イーグリッドとアプリックスが共同開発する道路パトロールDXソリューション

イーグリッドとアプリックスが共同開発する道路パトロールDXソリューション

イーグリッドとアプリックスが連携し道路パトロールDXを推進

株式会社イーグリッドと株式会社アプリックスは、地方自治体向けの道路パトロールDXシステムを共同開発することを発表しました。本システムは、アプリックスが提供する通信機能付きAIドライブレコーダー「AORINO Biz」を活用し、AI画像解析による道路損傷の早期発見とパトロール業務の効率化を目指しています。労働人口が減少する中、AI技術とクラウドサービスを駆使して地方自治体のニーズに応える新しいソリューションの提供を目指しています。今後、様々な機能の追加も予定されています。

この記事の要約

  • イーグリッドとアプリックスが道路パトロールDXシステムを共同開発。
  • AIドライブレコーダー「AORINO Biz」を活用し、効率化を図る。
  • 労働人口減少に伴うニーズに答える新しいソリューションの提供を目指す。

 「IT×X」でお客様と社員の未来を作ることをミッションに掲げ、幅広い分野の課題に対してテクノロジーでのソリューションを提供する株式会社イーグリッド(e-Grid inc. 本社:島根県出雲市、代表取締役CEO:小村 淳浩、以下イーグリッド)は、開発・実証研究中の地方自治体向け道路パトロールのDXシステムにおいて、システム開発やクラウド開発などを手がける株式会社アプリックス(本社:東京都新宿区、代表取締役社長:倉林聡子、以下「アプリックス社」)と連携し、アプリックス社グループが提供している法人向け通信機能付き AI ドライブレコーダー「AORINO Biz(アオリノビズ)」(以下「AORINO Biz」)(※1)を活用したの共同開発を開始したことについて、下記のとおりお知らせします。

(本共同開発の概要図)

 各地方自治体が課題とする道路パトロールのDX化に向けて開発を進めていた『AI画像解析道路パトロールシステムの実証実験』に、この度、アプリックス社が提供する「AORINO Biz」を活用し、同社と共同開発(以下「本共同開発」)を開始することとなりました。

 地方自治体における道路パトロール業務では、道路の損傷箇所の早期発見、見落とし防止のため、パトロール時には車両に複数名で乗車し運転と道路確認を行っています。しかし、労働人口の減少から、このパトロール人員の確保も困難になることが予想されます。これを受けて、通信機能付きAIドライブレコーダーを手がけるアプリックス社と協業する形で「AORINO Biz」と弊社が行っているAI画像解析を用いた道路パトロールシステムを合わせた、新たなソリューション開発に取り組んでまいります。

 本共同開発では「AORINO Biz」で撮影された動画とAIの解析技術を用い、道路パトロール効率化の実現を目的としています。「AORINO Biz」で取得した映像から道路の損傷箇所をAI画像解析で自動で検出するほか、アプリックス社は今後、従来ドライブレコーダーのSDカード等からデータ転送を行っていた作業の効率化を目指し、録画データの24時間クラウドアップロードに対応した、「AORINO Biz」の追加機能開発を行う予定です。これにより、SDカードの脱着不要、遠隔による動画確認が可能になります。なお、本新規ソリューションにおけるクラウド環境については、アプリックス社がリセラーとして取り扱うマルチクラウドストレージサービス「Neutrix Cloud」(※2)を使用する予定であり、同社グループにおけるデータ活用ビジネスの一つの取り組みとなる予定です。

 本共同開発を通じ、引き続き、地方自治体向け道路パトロールシステムの製品化に向け、開発に取り組んでまいります。

■「AORINO Biz」について  

 本共同開発のためにアプリックス社から提供される「AORINO Biz」は、同社が提供する通信機能付AIドライブレコーダー「AORINO(アオリノ)」(以下「AORINO」)の法人向けプロダクトであり、国内で社会問題化しているあおり運転、危険運転行為などのトラブルへの対処と予防が可能な先進技術を搭載し、法人企業様のドライバーの安全運転サポートと管理者の業務効率化を支援するサービスです。
 一般的なドライブレコーダーと異なり、サブスクリプション型のサービスのため、初期導入費用を抑えた導入が可能です。緊急時 110 番通報や危険運転アラート、自動クラウドアップロードなど従来の「AORINO」の機能に加え、法人向け限定サービスとして脇見・居眠りアラートや現在位置マップ、「アルコールチェッカー(別売)」との連携によるドライバーのアルコールチェック機能など、法人向けに特化した様々な機能を備えています。

 将来的には「AORINO Biz」による映像データを用いたよりスムーズな交通フローの構築や、車両故障や不具合が発生した際の問題原因の早期特定、また運転手の運転スタイルや行動分析による安全運転評価などの点についても検証を行っていく予定です。

※1.「AORINO Biz」の製品サイトはこちらをご覧ください。

※2.「Neutrix Cloud」に関する詳細についてはこちらをご覧ください。

■株式会社アプリックスについて

アプリックスグループは、組込み&エッジからクラウドまでワンストップで開発できる技術を用いて顧客が実現したいサービスや仕組みを構築するほか、またそれらをMVNOと連携したサービスなど、IoTのライフサイクル(計測→収集→蓄積→分析→活用→制御)を実現するベストプラクティスを提供しています。

 名称:株式会社アプリックス

 本社:東京都新宿区西早稲田二丁目20番9号

 代表:代表取締役社長 倉林 聡子

 設⽴:1986年2月22日

 事業:ストックビジネス事業・システム開発事業

 URL:https://www.aplix.co.jp/

 製品お問い合わせ先:https://www.aplix.co.jp/inquiry/

※ 記載されている会社名、製品名は各社の商標または登録商標です。

株式会社イーグリッド

株式会社イーグリッド

「進化し続け、IT×Xによりお客様の課題を解決し、ビジネスを成功に導くことでお客様と社員の未来を創る」をミッションに掲げ、2010年11月に島根県出雲市に本社を設立して以降、東京、神戸、米子、広島に進出。より高度な技術を得ながら社会に貢献することを目指し、産官学で連携した研究開発も行っています。また、国内外の優秀なエンジニアと一丸となり、山陰エリアの開発拠点において、東京をはじめとする首都圏エリアの開発案件に積極的に携わるとともに、Ruby on RailsやGo、react/typescriptを用いたソフトウェア開発やMaaS事業、医療向けパッケージソフトウェア、デジタルマーケティングなどのソリューションで様々な社会課題を解決し、未来の世界に貢献します。
https://www.e-grid.co.jp/

記事選定/ライター
NFT-TIMES 長尾英太

ブロックチェーン技術記者、長尾といいます。ブロックチェーンについては投資/投機的な観点よりも、技術として未来の社会でどのように取り込まれていくかを中心に発信したいです。最近ではNFTやメタバースなどに注目しています。 1989年11月7日千葉出身。大学卒業後IT企業に入社。2017年にブロックチェーンの技術ライターとして独立。 Twitter
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