bestatとNTTコノキュー、XRグラス「MiRZA」に特許技術を提供開始

bestatとNTTコノキュー、XRグラス「MiRZA」に特許技術を提供開始

bestatとNTTコノキューがXRグラス向け特許技術を提供開始

bestat株式会社は、株式会社NTTコノキューと連携し、XRグラス「MiRZA」に特許技術を提供する覚書を締結しました。これにより、XRグラスを使用したデジタルツインの推進が促進され、エンタープライズ向けに高品質で迅速な3Dデータ生成が可能になります。特に、bestatが開発したクラウド型ソフトウェア「3D.Core」は、AIを利用して自動で3Dデータを生成し、業務テプロセスにおけるデジタルツインの構築を容易にします。この取り組みにより、企業は自社の業務プロセスにデジタルツインを簡単に組み込むことができるようになります。

この記事の要約

  • bestatとNTTコノキューがXRグラス「MiRZA」に特許技術を提供。
  • 3D.Coreを利用し、迅速かつ高品質な3Dデータ生成が実現。
  • 企業はデジタルツインを業務に統合しやすくなる。

bestat株式会社(本社:東京都文京区、代表取締役:松田 尚子、以下bestat)は、株式会社NTTコノキューデバイス製XRグラス「MiRZA TM(ミルザ)」の利用シーン開拓を目的とした株式会社NTTコノキュー(本社:東京都千代田区、代表取締役:丸山 誠治、以下NTTコノキュー)と「NTTコノキュー MiRZAソリューションパートナー」の覚書を締結しました。

bestatは、XRグラス「MiRZA」の3Dデータ生成分野において、XRグラスを利用しデジタルツインを推進する全ての事業者のために、高品質3Dデータの生成・活用技術の提供を開始します。これにより、XRグラス利用事業者は、自社内で早く簡単に精緻な3Dモデルを生成・活用・管理できるようになり、デジタルツインを業務プロセスの一環として容易に取り入れることが出来るようになります。

◆取り組みの背景◆

デジタルツイン構築の課題として、一般的に3Dモデルの不足が挙げられます。既存のストアアプリによる作成では、形状とテクスチャの精度が不十分で、大幅な手直しが必要となり、エンタープライズが求めるクオリティレベルに達していません。またデジタルツインを業務プロセスの一環として推進するには、高精度で迅速な制作が必要ですが、事業会社が社内でCGモデラーを抱えるには限界があります。

bestatはこの課題に対し、東京大学発の最先端のAIアルゴリズムを駆使し、3Dデータを自動で生成、さらにデジタルツインで扱いやすいデータに自動変換する独自のクラウド型ソフトウェア「3D.Core」を開発し、提供しています。

今般、NTTコノキューによるXRグラス「MiRZA」の利用シーン開拓に際し、「精緻な3Dデータを、大量に早く簡単に自社で生成し、デジタルツインに活かしたい」というXRグラスを利用するエンタープライズ向けにも、「3D.Core」の技術提供を開始することになりました。

◆3D.Coreについて◆

  • 手間のかからない3Dデータ生成:スマートフォンの写真や点群データから、高精度の3Dモデルを自動生成します。

  • カンタンなデータ管理:ノーコードで不要箇所をトリミングする等、生成された3Dデータを誰でもカンタンに管理し、即座に利用可能です。

  • 高度なデータ加工処理:自動で軽量化処理などの高度な加工が可能で、様々な用途に対応します。

  • 優れた形状精度:独自のアルゴリズムにより、光沢のある物体や、細い線など細部まで高精度に再現します。

  • 様々なシステム連携:それぞれの事業者様の社内システムとの連携等独自開発アルゴリズムだからこその柔軟性で3Dデータの活用を支援いたします。

  • エンタープライズ品質:自動生成と手動調整を組み合わせることで、エンタープライズが求める高品質を担保します。

bestat株式会社が提供する「3D.Core」

◆NTTコノキューデバイス製XRグラス「MiRZATM(ミルザ)」について◆

「MiRZA」は、Qualcomm, IncのチップセットSnapdragon® AR2 Gen 1を世界ではじめて※搭載したスマートフォンと無線接続する軽量なメガネ型デザインのデバイスです。企画から設計・開発、製造まで全てを国内で行っている”JAPAN MADE”のXRグラスとなります。

株式会社NTTコノキューデバイス製XRグラス「MiRZA(ミルザ)」

◆bestat株式会社 代表取締役 松田 尚子コメント◆

bestat株式会社 ロゴ
bestat株式会社 代表取締役 松田尚子

デジタルツイン/ メタバースが日々の業務や人々の生活に浸透し「当たり前」となるには、ハードとソフト両面での進化が必要です。最先端ハードであるXRグラスを提供するNTTコノキュー社と、3Dデータを精度高く量産できるソフトを提供する弊社が連携することで、日本のデジタルツイン/ メタバース市場の進化に少しでも貢献できればと考えております。

◆株式会社NTTコノキュー 仮想DXソリューション プロジェクトオーナー 南郷 史朗 コメント◆

株式会社NTTコノキュー ロゴ
株式会社NTTコノキュー 仮装DXソリューション プロジェクトオーナー 南郷 史朗

今回発表の新しいXRグラス「MiRZA」は、眼鏡のような掛け心地と、スマートフォンとの無線接続を実現したユニークな端末になります。それに加えて空間認識による6DoF表現ができるので、今までのグラスとは違ったシーンでの活用が見込まれます。この体験を最大限に生かし、3D表現を生活者が身近に楽しんでいただくためにも、bestat社の高いクオリティの3Dデータを提供するテクノロジーとの協創を心から歓迎します。

◆会社概要◆

bestat株式会社とは

bestatは、3Dデータを最先端のAI技術で処理することに特化した東大発のスタートアップです。3D画像処理技術を活かし、3Dデータをコモディティ化し、誰もが3Dデータを扱えるようになることで、デジタルツインの推進を支援します。

代表の松田は、経済産業省でイノベーション政策を担当した後、東京大学 松尾豊研究室で工学系博士号を取得したことをきっかけに、テクノロジーによる社会貢献を目指し2018年に立ち上げました。千葉道場ファンド、Deepcore、ココナラスキルパートナーズ、DGインキュベーションより投資を受けております。

2024年2月に公開した「3D.Core」は、3Dデータを自動生成・管理・活用できるエンタープライズ向けクラウド型ソフトウェアとして、サービス提供しています。このサービスは、製造、建設、インフラ等の事業分野で、自社内で簡単に手間なく、高品質な3Dデータを活用するためにご利用頂いています。

■本社所在地:東京都文京区本郷6-25-14

■主要業務:

  • 3Dデータ・クラウド型ソフトウェア「3D. Core」の提供

  • デジタルツイン構築

  • 3D画像処理ソフトウェアのライセンシング

■代表者:代表取締役 松田尚子

■コーポレートサイト:https://www.bestat-data.com

■取材依頼はこちら:administration@bestat-data.com

■お問い合わせはこちら:info@bestat-data.com

記事選定/ライター
NFT-TIMES 長尾英太

ブロックチェーン技術記者、長尾といいます。ブロックチェーンについては投資/投機的な観点よりも、技術として未来の社会でどのように取り込まれていくかを中心に発信したいです。最近ではNFTやメタバースなどに注目しています。 1989年11月7日千葉出身。大学卒業後IT企業に入社。2017年にブロックチェーンの技術ライターとして独立。 Twitter
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