犬が自分のおしっこでアートを制作⁉保護犬の認知向上を目指す保護犬プロジェクトから保護犬アート集団「バークシー(Barksy)」誕生

犬が自分のおしっこでアートを制作⁉保護犬の認知向上を目指す保護犬プロジェクトから保護犬アート集団「バークシー(Barksy)」誕生

犬が自分のおしっこでアートを制作⁉保護犬の認知向上を目指す保護犬プロジェクトから保護犬アート集団「バークシー(Barksy)」誕生

アート作品はNFTで販売開始! 利益の全額を犬の保護活動に

 保護犬の認知向上を目指す「保護犬プロジェクト」は、保護犬たちによるアート集団「バークシー(Barksy)」を発足しました。「バークシー」は、保護犬たちにより結成されたアート集団で、自らのおしっこを使ったアート作品を制作し販売することで、保護犬自らが犬の保護活動に取り組みます。アート作品は11月11日(金)よりNFT上で販売開始します。
※「保護犬プロジェクト」はWunderman Thompson Tokyo合同会社と、犬の保護・譲渡活動を行う「ピースワンコ・ジャパン」(運営元:認定NPO法人ピースウィンズ・ジャパン、以下ピースワンコ)の協力によりスタートしたプロジェクト。

サイトURL:https://barksy.jp/
 

  • 「保護犬プロジェクト」始動背景

 2020年、日本では、約3万匹の犬が保健所で引き取られ、4,059匹が殺処分されました※。殺処分される数は年々減少しているものの、いまだに毎日約11匹が人の手によって命を落としていることになります。さらに、コロナ禍の影響でペットブームが盛り上がりを見せた一方、経済的困窮や社会経済活動の再開が進むことで、今後飼育放棄が増加することも懸念されています。
 こういった現状を踏まえ、「保護犬プロジェクト」はこの保護犬問題を多くの方に知っていただくべく始動しました。アート作品の販売により得られた利益は、全額「ピースワンコ」の活動に還元していきます。
※環境省「犬・猫の引取り及び負傷動物等の収容並びに処分の状況」より
 

  • 保護犬たちによるアート集団「バークシー」とは

 犬たちはお互いにおしっこのにおいを嗅ぐことで性別や年齢、体格などの情報を得ていると言われています。地面や電柱、塀など様々な場所にマーキングを行い自己表現を行う彼らは、生まれながらのストリートアーティストと言えるのかもしれません。
 「保護犬プロジェクト」は、そんな犬のおしっこを使って、一頭一頭異なる犬のユニークさを表すアート作品を作ることができないかと考え、保護犬たちによるアート集団「バークシー」を結成しました。
 ステンシルアーティスト赤池完介さんのコラボレーションにより実現した、犬ごとに形状や色、成分まで異なる唯一無二の“おしっこアート作品”をお楽しみください。
 

  • アート作品について

 今回、できるだけ多くの方にこの活動にご参加いただきたいという思いから、NFTでのアート作品の販売を決定しました。アート作品で得た売り上げのうち諸経費を差し引いた利益の全額は「ピースワンコ」に寄付します。アートの価格については「ピースワンコ」での保護犬1頭当たりのエサ代を参考に設定し、購入いただくことで犬の保護活動に繋がる仕組みをわかりやすく表現しています。

<作成方法>
銅を塗布した紙に犬のおしっこをかけると、銅が化学反応により変色しおしっこの形が現れます。
その上にステンシルアーティストの赤池完介さんがおしっこをした犬の肖像を描くことによって、犬によって異なる唯一無二のアート作品が完成します。

<販売概要>
・価格(税込)

①Art作品現品+NFT Artのセット:45,000円
 ※ 「ピースワンコ」での保護犬1頭の年間のエサ代をもとに決定
②NFT Art作品単体:3,750円
 ※ 「ピースワンコ」での保護犬1頭の1か月のエサ代をもとに決定

・期間
2022年11月11日(金)0時より販売開始

・購入方法
Adam byGMO内の以下ページより購入いただけます。
ストアURL:https://adam.jp/stores/barksy 
 

  • 「バークシー」所属 保護犬プロフィール

ベルーガ

性別:オス
生年月日:2017年3月頃
(推定5歳7ヶ月) 
食べることが大好き!お散歩はたくさん匂いを嗅いで楽しみます!

あきひこ

性別:オス
生年月日:2016年11月頃
(推定5歳10ヶ月)
なれるととっても甘えん坊。撫でられることが好きで、食べることも大好きです!

はねみ

性別:メス
生年月日:2017年5月頃
(推定5歳5ヶ月)
なれるとこっそり甘えてきます。ボール遊びが好きです!
 

  • 赤池完介 プロフィール

Kansuke Akaike 赤池 完介/ ARTIST, STENCIL ARTIST

photo 眞野敦

素材を再解釈・再編集・再構成することによって既成概念を打ち破ったり、新たな価値を生み出したりするには、手触り感や偶然性に満ちたステンシルの手法と表情が最強だと考えている。思いつきの落書きテイストから社会や環境に対するアクションまで、できるだけ守備範囲を広く、メジャーではないほう、正攻法ではないほう、凪ではないほうへ向きながら、デザイン、イラスト、アートの境界をあえて曖昧に、自身の興味と衝動にしたがって制作している。国内外での個展やグループ展、広告やナショナルブランドとのコラボワークなども多数展開。
 

  • 赤池完介 コメント

アートが社会の問題を解決するきっかけや手段になることは、これまでの自分のアーティスト活動の中で何度も手応えとして感じてきた事実です。今回のプロジェクトも、まさに最終的なアウトプットでどこまで関心のない人を振り向かせることができるか?を問われていると感じました。ビジュアルは言葉のいらない共通言語です。人間の言葉を発さない彼らに代わり、世界をあっと言わせたいとの思いで参加しました。
 

  • 保護犬プロジェクト コメント

Wunderman Thompson Tokyo合同会社
Chief Creative Officer 新沢 崇幸

保護犬の問題に触れる中で見えてきたのは、ペットショップの子犬たちにはない、シェルターにいる犬たちの個性でした。
一頭一頭が持つ豊かな個性と、唯一無二の価値をもつNFT。そこを結ぶものとして、個性そのものである犬のおしっこでアートを作る、というアイデアにたどり着きました。
赤池さんをパートナーに迎えた犬たちの「世界に一つのアート」を、たくさんの人が好きいなってくれるといいなと願っています。
 

  • ピースワンコ・ジャパン コメント

認定NPO法人ピースウィンズ・ジャパンが運営する、日本の犬の殺処分ゼロを目指すプロジェクト「ピースワンコ・ジャパン」では、これまでに7,000頭以上の犬の命を救い、全国の里親さんへの譲渡に繋げてきました。
この度、保護犬たちと一緒にNFTアートを制作してくださることになりご縁に大変感謝しております。より多くの方々に保護犬を身近に感じていただき、一頭一頭のユニークさを気に入って下さる方が増えると嬉しいです。
皆さまとともに「日本の犬の殺処分ゼロ」の実現を目指して、ワンコと関わる人たち全ての幸せな未来を一緒につくっていきたいと考えています。

■ピースワンコ・ジャパンとは

ピースワンコ・ジャパンは、殺処分対象となった行き場のない犬たちを保護し、愛情を込めて育てながら、新しい家族となってくださる里親へと繋げています。正しい飼い方や動物福祉の考え方を広めるための活動にも力を入れるとともに、行政機関、企業、地域社会と連携し、本部を置く広島から全国へ向けて「日本の犬の殺処分ゼロ」の実現を目指しています。さらに、人と犬が楽しくふれあい、絆を深められるドッグランの運営や、人命救助に活躍する災害救助犬の育成にも取り組んでいます。

公式ホームページ:https://peace-wanko.jp/


記事選定/ライター
NFT-TIMES 長尾英太

ブロックチェーン技術記者、長尾といいます。ブロックチェーンについては投資/投機的な観点よりも、技術として未来の社会でどのように取り込まれていくかを中心に発信したいです。最近ではNFTやメタバースなどに注目しています。 1989年11月7日千葉出身。大学卒業後IT企業に入社。2017年にブロックチェーンの技術ライターとして独立。 Twitter
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