株式会社ハイレゾ、12億円の資金調達でGPU事業を拡大

株式会社ハイレゾ、12億円の資金調達でGPU事業を拡大

ハイレゾ、GPU事業拡大のため12億円を調達

株式会社ハイレゾは、新たに約12億円の資金調達を実施し、GPU事業の拡大を目指しています。今回の資金調達は第三者割当増資としてWCP HR投資事業有限責任組合、株式会社サードウェーブ、長瀬産業株式会社が引受先となっています。これによりハイレゾは累計で約41億円の調達額を達成しました。国内最大級のGPU専用データセンターを運営し、2024年には新会社を設立してさらなる成長を計画中です。今後もクラウドサービス「GPUSOROBAN」の展開を通じて、業界のリーダーを目指します。

この記事の要約

  • ハイレゾが約12億円を資金調達しGPU事業を拡大。
  • 国内最大級のGPUデータセンターを運営中。
  • 2024年には新会社を設立し成長を加速予定。

国内最大級のGPU専用データセンターを運営し、クラウドサービス「GPUSOROBAN」を展開する株式会社ハイレゾ(本店:佐賀県東松浦郡玄海町、本社:東京都新宿区、代表取締役:志倉喜幸、以下当社)は、新たにWCP HR投資事業有限責任組合、株式会社サードウェーブ、長瀬産業株式会社を引受先とする第三者割当増資により、約12億円の資金調達を実施しました。融資を含む累計での資金調達額は約41億円となります。

資金調達の目的

当社は、2019年より石川県志賀町で国内最大級のGPUデータセンターを運営しています。また、2023年10月に佐賀県玄海町と進出協定を結び、廃校となった旧有徳小の校舎にGPUデータセンターを開設しました。2024年2月には新たに株式会社ハイレゾ香川を設立し、「GPUSOROBAN」のさらなる成長を目指します。

  1. 株式会社ハイレゾ香川への出資

  2. 各拠点のサービス向上を目的とした設備投資

  3. GPU事業の新規顧客獲得に向けた広告宣伝

  4. 上場に向けたコーポレート体制の強化

  5. 新規事業を目的とした投資

新たな引受先からのコメント

WCP HR投資事業有限責任組合 無限責任組合員 株式会社WCP 代表取締役 古橋 昌也氏

世界的なAI革命が進展する中、データセンターの一層の需要増が見込まれます。国内のGPU環境は整備が遅れ、あらゆる産業のイノベーティブなサービス開発の足かせになることが懸念されます。ハイレゾ社は、次世代型インフラとして、GPU専用データセンターのネットワークとプラットフォームを構築し、産業発展に寄与する最先端企業として注目しました。また、「日本のデジタル赤字解消」、「地方創生」、「脱炭素」等、社会課題改善に資する企業であることにも共感し、出資を決定致しました。

WCPは投資対象選定後にファンド組成を行うターゲットファンドを運営しており、出資者は主に日本を代表する富裕層から募ります。ハイレゾ社専用ファンドへの出資において、多くの投資家から賛同を得ることができました。今後、WCPの富裕層ネットワークを活用し、ハイレゾ社の成長支援をして参ります。

株式会社サードウェーブ 代表取締役会長 尾崎 健介氏

このたび、株式会社ハイレゾ様との協業をさらに深化させるべく、出資を決定いたしましたことを心より喜ばしく感じております。ハイレゾ様は、国内有数のGPUデータセンター運営企業として、技術力・実績ともに他に類を見ない存在です。特に、次世代AIの発展に欠かせないGPUクラウドサービス「GPUSOROBAN」の展開や、地域社会との連携を通じたな取り組みには、強く共感しております。

2024年12月に新設予定の佐賀県玄海町のGPUデータセンターや、香川県でのAI開発用GPU専用データセンターの設立は、地域経済と生成AI技術の両立を実現する象徴的なプロジェクトです。私どもサードウェーブは、これらの挑戦に対し、技術的・経営的な側面から最大限の支援を行い、共に未来を切り拓いてまいりたいと考えております。

今後も、株式会社ハイレゾ様と共に、技術革新の最前線を歩みながら、お客様に最適なソリューションを提供し、地域社会と産業のさらなる成長に貢献してまいります。

長瀬産業株式会社 未来共創室 室長 牧瀬 弘直氏

NAGASEグループは、「ものづくりの課題を素材(マテリアル)を通じて解決する」企業として皆さまに新たな価値の提供を目指しています。今般、次世代事業開発の基盤づくりを目的に、GPUクラウドサービスを運営するハイレゾ社に出資を決定いたしました。ケミカル、バイオ、エレクトロニクス、エネルギーなど幅広い分野で事業を展開する弊社では、生成AIを活用するイノベーションは喫緊の課題と捉えています。本出資を通じて、ハイレゾ社の目指すエネルギーロスの最小化、地域創生、再エネ利用の高度化の支援を行ってまいります。

GPUSOROBANについて

「GPUSOROBAN」は、画像生成AIやLLM(大規模言語モデル)等の膨大な計算処理を高速化するGPUクラウドサービスです。データセンターの建設コストや運転コストを抑えることで、NVIDIAの高性能なGPUサーバーを低コストで提供しています。GPUSOROBANは累計1,000件を超える利用実績があり、IT業界から製造業、建設業、大学研究機関まで幅広く利用されています。

株式会社ハイレゾについて

株式会社ハイレゾは、2019年より石川県志賀町にて国内最大級のGPUデータセンターを運営し、GPUクラウドサービス「GPUSOROBAN」を提供しています。

2024年12月には、佐賀県玄海町の廃校を利活用したGPUデータセンターを新たに開設する予定です。また、香川県に中四国地方初となる「AI開発用GPU専用データセンター」の開設も計画しており、経済産業省の「クラウドプログラム」供給確保計画に認定されています。これらの地方拠点を通じて、地方創生と生成AIの発展を推進してまいります。

2022年6月 NVIDIA「Best CSP Partner of the Year」受賞

2024年4月 経済産業省による「クラウドプログラム」供給確保計画に認定                     

会社概要

企業名  株式会社ハイレゾ

本店   佐賀県東松浦郡玄海町諸浦106-1

東京本社 東京都新宿区市ヶ谷田町3-24-1

代表者  代表取締役 志倉 喜幸

事業内容 GPU専用データセンターの運営、GPUクラウドサービスGPUSOROBANの提供

コーポレートサイト:https://highreso.jp/

GPUSOROBAN: https://soroban.highreso.jp/

記事選定/ライター
NFT-TIMES 長尾英太

ブロックチェーン技術記者、長尾といいます。ブロックチェーンについては投資/投機的な観点よりも、技術として未来の社会でどのように取り込まれていくかを中心に発信したいです。最近ではNFTやメタバースなどに注目しています。 1989年11月7日千葉出身。大学卒業後IT企業に入社。2017年にブロックチェーンの技術ライターとして独立。 Twitter
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