TOKYO FM特番『2024年の孤独~AI故人復活サービスで孤独を癒すか』アイキューキャピタルや福原志保氏らが議論

TOKYO FM特番『2024年の孤独~AI故人復活サービスで孤独を癒すか』アイキューキャピタルや福原志保氏らが議論

AI故人復活サービスで孤独を癒す可能性についての議論

「孤独・孤立対策推進法」が今年4月に施行され、孤独は現在社会全体の課題となっています。その中で、孤独を癒す新たなサービスが提供されています。特に注目されているのは、亡くなった人の性格や声をAIで再現する「AI故人復活サービス」です。番組ではこのサービスの提供者や哲学者、アーティストや研究者らがディスカッションを行います。しかしAIが孤独を癒す一方、都合の良い他人となる可能性や人間間のコミュニケーションのハードルを上げる可能性もあります。

この記事の要約

  • 孤独は現在社会全体の課題であり、それを解決するための新たなサービスが提供されている。
  • AI故人復活サービスは亡くなった人の性格や声をAIで再現するもので、孤独を癒す可能性がある。
  • しかし、AIが都合の良い他人となる可能性や人間間のコミュニケーションのハードルを上げる可能性も指摘されている。

TOKYO FMでは、2024年9月23日(月)20:00~20:55、TOKYO FM特別番組『2024年の孤独~AIはヒトの心を癒すのか?~』をお届けします。パーソナリティをつとめるジャーナリスト 佐々木俊尚が、AIを用いて、亡くなった人の性格や声などを復活させるサービスの提供者をはじめ、様々な専門家の話を元に、しながら、「2024年の孤独」について考えていきます。どうぞ、ご期待ください。

「孤独・孤立対策推進法」が今年4月に施行され、「孤独」は今、“社会全体の課題”と位置付けられています。こうした中、「孤独」を癒してくれるかもしれないサービスの提供が続々とスタートしています。それらのサービスやAIは人の心を癒す存在、孤独を埋める存在になるのでしょうか?また2024年の孤独とは…?

番組では、パーソナリティの佐々木俊尚が、「AI故人復活サービス」という、AIを用いて、亡くなった人の性格や声を復活させるサービスを提供している株式会社アイキューキャピタルの水野伸夫、「スマホ時代の哲学 失われた孤独をめぐる冒険」の著者で哲学者の谷川嘉浩、亡くなった人の遺伝子を木に埋め込んで、その木を育てて“生きた墓標”にする「バイオプレゼンス」などのアート作品を手がけるアーティストの福原志保、ドラえもんをつくるためAIと人間の心理について研究している日本大学准教授の大澤正彦らの話を元に、考えていきます。

入会金を無料とする限定500名の枠が開始二日で埋まり、さらにそれ以上から申し込みがあったという「AI故人復活サービス」。世に出すかどうかは相当な迷いがあったといいます。実際には特に、「突然の別れ」を経験した方からの申し込みが多く、徐々に哀しみを和らげていくという効果が見られたそうです。その一方で、カスタマイズ可能で着脱可能なAIが自分にとって都合の良い他人になっていくということもあり、そのことが実在の人間間のコミュニケーションのハードルを上げてしまう、という指摘も。AIは孤独を癒すのか、専門家たちの回答は?またそれぞれが考える2024年の孤独とは?放送をどうぞお聴き下さい。

【番組概要】

◆タイトル:TOKYO FM特別番組『2024年の孤独~AIはヒトの心を癒すのか?~』

◆放送局 :TOKYO FM

◆放送日時: 2024年9月23日(月) 20:00~20:55

◆出演 : パーソナリティ 佐々木俊尚(ジャーナリスト)

      ゲスト 水野伸夫(株式会社アイキューキャピタル)

         谷川嘉浩(哲学者)

         福原志保(アーティスト)

         大澤正彦(日本大学准教授、AI研究者)

  

記事選定/ライター
NFT-TIMES 長尾英太

ブロックチェーン技術記者、長尾といいます。ブロックチェーンについては投資/投機的な観点よりも、技術として未来の社会でどのように取り込まれていくかを中心に発信したいです。最近ではNFTやメタバースなどに注目しています。 1989年11月7日千葉出身。大学卒業後IT企業に入社。2017年にブロックチェーンの技術ライターとして独立。 Twitter
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