web3時代のクラウドファンディング!盆栽のパトロンNFTが初日で年内目標の80%達成!パトロンの支援で展示会を目指す!

web3時代のクラウドファンディング!盆栽のパトロンNFTが初日で年内目標の80%達成!パトロンの支援で展示会を目指す!

web3時代のクラウドファンディング!盆栽のパトロンNFTが初日で年内目標の80%達成!パトロンの支援で展示会を目指す!

棚にある盆栽から収益を生み出し盆栽生産を持続可能にしていくプロジェクトThe BONAIの第一弾

パトロンNFTは、樹齢200年を超す黒松のパトロン(支援者)になって、経済的・広報的な支援を行う代わりに、パトロンとなった証を証明し、様々な体験や優遇を得られるコミュニティへの入場券となるNFTを受け取れるプロジェクトです。5月21日(日)にスタート、初日だけで35人のパトロンから約40万円のご支援をいただくことができました。NFTを使ったクラウドファンディングともいえる仕組みで、支援されたお金は、この盆栽を影響力のある展示会に出品できるクラスに仕上げていくために使います。また、NFTの特徴を生かしたコミュニティの形成や継続的に支援できる仕組みもあり、まさにweb3時代のクラウドファンディングの形ともいえます。

(出典)OpenSea

▼ パトロンNFTのOpenSeaページ
https://opensea.io/collection/thebonsai-patron/

背景

松盆栽生産の国内シェア80%以上を占める高松盆栽ですが、市場の縮小や後継者難など喫緊の課題が山積しています。そんな中、1年以上前からNFTに着目し、所有(オーナー権をNFT化)と管理を分離した新しい盆栽の所有体験を実現し、棚にある盆栽からも収益を得るビジネスモデルを模索しています。第一弾のプロジェクトとなるパトロンNFTは、このゴールに向けた第一歩の位置づけで、盆栽の関係人口を増やすこととプロジェクトの仲間集めを目的とします。

パトロンNFTとは

パトロンNFTは、将来性のある1本の盆栽を支援している証となるNFTを発行し、NFTを保有するパトロンにリターンとして、支援額(ランク)に応じた顕彰と優遇を用意するプロジェクトです。盆栽愛好家だけでなく、盆栽をやらない人も参加できる内容になっており、例えば、観光で高松を訪れたときにふらっと盆栽園を訪れたい人や地方創生に関心のある人などがすでにパトロンになってくれています。ブロックチェーン技術を基盤とするNFTの特徴を生かしたコミュニティの形成と継続支援ができる要素を既存のクラウドファンディングに加えています。

▼プロジェクトHP
https://bonsai-patron.my.canva.site

パトロンになれる盆栽

高松で100年以上続く老舗盆栽園である北谷養盛園の2代目が瀬戸内の島で山採りをし、3代目が日々手をかけて形づくったものを、現在の園主・4代目の北谷隆一氏が受け継いでいます。樹齢は軽く200年以上、門外不出を決めた盆栽です。この先このクラスの盆栽を作ることは難しいこともあり、この盆栽だけは北谷養盛園で大切に管理することを決めています。

なぜこの盆栽にパトロンが必要?

高松盆栽の生産者の多くは盆栽畑も管理しているため、1本の盆栽をじっくり仕上げていく時間がありません。実際に北谷養盛園では7,000本以上の樹を管理しています。そのため、上の写真の看板木であっても管理の優先順位は低いのが現状。これはビジネスの主体が業者売りだったことが大きな要因なのですが、今後はブランド力をより高め、付加価値の高い商品やサービスを直接消費者に提供する比率を高める必要があります。そのためには、有名な展示会に出品し賞を獲るなど、園や産地を一般の人に広く知ってもらう広報活動が必要です。そこで、パトロンの力を借ります。パトロンの存在で半ば強制的に対象となる盆栽の管理の優先順位をあげます。叱咤激励、尻を叩くというイメージで生産者を支援します。

パトロンNFTの仕様 1)継続的な支援ができる

パトロンNFTは移転や譲渡、販売ができない仕組みとなっているため投機性は一切ありません。支援の証をブロックチェーンに刻み続け、その行動を証明するNFTです。パトロンNFTが入ったウォレット(暗号資産やNFTを入れるための財布)を専用の支援サイトに接続することで、何度でも支援できる点が特徴です。支援額に応じてNFTのカラーが変わっていく演出も用意しています。

パトロンNFTの特徴 2)盆栽のデジタル証明書(NFT)を発行

パトロンになれる盆栽のデジタル証明書を発行しているため、作品に関わるさまざまな情報が記録されます。アート作品の真正性の担保を目的にスタートバーン株式会社が開発した「Startrail PORT」を利用し、本物の盆栽とNFTを紐付けます。web環境があれば誰でもNFTに記録されている情報を閲覧することができます。(パトロンNFTのデザインの中にあるQRコードからもアクセスできる)

パトロンNFTの特徴 3)NFTはコミュニティの入場券

支援の証であるパトロンNFTはコミュニティの入場券としての機能を持ちます。多くのNFTプロジェクト同様にDiscordというチャットサーバーを使ったコミュニティを作っています。保有するNFTを認証することで、パトロンであるかどうか、どのランクのパトロンなのか、これらを自動で識別できます。故に、ランク別のパトロンに対する優遇を提供するチャンネルを簡単に作ることができます。(出典:Discord)

ロードマップ

パトロンNFTのゴールは、国内で影響力のある展示会(国風展や大観展など)へ出品して賞を獲ることです。もちろん、樹の状態によっては展示会に出せないこともありますので、段階を踏んで支援を集めていきます。まずは2023年12月までに50万を集め、展示会を意識した針金掛けと見栄えの良い鉢の購入などの資金とする計画です。初日で約40円まで集まっていますので、針金掛けと鉢の購入までは実行できます。それ以降は樹の状態を見極めつつ、既存のパトロンに継続支援を求めながら、新たなパトロンにも集まっていただけるようPRしていきます。

盆栽エージェンシーについて

松盆栽生産日本一の高松で盆栽生産者のマーケティング支援を行う。YouTube運営、メルマガ配信、有料教材の制作・販売など。

盆栽エージェンシー

所在地:香川県高松市

事業主:玉井謙二

事業内容:盆栽生産者のマーケティング支援

設立:2022年4月

北谷養盛園について

初代が瀬戸内の島々から「山採り」した樹齢100年以上と推定される貴重な黒松が400~500本ある。現在の園主は4代目、100年以上盆栽の技が受け継がれている老舗盆栽園。

北谷養盛園

所在地:香川県高松市

園主:北谷隆一(4代目)

YouTube:「4代目盆栽枯らさない塾」
https://www.youtube.com/channel/UCYQHnD7cuwC5RZ2PqiLpMuw/


記事選定/ライター
NFT-TIMES 長尾英太

ブロックチェーン技術記者、長尾といいます。ブロックチェーンについては投資/投機的な観点よりも、技術として未来の社会でどのように取り込まれていくかを中心に発信したいです。最近ではNFTやメタバースなどに注目しています。 1989年11月7日千葉出身。大学卒業後IT企業に入社。2017年にブロックチェーンの技術ライターとして独立。 Twitter
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