仙台市と共同で進める「せんだい My Health Log」の魅力
仙台市と連携した「せんだい My Health Log」の取り組み
「せんだい My Health Log」は、仙台市と共同で進める健康管理プロジェクトで、厚生労働省の健康日本21に基づいています。このプロジェクトでは、パーソナル・ヘルス・レコード(PHR)を活用し、自分の健康情報を簡単に取得できる環境を整備します。健康に対する関心が薄い人や忙しい人でも利用できる楽しい仕組みを構築し、健全な生活習慣の促進を目指します。さらに、健康管理アプリ「カロミル」を通じて、ライフログデータの収集と可視化を行うことで、より多くの人々に健康への意識を高めてもらうことを目的としています。
この記事の要約
- 仙台市と共同で進める健康管理プロジェクト。
- PHRを活用し、健康情報の取得を容易にする。
- アプリ「カロミル」でライフログの収集と可視化を実現。
東日本電信電話株式会社 宮城事業部(執行役員宮城事業部長:須藤 博史、 以下 NTT東日本)、大和電設工業株式会社(代表取締役社長:櫻田 孝喜、以下 大和電設工業)、ライフログテクノロジー株式会社(代表取締役:棚橋 繁行、以下 ライフログテクノロジー)は、健康管理アプリ「カロミル」を活用して共同で健康づくり事業(以下、本事業)に取り組みます。 本事業は、仙台市PHR利活用によるプロジェクト「せんだい My Health Log」に採択されており、今後仙台市においてデータを利活用した健康づくり等の新しい事業の創出を目指してまいります。 仙台市PHR 利活用による健康づくりプロジェクトについては下記特設サイトをご確認ください。 (URL) https://aru-kuworksendai.jp/campaign2024/
1.背景・目的
厚生労働省の健康増進計画 健康日本21(第三次)では、「誰もがアクセスできる健康増進のための基盤」として、PHR(パーソナル・ヘルス・レコード)をはじめとする自らの健康情報を入手できるインフラ整備の推進が掲げられています。
近年、多種多様な事業者がPHRサービスの提供や実証実験を行っていますが、利用者の定着や社会実装にあたっては課題が山積しています。
本事業では、健康に関心が薄い人や時間に余裕がない人でも取り組めるよう楽しく使える仕組み・仕掛けを3社連携で提供し、利用者の定着や健康に対する行動変容につながるか検証いたします。
2.事業概要
① 健康管理アプリ「カロミル」によるライフログデータの蓄積・見える化
・ライフログデータの蓄積
ライフログテクノロジーが開発・提供する健康管理アプリ「カロミル」は、食事や体重・バイタル情報をスマートフォンで写真撮影するだけで、カロミル内に記録することが可能です。「カロミル」内に蓄積されたライフログデータは、ダッシュボードツール「カロミルWell-being」と連携し、データ分析を行います。
・ライフログデータの見える化とパーソナライズされたアプローチ
AIにより食事の栄養価は自動計算、グラフ化され、利用者の食事に対する行動変容を促します。日々の食事や体重、運動などの日常的なライフログをもとに、独自のAI技術を活用した3ケ月後の体重予測やパーソナライズされたアドバイスをフィードバックし、モチベーション向上に寄与します。
② 健康管理アプリ「カロミル」の利用促進のための地域との連携
・アプリの利用促進のためのインセンティブ付与
アプリに記録された歩数などの運動量に応じて地域通貨や仙台銀座商店街で利用できる商品券の提供や地域通貨のプレゼントにより、行動変容を促進します。
・アプリによる定期的な情報配信
宮城県栄養士会と大和電設工業が連携協力し、管理栄養士監修の健康的な食生活・レシピ提案などの食と健康に関する情報配信します。
3.各社の役割
① NTT東日本
・本プロジェクトの企画、実行、プロジェクトマネジメント
・健康管理アプリ「カロミル」の利用促進施策の企画、実行
② 大和電設工業
・健康管理アプリ「カロミル」の構築・運用
③ ライフログテクノロジー
・健康管理アプリ「カロミル」の開発・提供
4.今後の展望
本事業の知見を踏まえ、仙台市民の皆様が気軽に楽しく使える健康管理の基盤を提供することで、データドリブンな健康増進に寄与してまいります。