Classi株式会社、学習トレーニング機能に動画サービスを導入
Classi株式会社が動画サービスを学習トレーニングに導入
Classi株式会社は、教育プラットフォーム「Classi」に新たに動画サービスを導入したことを発表しました。この機能は、個別最適な学びを支援する「学習トレーニング」内で提供され、生徒が各自の学力やペースに合わせて自主学習できる環境を整えました。社会の多様化や少子化に伴い、個別の理解度を重視する教育が求められる中、ClassiはAI技術を駆使して生徒に最適な問題を提示する機能を強化し、より良い学びの体験を提供します。
この記事の要約
- Classiが学習トレーニングに動画サービスを追加。
- AIを活用し、生徒に最適な課題を提案。
- 個別最適な学習環境の実現に向けた取り組み。
SchoolTech事業を展開するClassi株式会社(本社:東京都新宿区、代表取締役社長:竹岡 章、以下Classi)は、教育プラットフォーム「Classi(クラッシー)」において、個別最適な学びを支援する「学習トレーニング」内の課題配信機能及び自主学習機能に動画サービスを搭載いたしましたのでご報告いたします。
本搭載により、生徒に対し自身の学力とペースに合わせた教科単元理解のための環境を提供することができるようになります。
【背景】
社会が多様化する中で、少子化とも相まって一つの学校には以前より多層化した学力の子どもたちが存在し、学級内の数十名の生徒に向けて実施される授業に対する理解度合いの幅が広がっています。左記をふまえ、文部科学省は「個別最適な学び」実現の重要性を明示しており、Classiは、生徒の一人ひとりの回答に合わせてAIが最適な「おすすめ問題」を提示する「学習トレーニング」機能を提供してまいりました。
AIを活用した学習トレーニング機能は、取り組んだ生徒からの「これまでは自分から問題集に合わせる必要があったけど、学習トレーニングは問題の方が自分に近づいてくる」という言葉から伺えるように、子どもたちに「できた」という体験を提供するためのステップを築いてきたと言えます。
このように、学力が身についたと言えるためには「問題が解けた=できた」という体験が肝要ですが、一方問題が解けるようになるためには、その前段階での「単元を理解できる=わかった」という体験も同様に重要です。
Classiでは、公教育において、単元の理解に際し最も根幹にある役割を果たしている授業の「わかった」を実現するため、授業で習った単元理解の後押し、繰り返しを提供する機能として「動画サービス」を夏よりリリースいたしました。
仮に授業が完全に理解できなかった場合でも、先生や友達への質問だけではなく、自分自身で単元に紐づけられた動画を閲覧することで理解を追いつかせたり、深めたりすることができます。
これまでの「学力を確認する演習問題の提供」に「理解を促す動画の提供」を追加することで、「できた」と「わかった」が補完しあい、両面における子どもたちと学校に対するサポートが可能になっています。
【概要】
Classiの動画サービスは、先生から配信される課題学習、または生徒がテストの結果から足りない単元について演習に取り組む自主学習のいずれからも利用できます。いずれも5分と短い時間で項目ごとに授業内容を復習したり、振り返ったりすることで、子どもたちが自律したプロセスで、授業で教わる「単元ごとの基礎事項がわかる」ステップまで自分自身を到達させることが可能です。
高校の英語・数学・国語から提供を開始しており、わかりやすさにこだわった質の高い動画(高校ベーシック 動画提供 Classi ・講師 ZEN Study:旧N予備校)を準備しました。本サービスにより、子どもたちは、授業でわからなかったり、理解が追いつかない領域があったとしても、自分のペースと理解に合わせて動画を視聴し、理解を深めることができます。
実際の活用方法をユーザーから集めたところ、タイミングに関しては、動画が5分という短い時間で提供されていることから、隙間時間や学習時間等、個人の多様な生活に合わせて視聴されていることがわかりました。加えて、生徒はそれぞれ単元の理解に合わせて得意なところは2倍速で、また反対に苦手なところは0.8倍速でゆっくりまたは一旦動画を停止して考えながら視聴するなど、子どもの学力多層化に寄り添った個別最適な学びが実現されていることが確認できています。
【Classiの学習トレーニング機能とは】
学習トレーニング機能(通称「学トレ」)は、全国の高校約1,000校が活用したClassiのWebテスト「Classiチャレンジ」とWebドリルを複合して進化させた、個別最適な学びを支援する機能です。
学トレ機能には、①生徒が模試の結果から個人で自律的に学習を進められる「自主学習機能」と、②先生が課題を配信し、その結果から個人に合わせた学習課題が提案される「先生課題配信機能」が搭載されています。
いずれも、生徒個人に合わせた学習課題の提案プロセスにAIが活用されており、何から勉強すれば良いかわからない、学級内での習熟度にばらつきがあって、全員同じ問題を解いていくだけでは個々の学力習得が難しい、などの課題を解消に繋げていくことが可能です。
①自主学習機能
②先生課題配信機能
【今後】
今後、Classiは特に生徒の個別最適な学びを適える学習トレーニング機能において、先生から生徒への動画のみの生徒への配信機能の充実等、自らの未来を切り拓くために力をつけられる生徒を一人でも多く増やすことを目指します。同時に、総合型選抜に貢献するサポートプログラムや探究領域での提供サービスの拡充も実現しながら、生徒自身が「やりたいことを具現化する」ためのサポートを進めてまいります。
引き続き、Classiは生徒の学力を育むための個別最適な学びに対応したプロダクトの開発を進めてまいります。
▼Classi株式会社について
Classiは<子どもの無限の可能性を解き放ち、学びの形を進化させる>をミッションとして掲げ、教育プラットフォーム「Classi」を全国の高校および中高一貫校に提供しています。学校(School)× テクノロジー(Technology)を組み合わせた「SchoolTech」を推進し、生徒一人ひとりが主体的に学ぶ意欲と学び続ける力を先生とともに育んでいけるようサポートします。