げ、データを活用しながら学びを深めるプロセスを紹介しました。

説明会の第2部には、青山学院大学中等部 講師兼スタディサプリで「情報」の講師を務める安藤昇氏が登壇。受験生や保護者に生成AIがどのように動くのかデモを披露するとともに、学校の授業におけるAIの活用について紹介いただきました。データサイエンスとAIはつながりが強く、これからの人間はAIとどのように向き合っていくのか、受験生に考える機会を与えてくれました。

■第2回データサイエンスコース説明会を開催
聖徳学園中学・高等学校では、第2回データサイエンスコース説明会を下記の内容で開催します。今回は、英語ネイティブ教員による体験授業が受けられる時間を設けております。受験生、保護者のみなさまのご参加をお待ちしています。

<第2回聖徳学園データサイエンスコース説明会 概要>
実施日:2023年9月9日(土)10:00~11:30(受付9:30より)
場所:聖徳学園中学・高等学校 
   (JR中央線・西武多摩川線 武蔵境駅南口3分)
内容:10:00~ データサイエンスコース説明会
   11:00~ 英語ネイティブ教員によるSDGs探究授業体験
   説明会後~ 個別相談あり
担当:倉田(広報部)
申込期間:2023年8月9日(水)~9月8日(金)12時
申込方法:聖徳学園 高校説明会イベント情報ページ
     https://jsh.shotoku.ed.jp/hs_admission_policy/hs_information/

■学校法人 聖徳学園について
学校法人聖徳学園は、「『考える力』を一生の財産に」を教育理念に、幼稚園、小学校、中学校、高等学校と15年間を一貫した教育を行うことにより「考える力」を育んでいます。目まぐるしく変化する社会の中で、世界を舞台に活躍するための力を、ICT教育・グローバル教育・STEAM教育を軸に実践。日々デジタル化が進む社会において、多様な価値観を受け入れ、国境を超え挑戦できるマインドセットを養います。予測が難しい未来に生きるために、新しい価値を創造できる人間を育成します。

名称 :学校法人聖徳学園(https://www.shotoku.ed.jp/
所在地:東京都武蔵野市境南町2-11-8
代表者: 理事長 岩崎治樹

【本件に関するお問い合せ】
学校法人聖徳学園 担当:倉田(広報部)
TEL:0422-31-5121
メール:jsh_pr@shotoku.ed.jp 


記事選定/ライター
NFT-TIMES 長尾英太

ブロックチェーン技術記者、長尾といいます。ブロックチェーンについては投資/投機的な観点よりも、技術として未来の社会でどのように取り込まれていくかを中心に発信したいです。最近ではNFTやメタバースなどに注目しています。 1989年11月7日千葉出身。大学卒業後IT企業に入社。2017年にブロックチェーンの技術ライターとして独立。 Twitter
ページトップへ