株式会社Scalar（本社：東京都新宿区、代表取締役CEO兼COO：深津航、代表取締役CEO兼CTO：山田浩之、以下Scalar）は、株式会社LayerX（本社：東京都中央区、代表取締役CEO 福島良典、以下LayerX）と協業することで合意しました。

LayerXの生成AIプラットフォーム「Ai Workforce」と Scalar の分散トランザクションマネジャー「ScalarDB」を組み合わせ、社内に分散して蓄積された膨大なデータを容易に取り込むことが可能となります。これにより、社内データソースを活用した高精度な生成AIの利用が可能となり、お客様の業務変革や新たな価値創出を実現します。

協業の概要

昨今、生成AIの活用が企業の業務革新や価値創出において注目されています。しかし、生成AIの導入には、企業内に分散して蓄積された膨大なデータの管理が課題となっています。多くの企業では、データが異なる部門やシステムに散在しているため、そのデータを迅速かつ効率的に統合し、AIが有効に活用できる形にすることは、容易ではありません。さらに、データの整合性が保証されていない場合、生成AIによって作成されるレポートやドキュメントの精度に影響を及ぼし、意思決定を誤るリスクが生じます。

この課題を解決するために、LayerXの生成AIプラットフォーム「Ai Workforce」と、Scalarの分散トランザクションマネージャ「ScalarDB」を組み合わせます。

これまで、各部門でサイロ化されたデータソースごとに開発する必要があったインターフェースを「ScalarDB」で共通化・抽象化し、データソースやシステム変更の影響を受けにくい基盤を実現します。「Ai Workforce」は、散財する異種複数のデータソースをあたかも整合性が保証された「シングルリポジトリ」のように扱うことで、生成するレポートやドキュメントの精度を向上します。

引き続きLayerXとScalarは共同で新たなソリューションを開発し、エンタープライズ企業の生産性向上に寄与することで、業務のデジタルシフトを推進していきます。

【株式会社LayerXについて】

LayerXは、「すべての経済活動を、デジタル化する。」をミッションに掲げるSaaS+FinTechスタートアップです。 法人支出管理サービス「バクラク」を中心に、デジタルネイティブなアセットマネジメント会社を目指す合弁会社「三井物産デジタル・アセットマネジメント」、大規模言語モデル（LLM）関連技術を活用し企業や行政における業務効率化・データ活用を支援する「AI・LLM事業」などを開発・運営しています。

• 設立：2018年8月

• 代表者：代表取締役CEO 福島良典 / 代表取締役CTO 松本勇気

• 所在地：東京都中央区築地1-13-1 銀座松竹スクエア 5階

• 資本金（準備金含む）：132.6億円

• コーポレートサイト：株式会社LayerX

• 採用サイト：LayerX採用情報

• お問い合わせ：お問い合わせ / 株式会社LayerX

•  事業サイト：

  • バクラク

  • 三井物産デジタル・アセットマネジメント

  • オルタナ（ALTERNA）

【株式会社Scalarについて】

株式会社Scalarは、東京とサンフランシスコに拠点を持つ2017年に設立された日本発のグローバルスタートアップです。「データ管理をより信頼できるものにする」をミッションとし、異種複数のデータベースをまたがるトランザクションを管理し、分散したデータベース間の整合性の課題を解決する、分散トランザクションマネージャ「ScalarDB」とデータの真正性の課題を解決するデータ改ざん検知ソフトウエア「ScalarDL」の開発・販売をしています。詳細はウェブサイトをご覧ください。

※ 記載されている会社名、製品名は、各社の登録商標または商標です。