FRAIM、行政文書DXツール「D1-LAWGUE」に生成AI機能を追加

FRAIM、行政文書DXツール「D1-LAWGUE」に生成AI機能を追加

FRAIMが行政文書DXツールに生成AI機能を追加

FRAIM株式会社は、行政文書DXツール「D1-LAWGUE」に新たに生成AIオプションを搭載したことを発表しました。このツールは第一法規との共同開発で、既に多くの自治体に導入され、文書業務の効率化に寄与しています。今回の生成AI機能は、様々な業界で利用されている実績を持ち、地方自治体における文書作成や点検業務の軽減に寄与することが期待されています。これにより、自治体と民間企業の連携が強化され、生産性向上が図られます。

この記事の要約

  • FRAIMが「D1-LAWGUE」に生成AI機能を追加。
  • 行政文書の効率化を目指し、多くの自治体で導入済み。
  • 民間企業との協業を通じて生産性を高める目的。

FRAIM株式会社(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長:宮坂豪、以下「FRAIM」)は、行政文書DXツール「D1-LAWGUE」に生成AI機能(以下、「生成AIオプション」)を搭載したことをお知らせします。

■D1-LAWGUEと生成AIツール連携の背景

行政文書DXツール「D1-LAWGUE」は、FRAIMとの資本業務提携先である第一法規株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:田中英弥、以下「第一法規」)との共同開発製品として昨年10月にリリースされました。既に多くの自治体で採用され、文書業務の効率化に貢献しております。

このたび、D1-LAWGUEに実装された生成AIオプションは、以前より当社の提供するクラウド ドキュメント ワークスペース「LAWGUE」において、大手製造業、金融業、弁護士事務所等、様々な業界で導入されておりました。

地方自治体内での行政文書の作成・点検業務にも、生成AIオプションの利用が拡大されることで、自治体、民間企業の垣根を超えて、さらなる生産性の向上に貢献してまいります。

■D1-LAWGUEと生成AIオプションにより実現されること

生成AIオプションは、2024年1月にLAWGUEでβ版が先行リリース(※1)され、当社の独自AIによるRAG(※2)により、ユーザーからの評価も高く、このたびD1-LAWGUEへの実装の運びとなりました。

※1 LAWGUEにおける生成AIオプションは、2024年7月に製品版をリリース(本件に関する記事はこちらをご参照ください)

※2 Retrieval-Augmented Generation(検索拡張生成)の略称で、独自のデータソースを組み合わせることで、生成AIによるハルシネーションを防いだり、回答内容を補完したりする技術

D1-LAWGUEと生成AIとの連携により、以下が実現可能となります。

・総合行政ネットワーク(LGWAN)環境でシームレスに利用可能

生成AIオプションは、自治体のLGWAN環境でも利用可能なため、業務端末やインターネット間での環境切り替えは必要ありません。そのため、作業が中断することなく、文書作成と生成AIの利用を一つの画面で完結できるため、シームレスに業務を進めることができます。

・容易にデータベース化を実現でき、自庁内の文書データを根拠にして質問に回答

自庁内文書データをD1-LAWGUEにドラッグ&ドロップすることで容易にデータベース化でき、保存された文書データから根拠となる文章を見つけ、根拠箇所と併せて質問に回答できます。また、探している文書データをより容易に見つけることも可能です。

■D1-LAWGUEが解決する自治体の課題

地方自治体では「人力頼り」な文書業務が多く存在し、固有の課題とされています。例えば、体裁の手直しや新旧対照表の作成等の事務的な作業が多いほか、法令・条例といった行政特有の分野での知識から自庁・他自治体での事例収集に至るまで、職員の経験に頼るところが大きいとされています。

これらの固有課題は、従来から認識されてはいるものの、人海戦術の常態化や、行政文書の秘匿性、システム環境等の障壁により、解決が先送りにされてきた領域と考えており、当社は、企業ビジョンに掲げる「文書作成を、再発明する。」に立脚し、この領域をさらに改革してまいります。

■地方自治体の文書業務 × D1-LAWGUE × 生成AI

このたびの連携では、今も目まぐるしい発展を遂げている生成AIなどの様々な先端技術と、自社開発のD1-LAWGUEのAIを組み合わせることで、庁内の利用までに様々なハードルを抱えている生成AIを「簡単に実務現場で利用可能な生成AI」として実装したものです。

本製品の提供を通じて、自治体職員様の業務負荷のさらなる軽減・生産性の向上、ひいては働き方改革へ貢献していきたいと考えております。


■行政文書のDX推進ツール「D1-LAWGUE」について

「D1-LAWGUE」は、地方自治体の文書業務の固有課題を解決し、業務効率化を実現する行政文書のDX推進ツールです。

第一法規の確かな法コンテンツと、FRAIMが持つ独自のAI × エディタのテクノロジーが組み合わされた、革新的なツールとして様々な行政文書業務を効率化します。

サービスサイト:https://d1.lawgue.com/

記事選定/ライター
NFT-TIMES 長尾英太

ブロックチェーン技術記者、長尾といいます。ブロックチェーンについては投資/投機的な観点よりも、技術として未来の社会でどのように取り込まれていくかを中心に発信したいです。最近ではNFTやメタバースなどに注目しています。 1989年11月7日千葉出身。大学卒業後IT企業に入社。2017年にブロックチェーンの技術ライターとして独立。 Twitter
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