Notion AI、情報検索からライティング支援まで一新!多機能マネージメントツールへの進化

Notion AI、情報検索からライティング支援まで一新!多機能マネージメントツールへの進化

Notion AIが多機能マネージメントツールへ脱皮、GPT-4等AI機能大幅強化

2023年にリリースしたNotion AIは、初めはライティングをサポートするAIライターとしてスタートしましたが、その後情報検索機能や他業務アプリとの連携機能を加えて進化を遂げてきました。2024年、さらに強力なAI機能を追加し、Google ドライブとの連携(ベータ版)を実現し、大規模言語モデルGPT-4やClaudeを用いた情報提供機能や、PDFや画像ファイルからの情報抽出を可能としました。これにより、Notion AIはただのライティングツールから一歩進んで、ユーザーのパーソナルアシスタントのような存在となりました。

この記事の要約

  • Notion AIは、情報の整理・要約や文章作成などライティングサポートから始まり、逐次AI機能を強化してきた。
  • 2024年には、Google ドライブとの連携、GPT-4やClaudeなど大規模言語モデルの活用、PDFや画像からの情報抽出が可能になった。
  • これにより、Notion AIはライティングツールから一歩進み、ユーザーのパーソナルアシスタントのような存在となった。

(米・サンフランシスコ – 2024年9月25日発表)コラボレーションソフトウェア「Notion」を提供するNotion Labs Inc.(本社:米国サンフランシスコ、共同創業者兼CEO:アイバン・ザオ(Ivan Zhao)、共同創業者兼CTO:サイモン・ラスト(Simon Last))は、米国太平洋標準時間 2024年9月25日午前6時(日本時間 2024年9月25日午後11時)に、Notion AIの体験を今まで以上に向上させた新たなNotion AIを発表しました。ユーザー自身のNotionワークスペースやSlack、Google ドライブといった連携ツールが持つ情報と、GPT-4やClaudeの膨大な一般情報とを掛け合わせ、ユーザーそれぞれが持つコンテキストや背景情報に即したアシスタントのように機能します。

Notion AIはNotionのワークスペース上で利用できるAIサービスです。2023年2月に正式リリースし、情報の整理・要約や文章作成、ブレインストーミングの支援など、主にライティングをサポートする機能(AIライター)を提供開始しました。さらに2023年11月には、Notion内に蓄積された情報をAIが検索して回答を提供する機能「AI Q&A」をリリースしました。2024年6月には他の業務アプリと連携し情報を検索できる機能「AI コネクター」を提供開始し、連携したSlackから検索ができるようになりました。

NotionではAI機能の強化を継続的に行っており、今回発表する新たなNotion AIは、Google ドライブとの連携(ベータ版)に加え、GPT-4やClaudeなどの大規模言語モデルの情報を活用した回答の提供、PDFや画像ファイルからの情報抽出など、自身のアシスタントのようにAIを活用できる機能を拡充しました。

主な機能強化は以下のとおりです。

■NotionからSlackやGoogle ドライブの情報を検索

SlackやGoogle ドライブとNoitonを連携することで、Notionワークスペースを離れることなく両プラットフォームの情報にアクセスできます(Google ドライブとの連携はベータ版)。プロジェクトの締め切り、重要なメッセージ、更新情報などを探す時間と手間を大幅に削減することができます。

■GPT-4やClaudeなどの大規模言語モデルのAI知識を使用し、自然言語でユーザーと会話

Notion AIはチャットボットのように、一般情報をもとにあらゆるトピックについてユーザーと会話することができます。ブレインストーミングからプロジェクトの進捗確認まで、Notion AIに情報検索を任せることができます。

■PDFと画像を分析・要約

Notion AIを使い、ワークスペース内のPDFや画像ファイルから、必要な情報や次のアクションなどを、ファイルを開くことなく抽出することができます。PDFファイルの要約や画像の文字起こし、資料に挿入された図表やグラフの解説も可能です。

■ワークスペース内の情報を参照し、質問にすぐに回答

Notion AIが、Notionワークスペース全体の情報を参照して質問に回答してくれます。ユーザーがアクセス可能なワークスペースの情報のみを参照するので、セキュリティ面でも安心して活用できます。

■文章を修正し、文書を編集

Notion AIに頼むだけで、テキストやブロックを簡単に編集できると同時に、テキストの書き直し、修正の提案、文法の訂正、フォーマット編集をすることもできます。

また、プロンプトを書かなくてもAIに作業を依頼できるよう、「検索」、「ドラフト作成」、「書き込み」、「質問」など様々なアクションのカテゴリーを用意し、ワンクリックで選べるようにしました。

新しいNotion AIアイコン新しいNotion AIアイコン

なお、NotionではAIはユーザーの能力を置き換えるのではなく、強化し拡張する存在として捉えています。Notion AIをアシスタントのように身近に活用いただけるようにAIアイコンも刷新しました。



新しいNotion AIの詳細はこちら(https://www.notion.so/ja/product/ai)をご確認ください。

お客様からのコメント ニフティ株式会社 テックリード 石川貴之様 

以前よりもNotion AIをとても近くに感じられるようになりました。アクセスしやすいUIになったことに加え、Q&Aで解決できる範囲が大幅に広がったことが大きいです。これまでは情報検索手段のひとつという役割が大きかったのですが、今回のアップデートでNotion AIがアシスタントの役割も担えるようになったと感じています。デイリーのNotion AI利用者数も4割増しとなり、アップデート後のNotion AIが再評価されている証拠だと思います。

Notion Labs Inc. 

共同創業者兼CEO アイバン・ザオ(Ivan Zhao)のコメント

今回の発表はNotion AIの次の進化を表しています。新しいNotion AIはGPT-4やClaudeの膨大な知識とNotionワークスペースにある情報やナレッジ、Slackメッセ181Google ドライブのファイルなど、独自のコンテキストを組み合わせたAIアシスタントです。

これまで以上にナレッジが豊富になると同時に新しい機能が加わり、日々の仕事により役立つものとなっています。また今回、新しいアイコンとしてアニメーション化された顔を採用しました。Notionを自身のアシスタントのように身近な存在として日々の仕事で活用いただけることを願っています。

Notion Labs Japan合同会社 

ゼネラルマネージャー アジア太平洋地域担当 西 勝清(にし・かつきよ)のコメント

新しいNotion AIの発表は、Notionの継続的なイノベーションを表すものです。Notion AIは単なるツールではなく、ユーザーの能力を拡張するアシスタントとして機能すると考えています。NotionならではのAIの捉え方とそれを体現する機能が多くのユーザーから支持され、全世界で1億ユーザー突破という結果につながっていると思います。今後も革新的な機能を提供し続けることを楽しみにしています。

Notionについて

Notionは、ドキュメントの作成・共有、プロジェクトの管理、ナレッジの整理、すべてが一箇所で実現できるコネクテッドワークスペースです。ユーザーは美しいドキュメント、ロードマップ、ナレッジベースなどを作成、カスタマイズすることができ、チームの生産性向上、コラボレーションの促進・強化、チームでの働き方の改革を加速化させます。Notionは次世代のスタートアップから大企業まで、世界中で最高のチームを支えています。日本でもトヨタ自動車社や三菱重工社、サイバーエージェント社、セプテーニ社といった大手企業への導入が進み、信頼を得ています。

https://www.notion.so/ja-jp

記事選定/ライター
NFT-TIMES 長尾英太

ブロックチェーン技術記者、長尾といいます。ブロックチェーンについては投資/投機的な観点よりも、技術として未来の社会でどのように取り込まれていくかを中心に発信したいです。最近ではNFTやメタバースなどに注目しています。 1989年11月7日千葉出身。大学卒業後IT企業に入社。2017年にブロックチェーンの技術ライターとして独立。 Twitter
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