テリロジー、Conceal社との提携で新ブラウザセキュリティを提供

テリロジー、Conceal社との提携で新ブラウザセキュリティを提供

テリロジーがConceal社と提携し新セキュリティ提供

株式会社テリロジーは、米国のConceal Inc.との提携により、日本で新たなブラウザセキュリティ「Conceal Browse」の販売を開始しました。近年、業務のデジタル化が進み、ブラウザの利用頻度が増える中で、Webベースの脅威が進化し、従来のフィルタリングでは対応が困難になっています。こうした背景から、ブラウザに特化したセキュリティ強化が求められており、一般企業や官公庁などでの導入が進んでいます。新たなセキュリティ手法として注目されるブラウザセキュリティソリューションが、業務の安全性を高めることが期待されています。

この記事の要約

  • テリロジーがConceal社と販売代理店契約を締結。
  • ブラウザ利用の拡大に伴うセキュリティ課題に対応。
  • 新セキュリティ「Conceal Browse」が導入される。

株式会社テリロジー(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:鈴木 達、以下、「テリロジー」)は、米国Conceal Inc.(本社:ジョージア州、 CEO:Gordon Lawson 、以下、「Conceal社」)と日本における販売代理店契約を締結し、よりセキュアなブラウザを実現する「Conceal Browse」の販売を開始したことお知らせいたします。

近年、業務におけるブラウザの重要性は増々高まっています。従来、ブラウザはWebサイトの閲覧を目的に利用されてきました。しかし、企業のDXや働き方改革の推進により、多くの業務がSaaSに移行しており、今や財務経理、人事、営業管理などの幅広い業務がブラウザを介して実行されています。

一方で、Webベースの脅威は進化を続けています。生成AIの登場やソーシャルエンジニアリングの高度化によりフィッシング攻撃は日々巧妙化しております。また、フィッシングサイトが配布されるチャネルも多様化しており、従来のメールから、SNSやチャットなどのSaaSを経由するものが増加しています。こうしたことから、従来のフィルタリングソリューションだけでは、フィッシング攻撃への対応が難しくなっています。

こうした中、米国ではブラウザにおけるセキュリティ強化が新たなセキュリティ手法として大きな注目を浴びており、セキュリティ対策に熱心に取り組む一般企業、官公庁、金融機関、教育機関等を中心に、ブラウザセキュリティソリューションの導入が進んでいます。

Conceal Browseは、独自のAIエンジンを脅威解析に利用する軽量型のブラウザセキュリティソリューションです。Conceal Browseは既存のブラウザの拡張機能として導入するだけで、ユーザーがアクセスするウェブサイトをリアルタイムで分析し、脅威のあるウェブサイトを自動的にブロックあるいは隔離環境で表示します。隔離環境では、ユーザーによるテキスト入力やファイルのダウンロード操作を制限することで、クレデンシャル情報の窃取やマルウェア感染を防ぎます。分析には、外部の脅威情報に加え、ウェブサイトの構造や動作も考慮するため、より多角的に脅威判定を行うことができます。また、Conceal独自のAIエンジンにより、最新の攻撃パターンを継続的に学習し、進化し続ける脅威にも対応することができます。

今回の契約締結は、兼松株式会社(以下、「兼松」)が2018年にシリコンバレーに設立したKanematsu Ventures Inc.との連携により実現しました。同社は、現地で先端/革新的技術を持つスタートアップ企業を発掘しており、米国やイスラエルなど世界中の最先端技術へのアクセスが深化したことでConceal社に繋がりました。テリロジーは、2022年に兼松のグループ会社である兼松エレクトロニクス株式会社(以下、「兼松エレクトロニクス」)と資本・業務提携契約を締結しており、兼松グループとの協力関係を強めております。

これからも、テリロジー、兼松、および兼松エレクトロニクスの三社で、サイバーセキュリティ技術の探索から導入・実装までの一貫支援を確立し、お客様へのトータルソリューションの提供を目指して参ります。

■Conceal社Gordon Lawson CEOのコメント

Conceal 社は、日本市場への進出にあたり、テリロジーと提携できることを大変光栄に思います。革新的なサイバーソリューションを提供してきたテリロジーの実績、そして日本のお客様をサポートするその能力を高く評価しており、日本市場により安全なサイバー環境を提供していくため、テリロジーとの永続的なパートナーシップを期待しています。
ゴードン・ローソン Conceal CEO

■兼松株式会社 グループ成長戦略推進室 松浦 和弘 室長のコメント

 テリロジーとConceal社が提携し、日本市場に次世代のサイバーセキュリティ技術が展開されることを非常に嬉しく思い、大きな期待を寄せています。この提携がお客様の安全性をより一層向上させ、脅威に対する備えが一段と高まるものと確信しております。

■Kanematsu Ventures社 杉原 亮 Presidentのコメント

テリロジーとConceal社の提携を心よりお喜び申し上げます。私たちの使命は、世界中の革新的な技術を日本へと橋渡しすることであり、今回の提携はその一環として非常に意義深いものです。今後も先端技術の探索を続け、お客様が直面するさまざまなサイバー脅威に対する強力なセキュリティソリューションを提供するテリロジーに貢献出来る提案をし続けることを目指します。

Concealについて

Conceal の使命は、Web ベースの脅威から組織を守ることです。Conceal Browseは、プライベートで軽量、簡単に導入できる AI 搭載のブラウザ拡張機能で、進化し続けるフィッシング、認証情報の盗難、その他の高度なソーシャル エンジニアリング攻撃を検出し、防止し、ユーザーを保護します。Conceal Browse は、あらゆる組織の最も脆弱な部分、つまり Web ブラウザを使用する人間を保護することで、破壊的でコストのかかるサイバー攻撃のリスクを大幅に軽減します。詳細については、https://conceal.io/ をご覧ください。

株式会社テリロジーについて

株式会社テリロジーは、1989年に会社設立、セキュリティ、ネットワーク、モニタリング、ソリューションサービスの4つのセグメントを中核に、市場および顧客ニーズに対応したハードウェアからソフトウェア、サービス提供までの幅広い製品を取り扱うテクノロジーバリュークリエイターです。顧客は大企業や通信事業者を中心に300社を超え、ネットワーク関連ビジネスならびにサイバーセキュリティ分野にて豊富な経験と実績を有しています。

https://www.terilogy.com/

■ Conceal Browseの基本機能

Conceal Browseは、ユーザーがアクセスするサイトをリアルタイムで分析し、判定された脅威度合に応じて、ウェブ閲覧をコントロールします。

Conceal Browseの基本機能

■Conceal Browseの特徴

1.独自のAIエンジンを活用した未知の脅威への対応

ウェブサイトをスキャンして得られた情報をConcealのAIエンジンが継続的に学習することで、まだ認知されていない最新の脅威にも対応することができます。

2.ユーザー操作の制御によるセキュリティリスクの低減

近年、ユーザーを欺くべく、フィッシングサイトの巧妙化が進んでいます。こうしたフィッシングサイトでのユーザーによるマルウェアファイルのダウンロードや、クレデンシャル情報の入力を防ぐため、リスクを含む可能性があると判断されたウェブサイトでは、ダウンロードや入力の操作が制限されます。

3.手間がかからない簡単な導入

エクステンション方式での導入になるため、マーケットプレイスよりダウンロードすることで利用を開始できます。また、インストーラーのご用意もあるため、Active Directoryによるデバイスへの一括展開にも対応しています。

本リリースに記載されている社名、商品名は、各社の商標または登録商標です。

【製品・サービスに関するお問い合わせ先】

株式会社テリロジー

担当部署:事業推進本部 クラウドセキュリティ事業部

TEL:03-3237-3291

FAX:03-3237-3293

 e-mail:conceal@terilogy.com

【報道関係者お問い合わせ先】

株式会社テリロジー

広報宣伝担当 齋藤

TEL:03-3237-3291

FAX:03-3237-3316

 e-mail:marketing@terilogy.com

記事選定/ライター
NFT-TIMES 長尾英太

ブロックチェーン技術記者、長尾といいます。ブロックチェーンについては投資/投機的な観点よりも、技術として未来の社会でどのように取り込まれていくかを中心に発信したいです。最近ではNFTやメタバースなどに注目しています。 1989年11月7日千葉出身。大学卒業後IT企業に入社。2017年にブロックチェーンの技術ライターとして独立。 Twitter
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