シリコンバレー「Anifie」、XRPレジャーを活用したメタバースをローンチ
シリコンバレー「Anifie」、XRPレジャーを活用したメタバースをローンチ
Ripple社「クリエイター・ファンド」(約380億円)から日本市場向け初の支援先として採択
- 「Anifie」による「XRPレジャー」と「メタバース」の融合
先月末にXRPレジャー上でのコミュニティ投票の結果、ノン・ファンジブル・トークン(「NFT」)の新規格がメインネットでローンチされ、これに合わせて、当社Anifieのメタバースでも、XRPレジャーによって生成されるNFTを取引できるように、早々に、開発を完了し、ローンチをしたことをご報告します。
「クリエイター・ファンド」から得た資金で、日本の強みであるコンテンツ・IPを活かして、ファンが皆で熱狂し、自分の情熱に出会えるような「メタバース」を提供して参ります。
- 採択の背景
Google, Amazon, Facebook, Apple(GAFA)をはじめとする「プラットフォーマー」が、インターネットの世界を「全て取得」(Winner’s Take All)する可能性が懸念される中、イノベーションの先端地「シリコンバレー」から、「プラットフォーマー型インターネット」に対する破壊的イノベーションとして、「分散型インターネット」が提唱されました。
これは、世界中でインターネットに参加する無数のユーザーが、投票や協力をすることで、インターネットの未来を、ユーザー自身が決め、築き上げていくことを理想とする新しい仕組みです。
このような次世代型インターネットのことを、Web2(プラットフォーマー型インターネット)に対して、Web3(分散型インターネット)と呼びます。我が国においても、日本政府が、Web3を国家戦略として掲げ、その流れの中、今月初頭には、NTTドコモが、ブロックチェーンをはじめとするWeb3技術に6000億円程度を投資することを発表しています。
当社「Anifie」は、これまで、スタンフォード大学のアクセラレータ「StartX」や、カリフォルニア大学バークレー校運営のWeb3特化型アクセラレータ「Berkeley Blockchain Accelerator」などに採択され、シリコンバレーで著名な投資家「Sandhill Angels」から投資を受けるなど、世界で最も権威のある数々の組織から、メタバース・Web3・イノベーションの実力を評価をされてきました。Ripple社からも、新しい時代をつくっていくパートナーとして選ばれ、今回の採択に至りました。
- コンテンツIPの側から見た「XRPレジャー」のメリット
Web3は、これまで資産家や機関投資家などを対象として伸びてきた側面がありますが、暗号資産取引所「FTX」の経営破綻が取り沙汰されるなか、このような流れに転換点が訪れており、一般生活者が、Web3に参加し、インターネットの将来を決めていく時代が、近い将来、到来すると考えております。
一般生活者が、Web3に参加するためには、信頼性のほかに、簡単なユーザ・エクスペリエンスや、安価なフィーが大切になります。当社のメタバースも、これまで10万人を超えるユーザに体験をして頂きましたが、これらの点を重視しています。
XRPレジャーのネイティブ暗号資産である「XRP」は、日本の暗号資産取引所で扱われている暗号資産の中では「ビットコイン」「イーサリアム」に続き3番目に大きな時価総額を有しています(NFT発行が可能なブロックチェーンとしては2番目)。XRPレジャーは2012年の稼働以降、10年間一度も障害がなく7,000万以上のレジャー(ブロック)を処理した実績があり、他の多くのブロックチェーンに対して圧倒的に高い安定性と信頼性があります。また、取引手数料が高額な「イーサリアム」に対して、安価に取引が実行できるというメリットもあります。
NFT対応をしている「トップ3」ブロックチェーン
イーサリアム | BNBチェーン | XRPレジャー | |
時価総額ランク(NFT対応通貨のみ) | 一位 | 二位 | 三位 |
日本の暗号資産取引所での取り扱い | ○ | X | ○ |
NFTの取引手数料 | 高 | 低 | 低 |
Anifieのメタバース対応 | ○ | X | ○ |
このような背景の中、当社「Anifie」でも、これまで最大のブロックチェーンの一つ「イーサリアム」をバックボーンとするメタバースを提供して参りましたが、この度、メタバース上で、「XRPレジャー」をベースとして発行されるNFTも取引できるように、他社に先駆けていち早く開発を完了し、ローンチをしました。
需要曲線を考えたときに、ROIを最大化するには、様々な価格帯のコンテンツを提供することが必要で、低コストで安全にNFTを発行できるXRPレジャーによって、一般消費者向けにWeb3が広がる素地ができたと考えております。これによって、アイドルのファンなど、熱狂性のあるコミュニティを、メタバース上で展開することが可能となって参ります。
一般生活者に対する市場は、これまで、上記のフィーの問題などのため、Web3が達成できなかった新市場ですが、「XRPレジャー」については、「クリエイター・ファンド」が$250M(約380億円)を投じていることから、一般生活者に人気のあるIPなどにもエコシステムが拡大しつつあります。このため、「XRPレジャー」のNFT市場は、今後、これまでの富裕層だけではなく、一般生活者を含めて、急拡大が見込まれると考えております。
「XRPレジャー」上にてNFT新規格がローンチされたのは、先月末と新しく、このため、全世界でも、「XRPレジャー」上で稼働するメタバースは数えるほどしかなく、国内では唯一(当社調べ)とみられます。
当社では、この先行者利益をいかし、B2B向けNFTメタバースという事業分野で、XRPレジャーなどのブロックチェーンを利用したメタバースを、日本国内外の企業顧客に、引き続き、提供して参ります。
- Anifie(アニフィー) 代表取締役 岩﨑洋平コメント
私は、もともと司法のバックグラウンドで、これまでには、クリーンテック企業を経営したり、福島第一原発事故後の後処理にかかわるなど、社会の役に立つ事業がしたいと思って、経験を積んできました。
ウォール・ストリート・ジャーナルが、「Facebookレポート」を出す前から、米国のティーンエージャー達に、ソーシャルネットワークの悪影響が出ていることに気が付き、「皆が、自分自身でいられて、熱狂でき、帰属感を感じられる」インターネットが作れないかと考えてきました。
今後、日本の強力なコンテンツIPを、一般の消費者やファンに届けることで、「皆が、自分自身でいられて、熱狂でき、帰属感を感じられる」インターネットというビジョンに向けて近づきたいと考えています。
- 米リップル社(Ripple)戦略及びオペレーション担当バイスプレジデント 吉川絵美氏 コメント
XRPというと、金融機関によって国際送金に使われているイメージが強いかもしれませんが、その基盤となるXRPレジャーはWeb3の様々なユースケースをサポートする機能を有しています。最近ではNFTの新規格がメインネットで導入されるなど、継続的なイノベーションが分散化されたコミュニティによって推進されています。
国際送金のユースケースで長年に渡って金融機関に使われてきた実績があり、パブリックブロックチェーンの中でも、特にエンタープライズグレードの信頼性の高いチェーンです。
元弁護士の連続起業家が経営するAnifieが、XRPレジャーを活用するメタバース事業を日本の企業や個人に対して展開して、メタバースを浸透させていくことを大変期待しています。
吉川氏は、モルガン・スタンレー・キャピタル・インターナショナル (MSCI)に勤務した後、ハーバードビジネススクールを卒業し、フィンテックで最も影響力のある女性の一人にも選ばれています。また、京都大学大学院にて特任准教授も務めています。
- 会社概要
米国発のNFTメタバースのスタートアップ。企業に、ホワイトレーベルなどの形でNFTやメタバースを用いた新しいマネタイズの機会を提供。スタンフォード大学のアクセラレーター「StartX」、カリフォルニア大学バークレー校のアクセラレータ「Berkely Blockchain Accelerator」に参加。代表取締役の岩﨑洋平は、連続起業家でスタンフォード大学からMBAとMSを取得し、エグジットの経験がある。ハリウッドの重鎮がフルタイムで参画している。
社名 :Anifie, Inc.
代表者 :代表取締役 岩﨑洋平
設立 :2017年8月
所在地 : 2151 Michelson Dr., Suite 200, Irvine, CA, 92612, USA
企業HP :https://www.anifie.com/
- 本件に関するお問い合わせ先
国内向けNFTメタバース事業に関するお問い合わせは(info@anifie.com)までお問い合わせください。
*注)
為替レートは、本日付のレートをベースにして概算
**注)
デジタルアートなどのデジタル知的財産(IP)は、コンピュータによって無限に複製ができるので、最近まで、唯一無二性(ノン・ファンジブル)を担保することができず、このため、権利者を特定することが、容易でないことも多々存在した。この問題を解決するのに、デジタル知的財産に、シリアル番号や、保有者情報などを付して、ブロックチェーンに登録して管理をすることが考えられ、一般に、「ノン・ファンジブル・トークン」(NFT)と呼ばれる。
***注)
XRPレジャーは、分散型のインターネットに向けて、国際送金のみならず、NFTや分散型金融など、様々な用途を実現することができるパブリックブロックチェーン。XRPレジャーは、2012年にオープンソースのネットワークとして稼働を開始したが、開発には、仮想通貨「ビットコイン」の初期開発メンバーも参加し、環境負荷、コスト、スピード、処理量など、ビットコインの様々な問題点を解決する新しいブロックチェーンとして誕生した。XRPレジャーは、日本国内でネイティブ暗号資産を使ってNFTを売買できるパブリックブロックチェーンの中では、「イーサリアム」に続き、2番目に大きなブロックチェーン。