株式会社アルヴァスデザインが、大企業マネージャーの悩みを調査した成果

株式会社アルヴァスデザインが、大企業マネージャーの悩みを調査した成果

株式会社アルヴァスデザインが大企業マネージャーを調査

株式会社アルヴァスデザインは、従業員1,000名以上のB to B事業を行う企業のマネージャーを対象に「マネジメント」に関する調査を実施しました。この調査の結果、マネージャーたちの仕事の実態や抱える悩みが明らかになり、企業運営や人材育成に対する洞察を提供しています。この情報は大企業が直面する現実や、より良いマネジメントを実現するためのヒントを提供することを目的としています。

この記事の要約

  • アルヴァスデザインが大企業のマネージャーを調査。
  • B to B事業の実態や悩みが明らかになった。
  • 調査結果は企業運営に役立つ洞察を提供。

株式会社アルヴァスデザイン(本社:東京都港区、代表取締役 CVO:高橋 研)は、B to B事業を展開する従業員数1,000名以上の企業のマネージャーを対象に「マネジメント」に関する調査を実施しました。この調査から、B to B事業を展開する大企業のマネージャーの仕事の実態等が明らかになりました。

<背景>

現在、VUCA時代と呼ばれる先行き不透明で予測困難なビジネス環境において、1,000名以上の従業員を抱えるBtoB企業のマネージャー層には、高度で多様な役割が求められています。また、組織の規模が大きくなるほど、マネージャーは部門の目標達成に加え、複雑な調整や意思決定、部下の育成など、幅広い責任が求められます。しかし、これらのすべての役割を同時に満たすことは簡単ではなく、多くのマネージャーが課題や悩みを抱えていると思われます。そこで、「マネジメント人材育成施策」を展開する株式会社アルヴァスデザインは、従業員数1,000名以上のBtoB企業マネージャー層を対象に、「マネジメント」に関する実態調査を実施しました。

<調査サマリー>

・大企業のマネージャーが重視する役割の最上位は「人を育てること」

・大企業のマネージャーは「成果をあげること」よりも「人を育てること」や「モチベーションを上げること」など、「人」に関する悩みを持つ人の方が多い

・大企業で働くマネージャーの半数以上が、自分のマネジメントするチームの成果に対して満足していない

・自分のマネジメントするチームの成果に満足しているマネージャーの9割以上は少なくとも週に1回以上はチームメンバーとコミュニケーションをとっている

・自分のマネジメントするチームの成果に満足しているマネージャーの多くはチームメンバーと一体感を高めるための施策として業務内での取り組みを重視している

・自分のマネジメントするチームの成果に満足しているマネージャーの半数以上は業務でのAI活用を進めている

<調査概要>

調査期間:2024年10月10日~10月15日

調査方法:インターネット調査

調査対象:B to B事業を展開する従業員数1,000人以上の企業のマネージャー

調査人数:336名

モニター提供元:日本ビジネスリサーチ

大企業のマネージャーが重視する役割の最上位は「人を育てること」

まず、「あなたの考えるマネージャーの役割は何か」を尋ねる設問の回答では1位が「人を育てること」で73.5%、次いで2位が「成果をあげること」で65.2%という結果になりました。3位以降も「管理すること」「モチベーションを高めること」「社内調整すること」「チームを創ること」「指揮命令すること」など、回答率40%以上の回答が並ぶ形となりました。この結果から大企業のマネージャーには人材の育成と成果達成が特に重視されていることがわかりました。また、その他にもモチベーション向上や社内調整などさまざまな役割が求められていることがわかりました。

大企業のマネージャーは「成果をあげること」よりも「人を育てること」や「モチベーションを上げること」など、「人」に関する悩みを持つ人の方が多い

次に、「マネジメントにおいて、悩んでいることは何か」を尋ねる設問への回答では、1位が「人を育てること」で51.5%、2位が「モチベーションを高めること」で40.5%、3位が「成果をあげること」で28.6%という結果になりました。この結果から、大企業のマネージャーは自分の担当する部署や領域で「成果をあげること」よりも人材育成や部下のモチベーションアップなど、人に関することで悩んでいることの方が多い、という事実が判明しました。

大企業で働くマネージャーの半数以上が、自分のマネジメントするチームの成果に対して満足していない

次に、「マネジメントするチームの成果に対して、どの程度満足しているか」を尋ねる設問の回答では、1位が「ある程度満足している」で42.8%、2位が「どちらでもない」で32.1%、3位が「あまり満足していない」で15.8%という結果になりました。「全く満足していない」と回答された方も3.3%おり、「どちらでもない」と「あまり満足していない」と「全く満足していない」の回答を合計すると51.2%となり、半数以上が自分のマネジメントするチームの成果に満足できていない状況であることが判明しました。

自分のマネジメントするチームの成果に満足しているマネージャーの9割以上は少なくとも週に1回以上はチームメンバーとコミュニケーションをとっている

次に「マネジメントするチームの成果に満足しているか」という設問に「非常に満足している」あるいは「ある程度満足している」と回答された方に、「チームメンバーとのコミュニケーションはどのくらいの頻度で行っているか」を尋ねる設問の回答では1位が「毎日」で54.3%、2位が「週に2~3回」で32.3%、3位が「週1回」で10.4%という結果になりました。この結果から、マネジメントするチームの成果に満足しているマネージャーの9割以上の方は少なくとも週1回以上はチームメンバーとコミュニケーションをとっていることがわかりました。

自分のマネジメントするチームの成果に満足しているマネージャーの多くはチームメンバーと一体感を高めるための施策として業務内での取り組みを重視している

次に「マネジメントするチームの成果に満足しているか」という設問に「非常に満足している」あるいは「ある程度満足している」と回答された方に、「チームメンバーとの一体感を高めるために、どのようなことを行っているか」を尋ねる設問の回答では、1位が「定期的に会議を実施」で65.9%、2位が「チームメンバーの役割の明確化」で53.1%、3位が「チーム内で共同タスクを設定」で39.0%となりました。いずれも業務内での取り組みが回答の上位に並び、マネージャーは業務内での取り組みを重視していることが明らかになりました。また「何もしていない」と回答した割合はわずか3.1%で、ほとんどのマネージャーが何らかの方法でチームの一体感を高める取り組みを実施していることがわかりました。

自分のマネジメントするチームの成果に満足しているマネージャーの半数以上は業務でのAI活用を進めている

最後に、「マネジメントするチームの成果に満足しているか」という設問に「非常に満足している」あるいは「ある程度満足している」と回答された方に「業務においてどの程度AIを活用しているか」を尋ねる設問への回答では、1位が「一部の業務でAIを活用している」で26.8%、2位が「AIを活用していない」で24.4%、3位が「試験的にAIを導入しているが、活用頻度は低い」で21.3%、4位が「AIの活用を検討しているが、まだ導入していない」で18.9%となりました。「ほとんどの業務でAIを活用している」は5位で回答率8.6%に留まり、この結果からB to B事業を展開する大企業で自分のマネジメントするチームの成果に満足しているマネージャーの半数以上は業務でのAI活用が進んでいる、ということがわかりました。

まとめ

今回の調査から、B to B事業を展開する大企業のマネージャーが重視する役割の最上位は「人を育てること」であり、「成果をあげること」よりも「人を育てること」や「モチベーションを上げること」など、「人」に関する悩みを持つ人の方が多いことがわかりました。こうしたマネージャーの半数以上が、自分のマネジメントするチームの成果に対して満足していないことも判明しました。また、自分のマネジメントするチームの成果に満足しているマネージャーの方々の9割以上は、少なくとも週に1回以上はチームメンバーとコミュニケーションをとっており、チームメンバーと一体感を高めるために業務内での施策を重視していることが明らかになりました。そして、自分のマネジメントするチームの成果に満足しているマネージャーの半数以上は業務でのAI活用が進んでいることも判明しました。

調査実施会社

株式会社アルヴァスデザイン

所在地:〒105-0004 東京都港区新橋2丁目16-1ニュー新橋ビル6階

代表取締役 CVO:高橋 研

事業内容:人材開発、人材紹介、ワークショップ会場

会社URL:https://alvas-design.co.jp/

株式会社アルヴァスデザインでは、マネジメント人材育成施策を提供しています。マネジメントに特化した人材開発事業では、一社一社のニーズに応じたオーダーメイド型の教育プログラムをご用意しています。さらに、マネジメント職に特化した人材紹介事業や、人々が集い学び合う場としてワークショップ会場運営を行っています。

株式会社アルヴァスデザイン 事業詳細:https://alvas-design.co.jp/service

記事選定/ライター
NFT-TIMES 長尾英太

ブロックチェーン技術記者、長尾といいます。ブロックチェーンについては投資/投機的な観点よりも、技術として未来の社会でどのように取り込まれていくかを中心に発信したいです。最近ではNFTやメタバースなどに注目しています。 1989年11月7日千葉出身。大学卒業後IT企業に入社。2017年にブロックチェーンの技術ライターとして独立。 Twitter
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