FastLabel、AI開発全工程を支援し、丸紅とソニーイノベーションファンドから資金調達に成功しシリーズBエクステンションラウンドで3億円達成

FastLabel、AI開発全工程を支援し、丸紅とソニーイノベーションファンドから資金調達に成功しシリーズBエクステンションラウンドで3億円達成

FastLabelがAI開発支援で新たな資金調達に成功、シリーズBで3億円達成

データセントリックAI開発を包括的にサポートするFastLabel株式会社が、資金調達を成功させて3億円を調達したと発表した。資金調達の引受先は丸紅株式会社とSony Innovation Fund 3 L.P.。資金調達の目的は、教師データ作成代行やアノテーションツールの提供等を行ってきたFastLabelが、AI開発プロセス全体を包括的に支援するサービスとシステムの提供を強化すること。また、シリーズBエクステンションラウンドを事業戦略ラウンドとして位置付けて、Sony Innovation Fund 3 L.P.及び丸紅株式会社への資金調達を実施。これにより、FastLabelのAIデータプラットフォームやアノテーションサービスの導入を加速し、事業拡大につなげる計画である。

この記事の要約

  • AI開発を全面的に支援するFastLabelが、丸紅とSony Innovation Fundから新たな資金調達に成功。
  • FastLabelは今回の資金調達を通じて、AIデータプラットフォームやアノテーションサービスの導入を加速。
  • シリーズBエクステンションラウンドで合計3億円の資金調達を達成し、更なる事業拡大を目指す。

Data-centric AI開発に必要なデータ収集・生成からアノテーション、モデル開発、MLOps構築までの全工程を支援するFastLabel株式会社(本社:東京都渋谷区、代表取締役CEO:鈴木健史、以下「FastLabel」)は、シリーズBエクステンションラウンドのセカンドクローズとして丸紅株式会社(本社:東京都千代田区)及び Sony Innovation Fund 3 L.P.(※1) を引受先とした資金調達を実施したことをお知らせいたします。これにより、シリーズBエクステンションラウンド全体として合計3億円の資金調達を完了し、シリーズB全体の調達総額は14.5億円、累計調達額(※2)は約21.5億円となりました。

(※1)ソニーグループ株式会社(本社:東京都港区)の100%子会社であるソニーベンチャーズ株式会社(本社:東京都港区)が今後大きな成長が期待できる産業分野のベンチャー企業を対象とした新規投資を目的として運営しているファンドです
(※2)「調達額」には借入等のデットファイナンスによる調達額を含みます

 

■資金調達の目的

当社は、2020年1月の創業以来、教師データ作成代行やアノテーションツールの提供を主力事業として展開し、現在ではデータセントリックなAI開発プロセス全体を包括的に支援するサービス(業務代行及びコンサルティング)およびシステム(各種ツール)を提供しております。

2023年11月に実行したシリーズBにおける資金調達に加え、更なる事業拡大に資するパートナー企業との連携強化を図るべく、シリーズBエクステンションラウンドを事業戦略ラウンドとして位置付け、 Sony Innovation Fund 3 L.P.及び丸紅株式会社を引受先とする資金調達を実施することにいたしました。

■事業戦略ラウンドとしての目的・狙い
・事業会社及びその関連会社との連携の強化及びFastLabel(AIデータプラットフォーム、アノテーションサービス)の導入を加速
・総合商社の有する顧客網を利用した営業活動の強化
・事業拡大に資する事業開発体制の拡充、人材の確保

■シリーズBエクステンションラウンド概要

・調達額:3億円

・引受先(順不同):・PC-SBI投資事業有限責任組合(※3)
          ・丸紅株式会社
          ・Sony Innovation Fund 3 L.P.

※3:くらし事業領域に強みを持つ国内外の有望なスタートアップ企業を投資対象とするコーポレートベンチャーキャピタルとして、パナソニック株式会社(本社:東京都港区)とSBIホールディングス株式会社(本社:東京都港区)の100%子会社であるSBIインベストメント株式会社(本社:東京都港区)が共同で設立したファンドです。2024年9月9日にプレスリリース(https://fastlabel.ai/news/20240909-panasonic-kvf)を発表しています。

 

■各社のコメント

ソニーベンチャーズ株式会社 (https://www.sonyinnovationfund.com/jp/)

代表取締役社長 波多野 和人氏

今後のAI開発の基盤の一つともいえる教師データ分野のトッププレイヤーであるFastLabel社へ追加出資を行いました。

既にソニーグループの複数事業部でも採用している同社の優れたAI関連支援サービスを、より多くのAI開発/活用する企業で活用されることを期待して、今後も支援していきます。

 

丸紅株式会社 情報ソリューション本部 モバイルソリューション事業部長 湊 展博氏
国内のAI活用が急速に進む中、AI開発において特に工数を要する前処理の効率化はAIの普及・浸透の観点から大きな課題となっています。

FastLabelの提供するプラットフォームはUI/UXに優れ、一気通貫での支援を実現しており、AI開発をますます加速させていくことを期待しています。

 今回の出資を通じ、丸紅はFastLabel社の成長を支援し、企業のAI開発プロセス効率化支援、およびAI事業の拡大を推進し、AIの一層の普及と、それによる社会全体の生産性の改善に貢献してまいります。

FastLabel株式会社 代表取締役CEO 鈴木 健史

今回のシリーズBエクステンションラウンドでは、Sony Innovation Fund からの追加出資に加え、丸紅株式会社を新たなパートナーとして迎えられたことを、大変嬉しく思います。Sony Innovation Fund とは、これまでの実績もあり、さらに強力なパートナーシップを構築してまいります。また、丸紅株式会社は総合商社として幅広いネットワークを持っており、特に国内外の産業分野において新たな市場開拓や営業活動を加速してまいります。FastLabelは、創業以来、データセントリックなAI開発を支援してまいりましたが、今回の資金調達を通じて、これまで以上に企業との連携を強化し、「AIインフラを創造し、日本を再び『世界レベル』へ」というパーパスの実現を加速させていきます。

 

■FastLabelについて

社名:FastLabel株式会社

代表者:代表取締役CEO 鈴木健史

事業内容:AI開発を包括的に支援する「AIPaaS」の提供(AIデータプラットフォーム、アノテーションサービス)

設立:2020年1月23日

本社所在地:〒151-0051 東京都渋谷区千駄ヶ谷五丁目27番5号

 URL:https://fastlabel.ai/

記事選定/ライター
NFT-TIMES 長尾英太

ブロックチェーン技術記者、長尾といいます。ブロックチェーンについては投資/投機的な観点よりも、技術として未来の社会でどのように取り込まれていくかを中心に発信したいです。最近ではNFTやメタバースなどに注目しています。 1989年11月7日千葉出身。大学卒業後IT企業に入社。2017年にブロックチェーンの技術ライターとして独立。 Twitter
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