埼玉県が全職員向けにExaの生成AIを導入決定

埼玉県が全職員向けにExaの生成AIを導入決定

埼玉県が全職員向けに生成AI導入の決定を発表

埼玉県は、全職員を対象にExaの生成AIであるexaBaseを導入することを決定しました。2023年6月にサービスが開始されたexaBaseは、約650社で6万以上のユーザーに利用されており、特にセキュリティやコンプライアンス機能が評価されています。地方自治体向けには「exaBase 生成AI for 自治体」を2024年4月から提供予定で、すでに50の自治体にも導入されています。埼玉県では、文書作成や要約、アイディア出しなどで活用し、全職員への基礎講習やサポートも実施する方針です。

この記事の要約

  • 埼玉県が全職員向けに生成AIを導入する決定を発表。
  • exaBaseの導入により様々な業務の効率化が期待される。
  • 2024年4月から自治体向けの特別サポートも提供。

株式会社エクサウィザーズ(東京都港区、代表取締役社長:春田 真、以下エクサウィザーズ)およびグループ会社である株式会社Exa Enterprise AI(本社: 東京都港区、代表取締役: 大植 択真、以下Exa Enterprise AI )は、埼玉県(さいたま市浦和区、埼玉県知事:大野 元裕) が、2024年7月に自治体向け生成AIサービスの「exaBase 生成AI for 自治体」を、11月にAIソフトウェア開発環境「exaBase Studio」を全職員に導入し、生成AIを活用した独自のユースケースの創出に取り組んでいくことをお知らせいたします。自治体におけるexaBase 生成AIとexaBase Studioの連携は今回が初めてとなり、庁内の様々な業務における生産性の向上や効率化を目指します。

☑︎埼玉県に提供する業務内容

 Exa Enterprise AIが提供するexaBase 生成AIは、2023年6月の有料サービス開始以降、約650社、6万以上のユーザーにご利用いただいています。セキュリティやコンプライアンスを確保する機能、独自のファイルをアップロードしてプロンプトから活用する機能などが評価されており、顧客の要望に応じた生成AI活用の個別支援サービスも提供しています。

 自治体向けには「exaBase 生成AI for 自治体」を2024年4月より提供しており、すでに50の自治体に導入されています(2024年11月時点)。地方自治体向けの専用ネットワーク環境「LGWAN」への対応や、行政機関が利用しやすいライセンス体系、行政の業務で活用できるプロンプトのテンプレートを提供しています。

埼玉県では、文書作成や要約、事業のアイディア出し、など、全庁の様々な業務でexaBase 生成AI for 自治体とexaBase Studioを活用する予定で、エクサウィザーズグループは以下3つの業務を提供します。

1. exaBase 生成AI for 自治体の、全職員への提供(2024年7月)

2. 利用ユーザーへの生成AIの基礎講習の実施や利用促進サポートの提供

3. exaBase Studioを用いた生成AIのユースケースの創出(2024年11月)

☑︎エクサウィザーズグループの強みと導入の背景

 エクサウィザーズグループは、AIを利活用したサービスやプロダクトを提供することで、人手不足や生産性向上などの社会課題解決を目指しています。「exaBase 生成AI」を始めとした生成AI/AIサービス、AIソフトウェア開発環境でありプライベートクラウドとも連携可能なカスタムクラウド「exaBase Studio」、そして2016年の創業以来、様々な顧客とのAI開発の中で蓄積されたユースケースごとのAIモデルなどを蓄積する「AIプラットフォーム」をあわせた「ExaWizards AI サービス群(図1)」を持つことが強みです。お客様が抱える課題や環境は多岐にわたりますが、ExaWizards AI サービス群により、AIによる生産性向上のカギである「つなぐ、つかう、ためる」の3ステップ(図2)を回すことで、お客様の課題解決につなげることが可能です。

 exaBase 生成AI for 自治体のセキュリティ対応や自治体職員が使いやすい生成AIサービスである点、そして、exaBase Studioにより既存のシステムやデータをつなげることができる点などが評価され、埼玉県における導入にいたりました。

図1:ExaWizards AI サービス群図1:ExaWizards AI サービス群

図2:AIによる生産性向上の3つのステップ図2:AIによる生産性向上の3つのステップ

☑︎exaBase 生成AI for 自治体の機能・特長

(1)高いセキュリティとコンプライアンスへの対応

・生成AIのデータ処理を国内で完結

・行政専用ネットワーク「LGWAN」に対応

・会話内容の学習データとして利用しないオプトアウト設定

・禁止ワード登録、機密情報ブロック機能、ログ蓄積/レポート機能により、情報の漏えいを防止

(2)独自の支援機能による生産性向上

・組織内の規程や各種資料(PowerPoint、Word、PDF、CSV、txt)とのデータ連携機能により、高精度な回答の生成

・AI専門家が作成した、自治体用を含め10種類、約70のプロンプト(指示文)テンプレートを標準実装

・庁内のナレッジや特定業務専用プロンプトなどの独自プロンプトを登録可能

・生産性向上の時間効果を計算し、exaBase 生成AIの画面上で確認

(3)希望に応じて国外リージョンも含め様々な生成AIモデルが選択可能

・高精度・高速レスポンスのGPT-4o(国内リージョン)やGemini、Claude3など、用途に応じた使い分けが可能

☑︎exaBase Studioの特徴

 exaBase Studioは、社内外のAIモデルやサービス、データを組み合わせて、AIソフトウェアを構築できる開発環境です。キャンバスと呼ぶ直感的にわかりやすい設計・開発用のUI(ユーザーインターフェース)を活用して処理を可視化し、エンジニア以外に、経営者や業務をよく知る社内外の人材を巻き込んだオープンな設計や更新が容易となります。開発の煩雑な手順を半自動化する仕組みを搭載しており、開発のプロセスが大きく変わります。「動くものを触りながら改善する」というアジャイル型での内製開発を支援します。

【エクサウィザーズ グループについて】

 エクサウィザーズは2016年の設立から、一貫して社会課題解決に取り組むためにAIを利活用したサービスの開発・実装、戦略立案などの事業展開を行っています。年間約350件のAI・DX案件を行いながら企業の各部門や全社課題の解決をサポートする「AIプラットフォーム事業」、および、同事業に取り組む中で抽出した汎用的な業界・社会課題の解決に向け、プロダクトを開発・提供する「AIプロダクト事業」の両輪を通じて事業を展開しながら、独自のアルゴリズム・データを蓄積しています。

 2023年10月に生成AIのサービスを企画・開発、提供するExa Enterprise AIを設立し、すでに約650社、6万人以上のユーザーに利用いただいています。

【エクサウィザーズ 会社概要】
会社名 :株式会社エクサウィザーズ(証券コード4259)
所在地 :東京都港区芝浦4丁目2−8 住友不動産三田ファーストビル5階
設立  :2016年2月
代表者 :代表取締役社長 春田 真
事業内容:AIを利活用したサービス開発による産業革新と社会課題の解決
URL:https://exawizards.com/

【Exa Enterprise AI 会社概要】

会社名   :株式会社Exa Enterprise AI

所在地   :東京都港区芝浦4丁目2−8 住友不動産三田ファーストビル5階

設立  :2023年10月

代表者  :代表取締役 大植 択真

事業内容  :事業内容:生成AI等のテクノロジーを利活用したプロダクト・サービス等の企画・開発・販売による企業の業務改革、生産性向上

URL  :https://exawizards.com/eai/

記事選定/ライター
NFT-TIMES 長尾英太

ブロックチェーン技術記者、長尾といいます。ブロックチェーンについては投資/投機的な観点よりも、技術として未来の社会でどのように取り込まれていくかを中心に発信したいです。最近ではNFTやメタバースなどに注目しています。 1989年11月7日千葉出身。大学卒業後IT企業に入社。2017年にブロックチェーンの技術ライターとして独立。 Twitter
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