株式会社MEDEMILが眼球運動で運転能力を測定する技術特許取得

株式会社MEDEMILが眼球運動で運転能力を測定する技術特許取得

株式会社MEDEMIL、眼球運動技術の特許が登録される

株式会社MEDEMILは、運転能力を眼球運動で測定する技術に関する特許登録を発表しました。この特許は2020年11月に出願され、2024年10月に登録が完了しました。株式会社MEDEMILが展開する「MEDEMIL Drive™」の基盤技術として、運転安全性の向上に寄与することが期待されています。特許の取得により、同社の技術はさらに発展し、新たな市場機会を創出する可能性があります。

この記事の要約

  • MEDEMILが眼球運動測定技術の特許を取得。
  • 特許出願は2020年11月、登録は2024年10月。
  • 運転能力向上を目指す「MEDEMIL Drive™」に活用予定。

この度、株式会社MEDEMILの製品「MEDEMIL Drive™」の基本技術である「眼球運動から運転能力を測定する技術」に関する特許が無事登録となりましたことをお知らせいたします。

本特許は2020年11月に弊社の西村と野田を含めた計6人が発明人となって出願された特許であり、そこから約4年後の2024年10月に無事、特許登録となりました。

特許番号

特許第7565566号 (P7565566)

出願日

2020年11月24日

発明の名称

身体状態の推定装置、身体状態の推定方法、プログラム、および記録媒体

出願人

学校法人東京医科大学

発明人

西村太雅、野田都里人、他4名


特許の説明

本特許は、(1)眼球運動から(2)運転能力(3)推定する装置およびプログラムを特許請求の範囲としています。

(1)眼球運動

瞳孔位置、瞳孔径、瞳孔の散大縮小速度、輻輳開散運動、追視、サッケード、固視(注視)、眼球運動の左右差、眼振、および虹彩などの、眼に関する幅広い情報を対象としています。

(2)運転能力

認知機能などを含んだ、運転時に必要となる複合的な要素によって決定される能力のことを想定しています。

(3)推定

被験者に表示する視刺激用検査パターン(映像など)を適切に組み合わせることで、より細分化された運転能力の推定が可能となります。

また、ドライバーの過去の事故歴から学習したAIおよびモデルを用いて、より精度の高い運転能力の推定も行うことができます。

したがって、眼から得られる幅広い情報から、詳細な運転能力を推定することのできる汎用性の高い技術として、今後のさらなる発展が期待されます。


株式会社MEDEMILについて

2023年3月、株式会社MEDEMIL は東京医科大学在籍の学生発スタートアップ企業として誕生しました。企業コンセプトに「眼で診る健康、目で見る未来」を掲げており、眼球運動解析技術の研究開発を通じて、人々の健康に貢献することを目指しています。現在、近年増加傾向にある高齢者の自動車運転事故という重大な社会課題の解決に取り組んでいます。


会社概要

社名:株式会社MEDEMIL(メデミル)

所在地:東京都新宿区西新宿8丁目12番1号 サンパレス新宿412号室

設立:2023年3月1日

事業内容:自動車運転能力評価AIを搭載した視刺激機能一体型眼球運動解析装置の研究開発、製造販売

■ホームページ

https://medemil.co.jp/

■お問い合わせ

TEL:070-8454-0412

e-mail:contact@medemil.co.jp

記事選定/ライター
NFT-TIMES 長尾英太

ブロックチェーン技術記者、長尾といいます。ブロックチェーンについては投資/投機的な観点よりも、技術として未来の社会でどのように取り込まれていくかを中心に発信したいです。最近ではNFTやメタバースなどに注目しています。 1989年11月7日千葉出身。大学卒業後IT企業に入社。2017年にブロックチェーンの技術ライターとして独立。 Twitter
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