ソニーネットワークコミュニケーションズ、AIツール「Prediction One」を可視化機能で強化

ソニーネットワークコミュニケーションズ、AIツール「Prediction One」を可視化機能で強化

ソニーネットワークコミュニケーションズ、AIツールを強化

ソニーネットワークコミュニケーションズ株式会社は、AI予測分析ツール「Prediction One」に新たに可視化機能を追加し、これによりユーザーは学習データや予測分析プロセスを視覚的に捉えやすくなります。この新機能は10月15日より提供を開始し、特に「学習」フェーズにおいて、ユーザーがインポートしたデータをグラフ形式で表示することで、データの傾向を把握しやすくしています。これにより、ユーザーはデータの内容を理解しやすくなり、その後の分析がスムーズになります。

この記事の要約

  • ソニーネットワークコミュニケーションズがAIツールを更新
  • 新機能で学習データを可視化し理解を促進
  • 10月15日から新機能が利用可能に

 ソニーネットワークコミュニケーションズ株式会社は、AI予測分析ツール「Prediction One(プレディクション ワン)」において、ユーザーがスムーズにAI活用を進められるよう、学習データや予測分析のステップを可視化する新機能を追加し、10月15日より提供開始します。

【新機能について】

1.インサイト生成機能

AI予測分析のはじめのステップである「学習」のフェーズにおいて、ユーザーがインポートした学習データから読み取れる内容を、グラフ等で可視化して表示する機能です。データにどのような値がどれくらい入っているのかを知ることができ、データの傾向を掴むことができます。

                                                                        

 ▲インサイト生成機能 画面イメージ                                            (例:左上図)ユーザーがインポートした来店者数に関するデータのある項目では

約318~378の値がボリュームゾーンであることがわかる

モデルを構築する前にデータを可視化し洞察を得るEDA (Exploratory Data Analysis)と呼ばれるステップは、機械学習における重要なプロセスの一つです。本機能はその役割を簡易的に代替し、データに関する全般的な理解とモデルの精度向上のヒントを得るために役立ちます。

※デスクトップ版、クラウド版の両方で本機能を提供します。

2.進め方ガイド機能

予測分析のステップにおいて、何をどのような順番で進めていくかわからないといった課題に対応するため、ツール上で進め方をガイドする機能です。

予測分析のTO DO全体を把握でき、各タスクにチェックを付けながら進めることでスムーズな進捗管理が可能です。さらに、予測分析を行うにあたって知るべき基礎知識が各タスク画面上に表示されるため、ユーザーのスキルアップにも繋がります。

また、AI活用の成功イメージを掴んでもらうため、ページ上に本機能を用いた成功ストーリー例を掲載しています。

本機能によって予測分析の全体像とステップを理解することで、ユーザーのAI活用に対するハードルを下げ、予測分析のはじめの一歩を安心して踏み出せるようにサポートします。

※クラウド版にて本機能を提供します。

 ▲進め方ガイド機能 画面イメージ

 そのほか、ユーザー利便性向上のため、作成したモデル/データの一括削除ができる機能を追加します。

【機能アップデート背景】

・「Prediction One」は、簡単に操作できる直感的なUIを通じて、専門知識がなくても高度な予測分析が実行できるAI初学者向けのツールです。「知識習得」、「企画/実証実験」、「開発」、「運用」と、導入企業のフェーズごとにAI活用をトータルにサポートしており(*1)、利用のし易さについてユーザーから評価を受けています。

・「Prediction One」では、2019年のサービス開始以来、ユーザーが迷いなくAI活用を進められるよう、様々な機能アップデートを重ねてきました。昨年度は、予測実施後にモデルの予測精度をさらに向上させる方法を提案する機能を強化(*2)、現在は予測以前にハードルとなる課題を解決するための機能強化に注力しています。

 ▲予測分析実行のステップ                                            ※昨年度は「③予測」後、現在は「③予測」以前の機能を強化

・このたび追加する新機能により、ユーザーが予測分析を進めるにあたってつまずきやすいポイントを補完し、ユーザー自らが取り組むべき内容や見るべき指標を把握し、判断できるようになることを目指します。

 「Prediction One」は、今後も利便性の高い機能を増やし、ユーザーのスキル向上とビジネス現場へのAI活用を推進してまいります。

【イベント出展について】

当社は、2024年10月23日から25日に幕張メッセにて開催される「Japan DX Week 秋」に出展します。お客さまのビジネス課題を解決する以下4つの法人向けソリューションサービスを紹介します。

展示会名: Japan DX Week 秋

会期: 2024年10月23日(水)~25日(金)

時間: 10:00~18:00 (最終日のみ17:00)

会場: 幕張メッセ 1-8ホール

主催: RX Japan株式会社

詳細は専用サイトを参照ください。

https://www.japan-it.jp/autumn/ja-jp/lp/visit/dxweek.html

【参考情報】

(*1)「Prediction One」は製品上でのサポートに加えて、導入企業のAI活用フェーズや課題に合わせて、導入支援サービスやDX/AI人材育成研修サービス等を用意しています。

 ▲提供サービスマップ

(*2)2023年度の主な機能アップデート

・2023年10月:ユーザーへ精度改善方法を提案するヒント機能に生成AIを用い強化

https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000001414.000000196.html

・2024年1月:予測結果の理解を深める解説資料を自動生成

https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000001422.000000196.html

※記載されている会社名および商品名、サービス名は各社の商標または登録商標です。

記事選定/ライター
NFT-TIMES 長尾英太

ブロックチェーン技術記者、長尾といいます。ブロックチェーンについては投資/投機的な観点よりも、技術として未来の社会でどのように取り込まれていくかを中心に発信したいです。最近ではNFTやメタバースなどに注目しています。 1989年11月7日千葉出身。大学卒業後IT企業に入社。2017年にブロックチェーンの技術ライターとして独立。 Twitter
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