デクセリアルズ鹿沼事業所、新工場建設着工!2026年度中の稼働開始を目指す
デクセリアルズ、新工場建設に着工し2026年稼働予定
デクセリアルズ株式会社が鹿沼事業所の拡張に伴う新工場の建設に着工したことを発表しました。2026年度中の稼働開始を目指すこの新工場は、5年連続で世界シェアNo.1を誇る異方性導電膜(ACF)を製造し、用途の広がりとともに需要の拡大が見込まれています。新工場の建設は、「中期経営計画」で掲げた「既存領域である事業の質的強化」を達成するための戦略の一部です。また、新工場ではスマートファクトリー化、ゼロエミッションビルを目指し、BCPを意識したコージェネレーションシステムも導入する予定です。
この記事の要約
- デクセリアルズ株式会社が新工場の建設に着工し、2026年度中の稼働を目指す。
- 新工場は異方性導電膜(ACF)を製造するためのもので、その需要の拡大を見込んでいる。
- スマートファクトリー化やゼロエミッションビルを目指し、コージェネレーションシステムを導入するなど、環境に配慮した工場とする計画。
デクセリアルズ株式会社(本社:栃木県下野市、代表取締役社長:新家 由久、以下、当社)は、2024年1月31日(水)に発表した当社「鹿沼事業所」の拡張※1について、9月17日(火)に新エリアにおいて新しい工場建設に着工したことをお知らせします。
新しい工場は、2026年度中の稼働開始を目指しています。
現在、鹿沼第2工場で製造している異方性導電膜(ACF)は、スマートフォンや自動車をはじめとするディスプレイ向けで世界シェアNo.1※2を5年連続で獲得しており、液晶からフレキシブル有機EL(OLED)へのディスプレイ技術のシフト、次世代のディスプレイ技術として期待されるマイクロLEDの普及、およびセンサーモジュール実装用途など、今後も用途の広がりとともに需要の拡大が見込まれています。新しい工場の建設は、5月に発表した「中期経営計画」※3で掲げた方針の一つである「既存領域である事業の質的強化」に沿って、異方性導電膜(ACF)の中長期的な成長に向けた増産投資と位置付けています。
また、本工場は、スマートファクトリー化や、Zero Emission Buildingを目指すほか、BCPを意識したコージェネレーションシステムも導入しサステナブルな工場とするための準備を進めています。
デクセリアルズは、これからも、変化する社会・環境において、経営理念である「Integrity 誠心誠意・真摯であれ」という姿勢を貫きながら、社会課題の解決を支えるデジタル・テクノロジーの進化に不可欠な高付加価値製品、技術・ソリューションを提供することで、持続可能な社会の実現への貢献と、持続的成長、そして、企業価値向上を目指します。
※2:株式会社富士キメラ総研発行「2024ディスプレイ関連市場の現状と将来展望」による、大型および中小型ディスプレイ向けACFの合計の2023年の金額シェア。
※3:中期経営計画 2028「進化の実現」とパーパスの策定について
以 上
1.拡張する鹿沼事業所第2工場新エリアの概要(予定)について
・所在地 :栃木県鹿沼市さつき町12-3
・敷地面積:71,000㎡
・延床面積:23,748.㎡
・着工日 :2024年9月17日
・竣工日 :2026年7月
2.起工式について
2024年9月3日(火)、現地で関係者による起工式を執り行いました。
<会社概要>
当社は、スマートフォンやノートパソコンをはじめとするエレクトロニクス機器、電装化が進む自動車に欠かせない電子部品、接合材料や光学材料など機能性材料の開発・製造・販売を手掛けています。また、さらなる成長と持続可能な社会の実現に貢献していくための起点として、2024年5月に、「Empower Evolution. つなごう、テクノロジーの進化を。」を自社のパーパス(経営理念と企業ビジョン、パーパス | 会社情報 | デクセリアルズ株式会社 (dexerials.jp))として掲げ、5カ年の新しい中期経営計画を策定しました。
会社名:デクセリアルズ株式会社
本社:栃木県下野市下坪山1724
代表者:代表取締役社長 新家 由久
設立: 2012年6月20日
公式ウェブサイト:https://www.dexerials.jp/