テラデータとNVIDIA、AI機能強化でハイブリッドクラウドを実現
テラデータとNVIDIAが連携しAI機能を強化しクラウド実現
ロサンゼルス発のニュースによると、TeradataはNVIDIAとの協業を発表し、自社のデータ分析プラットフォーム「Teradata Vantage」をAI機能で強化します。この統合により、生成AIやカスタムモデルの開発が可能に。NVIDIAのAI Enterpriseプラットフォームを活用することで、ユーザーはビジネス成果を向上させることが期待される。また、小規模言語モデル(SLM)やオープンLLMのサポートが新たに追加され、データサイエンスのパイプラインを高速化し、AIアプリケーションの開発とデプロイを効率化します。これにより、企業は独自のAIソリューションを迅速に展開できるようになります。
この記事の要約
- テラデータがNVIDIAと協業しAI機能を強化。
- 生成AIとカスタムモデルの開発が容易に。
- データサイエンスのパイプラインを効率化し成果向上が期待される。
ロサンゼルス発 – 2024年11月19日 – Teradata(NYSE:TDC)は本日、パブリッククラウドおよびプライベートクラウドを活用する企業の、生成AIをはじめとするAIを活用したビジネスイノベーション、ビジネス成果獲得を支援するため、NVIDIA社との新たな協業により、Teradata Vantageの機能をさらに強化することを発表します。
今回の協業で、NVIDIA NeMo(https://www.nvidia.com/ja-jp/ai-data-science/products/nemo/get-started/)およびNVIDIA NIM(https://www.nvidia.com/ja-jp/ai/)マイクロサービスをT Vantageに統合し、AIワークロードを高速化し、基盤モデルおよびカスタマイズした大規模言語モデル(LLM)、エージェント型ワークフロー、検索拡張生成(RAG)アプリケーションの開発をサポートします。また、ユーザーは、NVIDIA AI Enterpriseを利用して自社独自のカスタムモデルも構築できます。クラウドネイティブな NVIDIA AI Enterpriseは、生成AIを活用したプロジェクトから優れたROIを導きだせるよう設計されたエンドツーエンドのソフトウェアプラットフォームであり、エンタープライズレベルのセキュリティやサポートおよび安定性を提供します。また、データ サイエンスのパイプラインを高速化し、本番環境に準拠したコパイロットやその他の生成 AI アプリケーションの開発とデプロイを効率化します。
これらNVIDIAソフトウェアの統合に加え、TeradataはNVIDIAアクセラレーテッドコンピューティングインフラストラクチャを提供します。最初の実装は、Teradata VantageCloud Lakeで新たにサポートする小規模言語モデル(SLM)とオープンLLMの機能として、今後発表予定です。LLMの推論やモデルのファインチューニングなどのタスクに、NVIDIAアクセラレーテッドコンピューティングプラットフォームのクラスタを活用できるようになります。
Teradataは、NVIDIA NIMマイクロサービスの諸機能をパッケージにした NVIDIA NeMo RetrieverのアクセスをTeradata VantageCloudをクラウドおよびハイブリッドクラウド環境で活用するユーザー企業に提供してまいります。これにより、企業はカスタムAI モデルを多様なビジネス データにシームレスに接続して高精度なレスポンスを返すことが可能になり、TeradataVantage Cloud上の既存顧客データを、高速検索と RAG アプリケーションで活用できるようになるのです。
Teradataの最高製品責任者 Hillary Ashtonは、次のように述べています「Teradataのお客様は、データやアナリティクスに真剣に取り組んでいます。このNVIDIAとの協業により、お客様は、弊社の強固で信頼できるデータ分析プラットフォームを、革新的なAIのユースケースにより活用しやすくなります。NVIDIAのアクセラレーテッドコンピューティングインフラストラクチャをTeradata Vantageに統合することで、Teradataのお客様は、好みの環境でAIの利用を大規模に加速し、これまでにないビジネス価値を創出することができるのです」
NVIDIAの戦略的エンタープライズ・パートナーシップ担当副社長 Pat Lee氏は、次のように述べています。「データは生成AIアプリケーションの基盤であり、今日の高度にカスタマイズされたAIアプリケーションの開発を可能にします。Teradataは、NVIDIA AI Enterpriseを統合することで、企業が必要とするセキュリティ、安定性、サポートを提供する高性能なフルスタックプラットフォームを開発者に提供しています」
なお、本発表を含む、Teradata Vantageで強化された生成AI、AIをビジネスで活用するための新機能について、2024年12月12日(木)に東京で開催するAI Innovation Day 2024 Tokyoで紹介する予定です。本イベントについては、ウェブサイトをご確認ください。
https://www.teradata.jp/events/aiday2024
提供状況
Teradata VantageCloud Lake NVIDIA AIアクセラレーテッドコンピュートは、11月からAWSで一般提を供開始、本年第4四半期中には推論機能が追加され、2025年上半期にファインチューニングが可能になります。
NVIDIA AI Enterpriseの統合は2025年に提供開始予定です。
Teradataについて
Teradataは、より良い情報が人と企業を成長させると信じています。Teradataが提供する最も包括的なAI向けクラウドデータ分析基盤は、信頼できる統合されたデータと信頼できるAI/MLを提供し、確実な意思決定、迅速なイノベーション、価値あるビジネス成果を実現します。
詳しくはTeradata.jpをご覧ください。
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日本テラデータ株式会社 広報担当 有賀(ありが)
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