味香り戦略研究所、再現レシピ「だいたいウニ」など独自のレシピをフードNFTとしてブロックチェーンに保存

味香り戦略研究所、再現レシピ「だいたいウニ」など独自のレシピをフードNFTとしてブロックチェーンに保存

味香り戦略研究所、再現レシピ「だいたいウニ」など独自のレシピをフードNFTとしてブロックチェーンに保存

味データの活用はWeb3.0の世界へ

株式会社味香り戦略研究所(本社:東京都中央区、代表取締役社長:小柳道啓、以下「味香り戦略研究所」)は、再現レシピ「だいたいウニ」を始めとする4点の独自のレシピと味データをフードNFTコンソーシアムによる「フードNFT」として自社初のNFTを発行しました。

味香り戦略研究所では、感性分析機器を用いた味・香り・食感等の「おいしさ」の可視化技術により、12万件を超える食品の味覚データベースを基に、個人の味の嗜好性を明らかにする解析システムを開発、ターゲット市場を捉える食品開発・カスタマイズの支援といった食のコンサルティング業務をフードデジタルソリューションとして提供しています。

食品マーケットは現在、乱獲による天然資源の枯渇、気候変動による需給の不安定さ、廃棄野菜の未利用など食に関する様々な社会課題に直面しています。味の再現が可能になれば、代替食品による味の再設計や廃棄野菜の有効活用などに貢献することが期待されます。

味香り戦略研究所が設立当初から参画するフードNFTコンソーシアムでは、フードNFTの核となる食品の味分析技術を提供。食品の味データをレシピと組み合わせることで、レシピから作られる味わいを裏打ちし、味の再現技術の提供、味の再現確認などデジタル資産としての価値を形成する要の技術となっています。

Web3.0×食プロジェクトであるフードNFTは、レシピ味データをオールオンチェーンでブロックチェーン上に保存します。アセットとなるレシピ味データそのものがブロックチェーン上にあることでデータが消えない・消せない、恒久的な保存を実現。これによりレシピの開発者等の記録が失われることなく、管理・運用が容易になり、さらに再現性の高さから保存・継承にも適しています。

今回発行したフードNFT
ウェブページの形式にてNFTを発行しました。フードNFTコンソーシアムウェブサイト上でNFTのプレビューが閲覧可能です。レシピおよび味データの詳細な数値については、暗号化しパスワードロックを設定、情報を保護しています。

■再現レシピ「だいたいウニ」

https://food-nft.io/daitaiuni-fa-nft/
味香り戦略研究所 初となるフードNFT「だいたいウニ」は、ウニを一切使わずウニの「味」を再現するオリジナルレシピです。卵黄をベースにひじきなどを使い、見た目も追求しています。

■測定用校正基準液

麦酒測定用校正基準液
珈琲測定用校正基準液
トマトジュース測定用校正基準液
測定校正用基準液は、味覚センサ(インテリジェントセンサーテクノロジー製味認識装置)で味の測定時の校正用に開発された溶液です。味香り戦略研究所は様々な食品に対応したいつでも再現可能な独自の校正基準液レシピを200以上保有しており、校正基準液を活用することで味分析の精度を上げています。

味分析データ活用施策としてのフードNFT
味香り戦略研究所が設立以来取り組んできた、食品の味・におい・食感をデータとして取得する「味の見える化」は、これまで感性の共通言語の形成、食品の研究・開発、販売促進やマーケティングにおけるエビデンスデータとして等、活用の場を広げてきました。
今後はこれらに加えて、分析データをブロックチェーンに保存する「フードNFT」が提供可能となり、味データ活用のシーンはブロックチェーンが基盤となるWeb3.0の世界へと広がります。

フードNFTは保存・継承、証明に限らず、NFTそのものの販売、権利を明示することでフランチャイズ展開に繋げるなど、用途によって幅広い活用シーンが想定されています。フードNFTに関する最新情報はフードNFTコンソーシアムウェブサイト、および公式ツイッターにて発信しています。
【フードNFTコンソーシアムウェブサイト】https://food-nft.io/
【フードNFTコンソーシアム公式ツイッター】https://twitter.com/FoodNFT_io

フードNFTとは
食品の「レシピデータ」と、味香り戦略研究所の分析技術によって味を数値化した「味データ」をパブリックブロックチェーンであるSymbolブロックチェーン上にオールオンチェーンで記録・トークン化し、再現性のあるレシピ味のデータをデジタル資産として保全し、その価値を最大活用することができるNFT(非代替性トークン)です。Symbolへの味データ・レシピデータのオールオンチェーン保存とNFT発行には、「NFT-Drive」を使用しています。

フードNFTコンソーシアムについて
食べてみたい、作ってみたい、伝えたい等の魅力あるたくさんの“味”について、「味覚データ」と「レシピデータ」を作り、それらのデータをブロックチェーン上に記録しNFT化して「フードNFT」市場を創出するために「フードNFTコンソーシアム」は設立されました。
設立:2022年4月1日
URL:https://food-nft.io/
事業内容:「FOOD」×「NFT」フードNFT市場の創出

会社概要
株式会社 味香り戦略研究所
本社所在地:〒104-0033 東京都中央区新川1-17-24 NMF茅場町ビル8F
代表者:小柳 道啓
設立:2004年9月
URL:https://www.mikaku.jp/
事業内容:フードデジタルソリューション事業


記事選定/ライター
NFT-TIMES 長尾英太

ブロックチェーン技術記者、長尾といいます。ブロックチェーンについては投資/投機的な観点よりも、技術として未来の社会でどのように取り込まれていくかを中心に発信したいです。最近ではNFTやメタバースなどに注目しています。 1989年11月7日千葉出身。大学卒業後IT企業に入社。2017年にブロックチェーンの技術ライターとして独立。 Twitter
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