潤工社 自社ブランドの同軸コネクタ提供開始で市場拡大へ
潤工社が同軸コネクタを自社ブランドで提供開始へ
株式会社潤工社は、同軸ケーブルアセンブリ製品において自社ブランドのコネクタ提供を2025年2月までに開始することを発表しました。山梨県の工場で高品質な同軸ケーブルを開発・製造し、国内外に供給する同社は、フッ素ポリマー加工技術を活かしてコネクタの設計・開発も強化。2024年11月には、80種類のコネクタを用意し、自社ブランドのJマークを刻印した製品を提供する予定です。これにより、顧客のニーズに迅速に対応し、高度化する通信技術への対応力を高め、市場拡大を目指しています。
この記事の要約
- 潤工社は2025年2月に自社ブランドの同軸コネクタを提供開始。
- 山梨県で高品質な同軸ケーブルを製造し、技術を活かしたコネクタ開発を強化。
- 2024年11月には80種類のコネクタを展開し市場拡大を目指す。
株式会社潤工社(本社:茨城県笠間市 代表:十河 衛)は、「Junkosha マイクロ波・ミリ波同軸ケーブルアセンブリ」製品において、自社ブランドのコネクタ提供を2025年2月までに開始します。
潤工社では、山梨県内の工場で、世界最高水準の位相安定性や耐久性を有する同軸ケーブルの開発・製造、アセンブリ加工まで一貫して行い、国内、および海外市場に提供しています。当社は、強みであるフッ素ポリマー加工技術やケーブル製造技術に加え、コネクタの設計・開発力を強化し、ケーブルとコネクタを統合的に開発していきます。新世代の高速・大容量通信を支える信号伝送線路製品の品質・性能を持続的に向上させ、製品バリエーションを揃えることで、お客様の開発初期段階から高度化するニーズに迅速に対応し、最適なソリューションを提案します。
自社ブランドで提供するコネクタは、2024年11月時点で80種類を予定しており、各コネクタには潤工社ブランドを象徴するロゴのJマークを刻印します。同コネクタは、現在採用中の在庫が終了次第、順次、提供を開始します。
代表取締役 経営責任者 十河 衛のコメント
「潤工社が創業70年で培ってきたフッ素ポリマー加工とケーブル製造のノウハウを基盤に、コネクタ設計・開発の分野でも新たな一歩を踏み出しました。マイクロ波やミリ波領域における競争力を強化し、弛まない製品開発と多様なご要求への迅速な対応を通じて、お客様にこれまで以上の価値を提供できると確信しています。今後も、最先端技術の革新を追求し、5G通信やAIなど成長分野でのニーズに応え、お客様の成功をサポートしてまいります」
5G通信、AI、データセンターなど急成長する分野では、マイクロ波・ミリ波の応用領域が広がり、より厳しい性能が求められています。潤工社は、ケーブルとコネクタの一貫開発による高性能ソリューションを通じ、お客様の技術革新に貢献し続けます。
なお、2024年11月27日(水)~29日(金)パシフィコ横浜にて開催の「MWE 2024 / マイクロウェーブ展2024」の当社ブース(展示ホールD、ブース番号L-15)では、開発および計測・評価用として、世界最高水準の位相安定性や耐久性を実現した「Junkosha マイクロ波・ミリ波同軸ケーブルアセンブリ」と「VNAテストアセンブリ」を中心に展示します。ぜひご来場ください。
株式会社潤工社について(https://www.junkosha.com)
1954年4月創業。「比類ない価値を創造し、社会を豊かに潤す」理念のもと、フッ素ポリマーをはじめハイパフォーマンスポリマーの成形加工で、ワイヤ・ケーブル、チューブ・継手、フィルム、射出成形品、それらを複合化させた高機能コンポーネンツ製品を提供しています。その技術は、「医療」「半導体・精密機械」「情報通信」「環境・エネルギー」「航空・宇宙」などに応用され、各分野の課題にソリューション提供しています。日本、欧米、中国の8拠点で711人のアソシエイトが47の国と地域で事業を展開、160超の特許を保有しています。