株式会社KADOKAWA、体験型デジタルコンテンツ『DORE YOMU?』を19書店で導入
株式会社KADOKAWAが19書店で新サービスを導入開始
株式会社KADOKAWAは、体験型デジタルコンテンツ『DORE YOMU?』を導入し、ニコニコカドカワ祭り2024の一環として、約19の書店でサービスを展開することを発表しました。このデジタルコンテンツは、書店員の選書やAIによるオススメ機能を駆使し、読者が本と出会う新たな体験を提供します。さらに、アバターを活用した絵本の読み聞かせイベントも企画されており、書店の魅力を引き出し、業界のDX化を進めることを目指しています。これにより、書店が減少している中でも、アナログとデジタルの融合を通じて新たな顧客体験を実現することを目指しています。
この記事の要約
- KADOKAWAが体験型デジタルコンテンツ『DORE YOMU?』を導入。
- 書店員の選書とAIによるパーソナライズされた推薦機能を提供。
- 書店の魅力を引き出し、アナログとデジタルを融合させた企画。
株式会社KADOKAWA(本社:東京都千代田区、取締役 代表執行役社長 CEO:夏野剛)は、現在開催中のニコニコカドカワ祭り2024の<書店DX企画>として、書店員の選書、トレンドワードに基づく検索、AIリコメンド、全冊検索、読者レビューなどをひとつに収めた体験型デジタルコンテンツ『DORE YOMU?(ドレヨム?)』のサービス提供を開始し、2024年10月11日より期間限定で対象書店19店舗に導入します。また、一部の店舗にて、アバターによる絵本の読み聞かせイベントも開催します。
書店の数が減少している昨今、書店の魅力・価値を最大限に引き出し向上させることは、出版業界にとって重要な使命となっています。
KADOKAWAでは、2014年よりデジタルを用いた書店送客を狙った「ニコニコカドカワ祭り」を毎年継続的に実施しているほか、製造のデジタル化なども業界内でも先駆けて進めており、流通や施策のDX化によって書店の売上向上を図っています。また、「ニコニコ超会議」などで、AI・アバター・RFID・メタバースなどの最新技術を活用した書店DX推進コンテンツを展開し、話題を呼びました。
今回、同社は新たに“あたたかみのある書店DX”を目指し、「目的の本がなくても、色々な方法で本と出会える」をコンセプトに、本屋さんの個性や人とのふれあいといったアナログの魅力とデジタルの利便性を組み合わせた『DORE YOMU?』を企画しました。書店に立ち寄った際の「読みたい本がわからない」「本に詳しい人のおすすめを知りたい」というニーズに応え、このデバイスを開くと、全国津々浦々の本好きな書店員によるオススメ、急上昇ワードに基づく検索、AI書店員「ダ・ヴィンチさん」によるパーソナライズされた推薦、フリーワードやジャンルでの全冊検索という4つの方法を通じて新しい本との出会いを提供します。さらに、2つのシステム「読書メーター」と「書店在庫情報プロジェクト」との連携により、読みたい本に出会ったら、読者のレビューを見ることができたり、店舗在庫状況を確認できたりと、購買意欲を促進する機能も備えています。
効率化によって希薄になりがちな「書店とお客様がつながる場」と新たな販売機会の創出を、書店員の知見とデジタル技術を掛け合わせることで実現します。
■表紙をひらくと読んでみたい1冊に出会える体験型デジタルコンテンツ『DORE YOMU?(ドレヨム?)』概要
<『DORE YOMU?』で読んでみたい本と出会う4つの方法>
1. 書店のオススメ
データに基づいたロジカルで効率的な提案ではなく、全国津々浦々の本好きな書店員の“旬”な選書を、コメント付きで見ることができます。その書店のみならず、ほかの『DORE YOMU?』展開書店のオススメも閲覧可能。いろいろな書店員の熱のこもった選書を、お楽しみください!
2. 急上昇ワード検索
Yahoo! JAPANの検索数急上昇ワード上位に関連する本を、一覧で表示します。
書店の売場にトレンドを反映できるのは、デジタルならではのメリット。毎日更新されるため、日ごとに新しい本を発見することができます。
※前日の急上昇ワードが反映されます
※出典:ヤフー・データソリューション DS.INSIGHT
3. AI書店員 ダ・ヴィンチさん
大規模言語モデルを用いた「AI書店員ダ・ヴィンチさん」の質問に答えながら対話を進めていくと、お客様に合った3冊をオススメ理由のコメント付きでリコメンドしてくれます。
※取り扱いはKADOKAWA商品のみとなります
4. 全冊検索
フリーワードや、ジャンルを絞って本を検索できます。該当書籍のレビューも閲覧可能。ちょっと気になっている本がある方へも、+αの情報をご提供します。
■各システムとの連携概要
「読書メーター」および「書店在庫情報プロジェクト」と連携し、他の読者のレビューにより体験者の好奇心をさらに掻き立て、店頭在庫状況の表示によって購買意欲の促進を図ります。
・読書メーター
読んだ本・読みたい本など、状況に分けて書籍を登録、読書量をグラフで記録管理できるアプリ・webサイト。日本最大級の書評・レビューサイトとしても、本の感想・レビューやユーザーとの交流を通じて読書の幅を広げ、読書をより一層楽しくするサービスです。
・書店在庫情報プロジェクト
一般社団法人出版文化産業振興財団(JPIC)・株式会社カーリル・一般社団法人版元ドットコムが実証実験を進めているプロジェクト。現在地周辺の書店在庫の横断的な検索を可能とし、読者の利便性向上・書店の販売機会最大化を目指している。
※店頭在庫状況は書店在庫情報プロジェクト参加書店の対象店舗のみで表示されます。
<『DORE YOMU?』展開店舗>
北海道 紀伊國屋書店 札幌本店
宮城県 蔦屋書店 イオンタウン仙台泉大沢店
茨城県 ACADEMIA イーアスつくば店
埼玉県 紀伊國屋書店 浦和パルコ店
埼玉県 未来屋書店 上尾店
東京都 くまざわ書店 田町店
東京都 ブックファースト 新宿店
神奈川県 有隣堂 横浜駅西口店
岐阜県 三省堂書店 岐阜店
滋賀県 大垣書店 フォレオ大津一里山店
京都府 大垣書店 イオンモールKYOTO店
大阪府 大垣書店 高槻店
大阪府 MARUZEN&ジュンク堂書店 梅田店
兵庫県 ブックファースト 阪急西宮ガーデンズ店
鳥取県 今井書店 吉成店
島根県 今井書店 出雲店
広島県 フタバ図書 TSUTAYA MEGA中筋店
香川県 宮脇書店 南本店
福岡県 丸善 博多店
※実施店舗は追加・変更する場合がございます。最新情報はニコニコカドカワ祭り2024公式サイト( https://kadokawadwango.net/ )をご確認ください。
コンテンツ製作協力:株式会社ワントゥーテン https://www.1-10.com/
■「DORE YOMU?知ってる?」キャンペーン概要
『DORE YOMU?』書店展開を記念し、どなたでも参加可能なXでのキャンペーンと、店頭体験者限定のプレゼントキャンペーンを開催します。
【1】フォロー&RPキャンペーン
期間 :10/11(金)~11/24(日)
賞品 :抽選で10名様に図書カードネットギフト1000円分をプレゼント
応募方法:
➀Xで「KADOKAWAさん@本の情報(@kadokawa_san)」をフォロー
➁応募要項を確認する
➂キャンペーン対象ポストをリポスト
【2】対象書店で体験された方限定!写真投稿キャンペーン
期間 :10/11(金)~11/24(日)
賞品 :抽選で30名様に図書カードネットギフト5000円分をプレゼント
応募方法:
①対象書店で『DORE YOMU?』の写真を撮る
※周囲の方が写らないようにご注意ください
②応募要項を確認する
③KADOKAWAさん@本の情報「@kadokawa_san」をフォロー
④『DORE YOMU?』を撮影した写真と、#ドレヨム見つけた をポスト
※詳細は、キャンペーン対象ポスト・応募要項をご確認ください。
■書店における新感覚の絵本イベント『アバター読み聞かせ』概要
書店員や専門スタッフがアバターとなり、リアルタイムでモニターを通して絵本を読み聞かせします。
アバターを活用することで、遠隔地からでも子供たちと対話を交えたインタラクティブな読み聞かせを行うことが可能になり、子どもたちへ本との印象的なタッチポイントを与えることができます。さらに読み聞かせのプロではないスタッフでも、アバターによって大きな表現をすることへの抵抗感を軽減することができ、書店イベント活性化の一助となることが期待されています。
アバターが大きな表情・動作で絵本を読む、従来とはひと味違った新感覚のイベントを、ぜひ親子でお楽しみください!
<『アバター読み聞かせイベント』実施店舗>
・神奈川県 紀伊國屋書店 武蔵小杉店
・神奈川県 有隣堂 たまプラーザテラス店
※参加無料・事前予約不要です。
※1回30分前後を予定しています。
※実施店舗・日時などの詳細はニコニコカドカワ祭り2024公式サイト( https://kadokawadwango.net/ )をご確認ください。
コンテンツ製作協力:AVITA株式会社 https://avita.co.jp/
■ニコニコカドカワ祭り2024 概要
公式サイト: https://kadokawadwango.net/
実施期間:2024年9月27日(金)~2024年11月24日(日)
実施企画:リアル書店で最大50%還元、豪華抽選プレゼント/電子書籍50%OFF & 1巻無料/ニコニコ生放送によるアニメ一挙放送/「カドコミ」コイン50%還元/体験型デジタルコンテンツ『DORE YOMU?』店頭展開 など