Visual Bank株式会社と寺田倉庫が漫画原画保管で提携開始

Visual Bank株式会社と寺田倉庫が漫画原画保管で提携開始

Visual Bankと寺田倉庫が漫画原画保管で提携を開始

Visual Bank株式会社と寺田倉庫株式会社は、漫画の原画保管を目的とした業務提携契約を締結しました。近年、漫画やアニメの原画保管に対する社会的関心が高まっており、文化庁を中心に資料のアーカイブ化が進んでいます。デジタル化が進む中、漫画制作環境の課題も多く、漫画家が保管環境を確保できないことが問題視されています。本提携により、漫画原画の保管だけでなく、データベース化や漫画家への対価還元の仕組みを構築し、更なる文化資産の保護を目指します。

この記事の要約

  • Visual Bankと寺田倉庫が漫画原画保管で提携。
  • 文化庁などがアーカイブ化を進め、原画保護が重要視される。
  • 漫画家の保管環境やデータベース化を含む新たな仕組みを構築。

Visual Bank株式会社(東京都渋谷区、代表取締役CEO:永井 真之、以下「Visual Bank」)と寺田倉庫株式会社(東京都品川区、代表取締役社長:寺田航平、以下「寺田倉庫」)は、漫画の原画などの保管を⽬的とした取り組みに関する業務提携契約を締結しました。

社会背景

近年、日本を代表する文化資産である漫画やアニメなどの原画やネーム原稿の保管に社会的関心が高まっており、文化庁を中心に資料の収集・保管・活用に向けたネットワーク構築やアーカイブ化が進められています。また、コロナ禍を経て急速に進展したデジタル化は、日本含む世界のコンテンツ市場を大きく成長させましたが、一部の創作物については急激な変化の波に追いついておらず、休眠資産となっているのが現状です。

漫画家ご本人も、保管環境が整えられないために原画を劣化させてしまうことや、保管場所の確保のために作業スペースを圧迫するなど現状に問題意識を感じています。

このような背景から、漫画の原画などを保管することに加え、原画のデータベース化や漫画家への対価還元を、仕組みとして構築する必要があると考えています。

 

業務提携の経緯・内容

今回の業務提携のパートナーとなる寺田倉庫は「モノだけではなく、価値をお預かりする」という理念に基づき、創業以来、美術品、ワイン、映像フィルム、機密書類など専門性の高い保存保管事業を展開しています。映像・書類保管においては、映像や原画など貴重なコンテンツのデジタイズ作業やデジタイズデータの管理、その後の利活用サポートまでトータルマネジメントに取り組んでいます。

本提携により、寺田倉庫は原画などの保管に最適な技術や環境を提供し、Visual Bankは、ビジュアル素材の権利管理において40年の実績を持つアマナイメージズのノウハウと、漫画やキャラクターなどのIPの活用支援チームを提供することで、創造物の価値の保護と活用機会の拡張が可能になります。

漫画家をはじめとするクリエイターを支援する仕組みの構築を目指して、漫画の原画保管から、デジタル化や他テクノロジーを活用した収益機会創出までを一気通貫で支援するサービスを共同で構築していくことを目指します。

業務提携の第一歩として、Visual Bankは寺田倉庫の倉庫業の営業代行をはじめます。漫画家含む権利者のみなさまに対して、安心・安全で高品質な保管環境の提供をVisual Bankが行えることとなり、後続の適切な権利許諾と対価還元を伴う収益機会の創出へとつなげて参ります。

寺田倉庫株式会社について
1950年創業の寺田倉庫は美術品、ワイン、映像フィルム、機密文書など専門性の高い保存保管事業を展開。価値の保存や継承を通して文化創造の推進や、拠点とする天王洲のエリア開発なども手掛ける。
・代表取締役社長:寺田 航平
・本社所在地:東京都品川区東品川2-6-10
・企業URL:https://www.terrada.co.jp/

Visual Bank株式会社について
『創造性の黒子』を経営理念とし、クリエイターの創造物の権利の管理・流通を行うスタートアップ企業。国内最大級の画像ライブラリ『amanaimages.com』、権利クリアなAI学習データセット開発を行う『Qlean Dataset』を提供する株式会社アマナイメージズを100%子会社に持つ。
・代表取締役CEO:永井 真之
・本社所在地:東京都渋谷区渋谷2-19-15 宮益坂ビルディング609
・企業URL:https://visual-bank.co.jp/

 

※本内容は発表時点の情報です。その後、予告せず変更となる場合があります。


問い合わせ先

Visual Bank株式会社 広報チーム
publicrelations@visual-bank.co.jp

記事選定/ライター
NFT-TIMES 長尾英太

ブロックチェーン技術記者、長尾といいます。ブロックチェーンについては投資/投機的な観点よりも、技術として未来の社会でどのように取り込まれていくかを中心に発信したいです。最近ではNFTやメタバースなどに注目しています。 1989年11月7日千葉出身。大学卒業後IT企業に入社。2017年にブロックチェーンの技術ライターとして独立。 Twitter
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