株式会社ユーリア、広島市立大学に開発拠点設置で尿検査キットを推進

株式会社ユーリア、広島市立大学に開発拠点設置で尿検査キットを推進

ユーリア、広島市立大に開発拠点を設置し尿検査キットを推進

株式会社ユーリアは、2024年冬より広島市立大学に開発拠点を設置し、尿検査キットの社会実装に向けた取り組みを加速します。この拠点設置は、広島県の支援に基づくもので、ユーリアは2022年から実証実験を行ってきました。特に、尿から栄養状態を即時に解析できる「栄養コンディションチェッカー」の開発に注力し、2024年9月に全国のドラッグストアで販売開始予定です。今後共同研究を進め、家庭で簡単に体調をチェックできる技術を目指します。

この記事の要約

  • ユーリアが広島市立大学に開発拠点を設置。
  • 尿検査キットを2024年9月に全国販売予定。
  • 家庭での健康状態チェックを可能にする技術開発を進める。

株式会社ユーリア(本社:愛知県名古屋市、代表取締役:水野 将吾、以下:ユーリア)が、2024年冬より、広島市立大学に開発拠点を設置します。ユーリアは広島県主催の実証支援プログラム「サキガケプロジェクト(以下:本プログラム)」で2022年6月から支援されています。本実証実験を通じて生まれた尿検査キットは2024年9月から全国のドラックストアでの販売を開始しています。ユーリアは、今後も広島市立大学との産学共同研究とスタートアップとしての事業のスピード感を融合させ、病気予防を実現する検査キットの社会実装にむけ邁進していきます。

ユーリアは本プログラムにおいて、社会実装に向けた規制への対応に取り組んでおります。尿から体の状態を即時解析することを目的に、これまでに体の栄養状態が2分で分かる尿検査キット「栄養コンディションチェッカー」を開発し、令和6年9月から全国のドラッグストアで販売しています。このキットは、検査キットのボックス(試験紙)に尿をかけ、スマートフォン専用の無料アプリのカメラで撮影すると、独自の栄養AIが栄養状態を判定し、検査結果が表示されます。

この度、アミノ酸研究で知られる広島市立大学 大学院情報科学研究科 医用情報科学専攻の釘宮 章光准教授の研究室内に開発拠点として広島オフィスを設置しました。本拠点では、ユーリアCOO(最高執行責任者)の萩原 啓太郎が、釘宮准教授とともに、尿中に含まれるアミノ酸濃度を分析することで、栄養状態だけでなく、体の状態のチェックを手軽に家庭などで計測できるキットの開発を目指し、共同研究に取り組んでいきます。

広島市立大学では、尿分析装置などの設備を用いた尿中のアミノ酸濃度の精密な分析が可能です。本データを活用した試験紙による最先端の研究が行われていることからユーリア社の広島拠点の開設に至りました。「栄養コンディションチェッカー」の開発で得られたノウハウを、本共同研究を通じて進化させ、数年後のキットの完成を目指し、研究開発を行ってまいります。

▼広島市立大学 大学院情報科学研究科 医用情報科学専攻 釘宮 章光 准教授 コメント

この方法が実現すると、家庭で健康診断し、病気が軽い状態、あるいは病気が発症する前に「自分の体の状態に気づく」ことができるようになります。体調があまりよくないなと思いつつ、たいしたことはないだろうと病院に行かず、重症化しているケースもあると思います。日々の生活の中で手軽に数値を確認できれば、普段から自身の健康状態について意識を高めることができ、重症化する前に治療を開始することも可能に。医療費削減にもつながるとともに、健康長寿に大きく貢献する研究です。健康状態の評価だけでなく、「食と健康」など広い分野で応用可能な技術です。

▼ユーリア社COO(最高執行責任者) 萩原 啓太郎 コメント

尿中のアミノ酸を調べることで、アミノ酸が構成するタンパク質の過不足が把握できます。将来的にはアミノ酸の量が疾患によって尿中で変化することが分かれば、釘宮先生の見解通り、重症化する前に早期発見が可能となります。ユーリアと広島市立大学の知見と技術を融合させ、本研究を社会実装できるよう邁進していきます。

▼ユーリアについて

「すぐわかるを、もっと身近に」をミッションに掲げ、尿から体の状態をスマートフォンアプリの利用によって即時解析することを目的とし、東京大学との共同研究で立ち上がったヘルスケア企業です。独自のバイオマーカーの研究による解析・計測技術の開発や、検出したデータを簡単にモニタリングできるスマートフォンアプリの開発の他、尿から解析した体の状態によってパフォーマンス改善サポートなどのアシストができるよう日々研究・開発を行っています。

【会社概要】

社名       :株式会社ユーリア

代表者    :代表取締役 水野 将吾

所在地    :愛知県名古屋市西区名駅1-1-17 名駅ダイヤメイテツビル 11F

URL       :https://yuurea.co.jp/

記事選定/ライター
NFT-TIMES 長尾英太

ブロックチェーン技術記者、長尾といいます。ブロックチェーンについては投資/投機的な観点よりも、技術として未来の社会でどのように取り込まれていくかを中心に発信したいです。最近ではNFTやメタバースなどに注目しています。 1989年11月7日千葉出身。大学卒業後IT企業に入社。2017年にブロックチェーンの技術ライターとして独立。 Twitter
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