Web3 Tokyo 2022 | 日本発 Web3 国際カンファレンス開催報告

Web3 Tokyo 2022 | 日本発 Web3 国際カンファレンス開催報告

Web3 Tokyo 2022 | 日本発 Web3 国際カンファレンス開催報告

株式会社N2M(代表取締役:ジェフ・正明・エアーズ、本社:東京都赤坂、以下N2M) と、株式会社こころまち(代表取締役:笠島綾乃、本社:東京都赤坂、以下こころまち)は、日本と世界のWeb3市場を繋ぐことを目的とした「Web3 Tokyo 2022」をオンラインにて、12月10日に開催しました。

経済産業省 大臣官房Web3.0政策推進室や、渋谷区グローバル拠点都市推進室、Web3業界で活躍している企業 ・ベンチャーキャピタル(VC)を招いて、日英同時通訳者を含めたオンラインカンファレンスが開催されました。1,700名を以上の事前視聴登録を頂き、当日は国内視聴にとどまらず、アメリカ、イギリス、香港、南アフリカ共和国、アラブ首長国連邦、オランダなど、20カ国からの視聴がありました。

日本で最もスタートアップが集まる渋谷区からは、渋谷区グローバル戦略本部長の田坂吉郎氏による特別後援が行われました。スタートアップ企業に向けて、ビザや在住支援を行っている「Start-up Support Program」の紹介や、大企業とのマッチング、市場調査などについて発表されました。渋谷区は、今後Web3の規制緩和特別地域となる様、内閣府に申し出ている最中でもあると語られました。

(写真 渋谷区 - 田坂吉郎氏)(写真 渋谷区 – 田坂吉郎氏)

「Session1: Web3 プロジェクトとPMF」 では、4つのグローバルWeb3プロジェクト (ConsenSys/Metamask、tokenproof、CyberConnect、Slash Payment) が登壇し、プロダクトマーケットフィット(PMF)や、Web3技術のユースケース、グローバルマーケットでの戦略などが語られました。

(写真 tokenproof - Ricky Bahner)(写真 tokenproof – Ricky Bahner)

次に、「Session2: VCから見たWeb3市場」では、メディアパートナーCoinPostの坂巻ノア氏をモデレーターとし、世界中で様々なWeb3企業やエコシステム創出に投資をしているAnimoca Brands KK、アジアを中心に投資をしているHeadline Asiaやシードラウンドから投資をしているSkyland Venturesのパネルディスカッションが行われました。ここでは、日本と海外のビジネスカルチャーの違いや、日本企業が世界で戦うために必要なスキルや思考について議論されました。

(写真 上段左から - Animoca Brands KK 谷元樹木、Headline Asia 田中章雄、Skyland Ventures 木下慶彦、CoinPost 坂巻ノア)(写真 上段左から – Animoca Brands KK 谷元樹木、Headline Asia 田中章雄、Skyland Ventures 木下慶彦、CoinPost 坂巻ノア)

経済産業省の大臣官房Web3.0政策推進室からは和久津英志氏より、日本の税制や法令など、様々な業界でWeb3の事業展開がしやすい環境設備や、IP大国日本ならではの今後のデジタルアセットの期待について語れました。

(写真 経済産業省 和久津英志)(写真 経済産業省 和久津英志)

最後に「Session3: CEXとコミュニティ」では、Scalablyをモデレーターとし、中央集権取引所(CEX)を運営するKuCoin、Zaif、Huobiでパネルディスカッションが行われました。CEXにとってのコミュニティの存在の重要性や、それぞれの企業がWeb3コミュニティとの関わりや育成について語られました。

(写真 上段左から - KuCoin Lou Yu、Zaif 池田英樹、Huobi Edward Chen、Scalably 山本純矢)(写真 上段左から – KuCoin Lou Yu、Zaif 池田英樹、Huobi Edward Chen、Scalably 山本純矢)

また、初開催となった Web3 Tokyo 2022は渋谷区の後援や、多くのメディアパートナーやサポート企業からのご支援、スポンサーとして、Animoca Brands、Ekoios Technlogoy、Pacific Bays Capitalから協賛を頂きました。日本の企業を支援する取り組みや海外企業とのパートナーシップを築きあげることを目的とし、また来年度の開催に向けて取り組んでいく予定です。

【後援】渋谷区
【スポンサー】Animoca Brands、Ekoios Technologies、Pacific Bays Capitol、O-DE
【メディアパートナー】CoinPost、Cointelegraph Japan、NFT Tokyo、NFT Media、Metaverse Style、FinTech Journal、あたらしい経済
【サポーター企業・団体】株式会社エル・ティー・エス、株式会社MetaHeroes、OffChain Social、AuthenTrend、九州NFTラボ、Tokyo NFT Lab、オギャーズ御池、Product Hunter、Shinra


記事選定/ライター
NFT-TIMES 長尾英太

ブロックチェーン技術記者、長尾といいます。ブロックチェーンについては投資/投機的な観点よりも、技術として未来の社会でどのように取り込まれていくかを中心に発信したいです。最近ではNFTやメタバースなどに注目しています。 1989年11月7日千葉出身。大学卒業後IT企業に入社。2017年にブロックチェーンの技術ライターとして独立。 Twitter
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