ナウキャストとSnowflakeがNFRCの新データ基盤を支援

ナウキャストとSnowflakeがNFRCの新データ基盤を支援

ナウキャストとSnowflakeがNFRCのデータ基盤を支援開始

株式会社ナウキャストとSnowflake合同会社は、金融データ分析の効率化を目的として、野村フィデューシャリー・リサーチ&コンサルティング株式会社(NFRC)の新しいデータ基盤「DataHub」の構築を支援しています。この新しいプラットフォームは、多様なデータを統合し生成AIによる高度な分析を可能にし、NFRCの業務効率を向上させます。ナウキャストは、すでに「Snowflake」を利用したデータ分析およびデータクレンジングの専門技術を持ち、NFRCのニーズに応じたサービス提供が期待されています。

この記事の要約

  • ナウキャストとSnowflakeがNFRCの新データ基盤を構築。
  • 多様なデータを統合し、生成AIでの分析を実施。
  • ナウキャストの専門技術がNFRCの業務効率化に寄与。

2024年10月21日 – 次世代金融インフラの提供を通して組込型金融を実現するFinatextグループの株式会社ナウキャスト(本社:東京都千代田区、代表取締役CEO:辻中 仁士、以下「ナウキャスト」)は、Snowflake合同会社(所在地:東京都中央区、社長執行役員:東條 英俊、以下「Snowflake」)が提供するAIデータクラウド「Snowflake」を活用し、野村フィデューシャリー・リサーチ&コンサルティング株式会社(本社:東京都中央区、代表取締役社長:荻島 誠治、以下「NFRC」)の新たなデータ基盤「DataHub」を構築しました。これによりNFRCが有する多種多様なデータを名寄せして統合、可視化し、生成AIによる高度な分析を通じてNFRCの業務効率化を支援します。

 

■背景

野村グループの一翼を担うNFRCは、多様な資産運用サービスを提供しており、日々大量のデータが蓄積されています。これにはファンド関連情報、ファンドリターン、ベンチマークリターン、資産運用会社のリサーチ情報などが含まれます。しかし、部署ごとに異なるマスタ管理やデータ管理手法が採用されているため、社内外のデータソースを統合して分析することが困難でした。これに対処するため、NFRCは新たなデータ基盤の構築を計画し、ビッグデータの管理コストや運用負荷を軽減するSaaS型データプラットフォーム「Snowflake」の導入を検討・決定していました。


一方、Finatextグループ内でビッグデータ解析事業を担うナウキャストは、既にデータウェアハウス(※1)として「Snowflake」を採用し、様々なデータソースを統合して分析できる高度なデータ基盤を開発・運用しています。また、ファイナンシャルアドバイザリー業務の効率化を生成AIで支援する「Finatext Advisory Assist(フィナテキスト・アドバイザリー・アシスト)(※2)」を提供するなど、金融機関向けの生成AI活用支援でも実績があります。

ナウキャストは、名寄せなどのデータクレンジングを含む高度なデータ分析技術と生成AI活用の専門知識、そしてファンドリサーチ業務に対する深い理解が評価され、この度NFRCの新たなデータ基盤構築を担当することとなりました。

■NFRCの新データ基盤「DataHub」

●主な機能

1. データ統合と管理

「Snowflake」のクラウドデータプラットフォームを活用し、異なるデータソースから構成されるデータを名寄せして統合・管理します。これにより、データの一元管理とリアルタイムなデータアクセスが可能となります。

2. 生成AIによるデータ分析

生成AIを活用し、レポーティングの自動化やインサイトの抽出を行います。これにより、データ分析にかかる時間を大幅に短縮し、より迅速な意思決定を支援します。


●「DataHub」におけるSnowflake活用

データ管理と分析を効率化するため、既存のAWS環境と連携した上で既存のデータベース(DB)から新DBへのデータ統合を行い、「Streamlit in Snowflake」を用いた簡易的なデータ可視化ツールを「DataHub」内に構築しました。Pythonで構築されたこのツールは、ユーザーが直感的にデータを操作・分析・編集できる環境を提供します。今後、Snowflakeのデータプラットフォームは生成AIとのシームレスな連携を予定しており、データの自動分析やレポートの自動生成などを通して、データ分析業務のさらなる効率化を目指していきます。

■今後について

ナウキャストとNFRCは、引き続き「DataHub」の機能強化に取り組むとともに、進化を続ける生成AIの継続的な活用を見据えた中長期的な設計のもと、データの共通化やデータと連携できる業務システムを構築していきます。Snowflakeは、AIデータクラウド「Snowflake」の提供を通じてそれを支援していきます。

【注記】

※1 データウェアハウス:様々なシステムに散在するデータを集約し、横断的なデータの活用を実現するツール

※2 「Finatextグループのナウキャスト、ファイナンシャルアドバイザリー業務の効率化を生成AIで支援する『Finatext Advisory Assist』を提供開始」(2024年4月19日 プレスリリース)

Webページはこちら

https://www.snowflake.com/news/snowflake-is-used-to-build-data-infrastructure-for-nomura-fiduciary-research-consulting/?lang=ja

Snowflakeについて

Snowflakeは、シンプルかつ効率的で信頼性の高いエンタープライズAIを実現します。Snowflakeのデータクラウドは、世界最大規模の数百の企業を含む世界中の数多くのお客様に利用されており、データ共有、AI/機械学習アプリケーションの構築、ビジネスの強化に貢献しています。これからは、エンタープライズAIの時代です。詳しくは、snowflake.com/ja/(ニューヨーク証券取引所:SNOW)をご覧ください。


<本件に関するお問い合わせ>

Snowflake合同会社

PR担当 山中

pressjp@snowflake.com 

記事選定/ライター
NFT-TIMES 長尾英太

ブロックチェーン技術記者、長尾といいます。ブロックチェーンについては投資/投機的な観点よりも、技術として未来の社会でどのように取り込まれていくかを中心に発信したいです。最近ではNFTやメタバースなどに注目しています。 1989年11月7日千葉出身。大学卒業後IT企業に入社。2017年にブロックチェーンの技術ライターとして独立。 Twitter
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