株式会社ハタケホットケ、農業自動化に向けた資金調達成功

株式会社ハタケホットケ、農業自動化に向けた資金調達成功

株式会社ハタケホットケ、農業自動化の資金調達を開始

株式会社ハタケホットケは、新たなスマートアグリ製品開発のため、10月7日からクラウドファンディング「イークラウド」を用いて資金調達を開始しました。開始からわずか2時間で、当初の目標額300万円を達成し、その後も順調に資金が集まり、現在は1,000万円を突破。今後は3,000万円を目指して継続中です。また、政府の新法によりスマート農業技術の導入が推進されており、これに伴い農業生産性の向上が期待されています。

この記事の要約

  • ハタケホットケがクラウドファンディングで資金調達を開始。
  • 目標額の300万円を2時間で達成、現在は1,000万円突破。
  • 政府の新法により農業自動化技術の導入が促進される。

テクノロジーを通じて農業自動化と楽しさ向上を目指す株式会社ハタケホットケ(長野県塩尻市 代表:日吉有為)は、新たなスマートアグリ製品の開発に向けた資金調達を株式投資型クラウドファンディングサービス「イークラウド」上で開始。

10月7日(月)19:30にぺ―ジ公開後、全国からの申込が集まり開始2時間で目標額の300万円を達成、現在は3倍以上となる1,000万円を越えネクストチャレンジとして3,000万円を目指し継続中です。

・募集期間:2024年10月7日(月)19:30~~ 2024年10月23日(水)22:00まで

・詳細:https://ecrowd.co.jp/projects/41 

政府は2024年10月より「スマート農業技術活用促進法」(農業の生産性の向上のためのスマート農業技術の活用の促進に関する法)を施行しました。

この法律によって認定を受けた農業者や事業者は、長期低利融資や税制上の優遇措置などの支援を受けることができ、スマートアグリなどの先端技術の導入が促進されることで、農業の生産性向上と持続可能な発展が期待されています。

◆ロボットで重労働の削減と有機農業の普及を目指す「ハタケホットケ」
新プロダクト開発と有機農業の普及に向けて、全国から資金調達を開始。

ハタケホットケは、農業の人手不足や農薬使用による環境負荷の解決など持続可能な農業を実現するため、農作業の自動化や有機農法の普及に向けた製品開発を行うスタートアップです。現役で農業と子育てに携わるメンバー達が、「子どもたちにどんな地球をバトンするのか」という想いから、実体験と近隣農家へのヒアリング、度重なる実験・改良を通じて開発したスマートアグリを通じて、美味しく安心安全な農作物の生産・普及を目指しています。

これまで自治体との共同実施を含み全国100カ所以上で実証実験を行ってまいりましたが、新プロダクト開発とさらなる有機農業の普及に向けて、全国から資金調達を開始しました。

(国内外の有機農業の比較及び農水省の動きなど、農業を取り巻く状況については、下記のクラファン開始プレスリリースをご覧ください。https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000010.000099207.html

2021年の創業以来、自動走行型の水田除草ロボット「ミズニゴール」を開発し、農家間でのシェアリングを通じて、全国の農家や自治体などに提供してきました。“当事者として取り組む”という開発方針から、自社でも自然栽培米を生産し有機米・自然栽培米の市場拡大に向けた買取・販売事業も推進しており、これまで特許庁I-OPEN PROJECT採択、東京都TIB PITCH採択の他、Japan Mobility Show2023のStartup Street 選出されるなど幅広い分野で注目を集めています。

◆製造業で注目を浴びる企業からの応援や、海外企業からも引き合いも。
~期間中の農業WEEKで好評~

募集期間中の2025年10月9日(水)~11日(金)に幕張メッセで開催された「農業WEEK」では、県庁や市町村の農業関係担当者や農機メーカー、JA関連会社からの引き合いだけでなく、インドや韓国、中国、カンボジア、マレーシアなど海外の企業から自国での製造・販売をしたいといった要望の他、バーレーンで開催される国際展示会への出展依頼もありました。

また、今回のクラウドファンディング実施に際して、自社の製造技術を活かして電気自動車「HOKUSAI」や深海探査艇「江戸っ子1号」などの開発支援、大企業の事業創出をに取り組んできた株式会社浜野製作所をはじめ複数の企業担当者から応援のコメントをいただいております。(各登壇者の経歴は募集ページよりご覧ください:https://ecrowd.co.jp/projects/41

株式会社浜野製作所 代表取締役会長
浜野 慶一

ハタケホットケさんとの出会いはデバイス開発の相談をいただいた事がキッカケでした。大の大人が考える社名・デバイス名ではありませんが、極めてシンプルで分かり易い。現在の米農家の皆さんが抱えている課題の解決に向け、先進的な技術と情熱と気概を持ってデバイス開発にチャレンジし、自らが田んぼに出向き、試行錯誤・試作開発を繰り返しています。

デバイス開発をする充分な環境がないながらも、極めて真面目・前向きにメンバーの皆さんがチームワークと創意工夫で課題解決に邁進しています。社長を筆頭にメンバーの皆さんの人柄の良さもハタケホットケの魅力の1つです。今後もハタケホットケを応援して参ります!!

ウイングアーク1st株式会社 データのじかん主筆
大川 真史

ハタケホットケさんとは特許庁I-OPENプロジェクトのメンターとして出会いました。当社は、農業現場のリアルな課題に高い解像度で向き合い、試行錯誤を繰り返しながら、農家の皆さんにとって本当に役立つ製品・サービスを作っています。例えば、自動除草ロボット「ミズニゴール」は、労働負荷を大幅に軽減し、無農薬・有機栽培の普及や農家の担い手不足解消にも寄与し、我が国の持続可能な農業の発展に貢献しています。しかし、まだ多くの農業従事者が困難に直面しており、より多くの人に本当に役立つ製品・サービスを届ける必要があります。今回のクラウドファンディングは、日本の農業を大きく変革させる絶好の機会です。ハタケホットケの挑戦を全力で応援します!

株式会社Zebras and Company 共同創業者
陶山 祐司

ハタケホットケの有為さん、彰さんなどとは、塩尻市 地域型インパクト投資実装事業で2021年にお会いしました。そこから約3年、研究開発、商品開発が大きく進展し、各地での実証が進み、今般、株式投資型クラウドファンディングで資金調達を行うまでに至ったこと、自分ごとのように嬉しく思っています。

有機・無農薬の稲作は、消費者にとっても、生産者・自然環境にとっても非常に重要な取り組みです。農林水産省をはじめ、政府としても有機農業の生産・輸出を推進しています。ハタケホットケの取組みは、そうしたマクロの流れにも沿ったものだと感じています。

社会、環境、そして経済にとっても意義ある取組みが、多くの人を巻き込み広がっていくことを期待しています!!

◆今後の開発計画について

今後、ハタケホットケではミズニゴールの改良を進めるとともに、害獣の侵入を自動で防ぐ

「シカニゲール」や田畑の雑草を刈り取る「クサキレール」「クサトレール」などの自動化製品を開発していく計画です。また、将来的には田植えから除草、収穫まで、さまざまな水田作業を1台で自動化する中・大規模農家向けロボット「タンボホットケール」を開発予定。全国の農家の方々の重労働からの解放を実現することで、味・安全性の追求や食品加工、販路拡大、ブランディングに取り組める環境を作るなど、テクノロジーを通じて農業をより楽しくクリエイティブな産業にしてまいります。

◆募集概要

・募集予定期間:2024年10月7日(月)開始 ~ 2024年10月23日(水)終了

・目標募集額:300万円(上限募集額:5,000万円)

・詳細、募集ページ:https://ecrowd.co.jp/projects/41

◆事業説明会を実施

クラウドファンディング開始に合わせて、ハタケホットケ社を取り巻く市場やプロダクトについてより知っていただくことを目的にオンライン事業説明会を開催します。

参加者の皆様からのご質問に代表や開発担当が直接回答する予定です。技術についてより詳しく知りたい方、代表のビジョンや想いを聞いてみたいという方は、ぜひこの機会に参加をご検討ください。

・日程:10月 20日(日)、10月 22日(火)

・時間:各日21時〜22時

・申込フォーム:https://forms.gle/rdHu9MbQN7kMF2f19


◆代表コメント~クラウドファンディングに際して~

株式会社ハタケホットケ 代表取締役
 日吉 有為

コロナ禍で子どもが生まれたこともあり、4年前に長野県に移住しました。そこで初めて米作りを行う機会があり、除草剤を使わない稲作の大変さに衝撃を受けました。それが人生を変える瞬間になりました。

最初は「自分たちが草取りをやりたくない」という思いから、たまたま発明家の友人がいたので水を濁らせて草を防ぐロボットを作ろうという話になり、大学の同級生にも加わってもらい「ミズニゴール」を開発しました。それが農業の大きな課題解決につながることが分かり、会社を立ち上げるきっかけになりました。

私たちが実現したいのは、「日本の農業が持続可能であること」が当たり前の世界です。最終的には、子どもたちが安心して食べられる食卓、そして50年後、100年後の地球環境を守ることが私たちの目標です。そのために、農薬や化学肥料、輸入資材にも頼らない農業のあり方を見つけ、土壌や水質の改善、生物多様性の保護を進めていきます。

※10万円から株主になれる、「株式投資型クラウドファンディング」とは

「株式投資型クラウドファンディング」は、非上場株式の発行により、インターネットを通じて多くの人から少額ずつ資金を集められる仕組みで、2015年の金融商品取引法改正に伴って可能となった資金調達手段です。

スタートアップは、日本の経済成長と課題解決の担い手として、近年改めて注目が集まっています。一方、スタートアップのネックとなるのが資金調達であり、「株式投資型クラウドファンディング」は、スタートアップへの資金供給強化策のひとつとして、政府において制度拡充の検討が進められています。

※本報道発表文は、イークラウドの第41号案件の決定を一般に公表するための文書であり、投資勧誘を目的として作成されたものではありません。

◆会社概要

会社名:株式会社ハタケホットケ

本社所在地:長野県塩尻市大門八番町1番28号スナバ 

代表取締役:日吉 有為

サービスサイト:https://hhtk.jp/

記事選定/ライター
NFT-TIMES 長尾英太

ブロックチェーン技術記者、長尾といいます。ブロックチェーンについては投資/投機的な観点よりも、技術として未来の社会でどのように取り込まれていくかを中心に発信したいです。最近ではNFTやメタバースなどに注目しています。 1989年11月7日千葉出身。大学卒業後IT企業に入社。2017年にブロックチェーンの技術ライターとして独立。 Twitter
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