ランサーズ、生成AIの業務活用における効率化実感率8割を報告。対象者数563人の現実的な調査結果を発表
ランサーズが虚構AIのビジネス利用調査結果を発表:ユーザーの8割が効率化を実感
ランサーズ株式会社は、同社が運営するフリーランスマッチングプラットフォーム「Lancers」に登録された563名の個人を対象に、生成AIの業務利用実態について行った調査結果を発表しました。
生成AIを業務で使用している利用者は全体の40.1%にとどまりますが、22.2%が今後の利用を検討しており、今後の活用人口増加が見込まれます。生成AIが最も多く使われているのは「言語生成」で、特にライティング領域において活用されている様子が明らかになりました。
一方、生成AIを活用したい業務カテゴリとしては「デザイン・Webデザイン」がトップで、「動画・写真・アニメーション」も上位にランクインしています。これらのデータから、生成AIのクリエイティブ業務への活用意欲が高まっていることが示されました。
この記事の要約
- フリーランスマッチングプラットフォーム「Lancers」利用者の40.1%が生成AIを業務で使用している。
- 未利用者のうち22.2%が生成AIの今後の活用を検討しており、生成AIの活用人口は今後増加が見込まれる。
- 生成AIを活用したい業務カテゴリとして、「デザイン・Webデザイン」が最も高く、生成AIのクリエイティブ業務への適用意欲が高まっている。
フリーランスマッチングプラットフォーム「Lancers」を運営するランサーズ株式会社(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長 CEO:秋好 陽介、東証グロース:4484、以下『ランサーズ』)は、ランサーズに登録している個人の合計563名を対象に「生成AI業務活用実態」を実施しました。
■結果サマリー
・生成AIを業務で使用している方は全体の40.1%
生成AIを業務で使用している方は全体の半数に達していないが、22.2%が今後使用を検討していることから、生成AIの活用人口は今後も増加することが見込まれる。最も多く利用されている生成AIは「言語生成」であり、生成AIがとくにライティング領域において活用されていることがわかった。
・生成AIの活用業務カテゴリ
生成AIを活用している業務カテゴリは「ライティング・翻訳」が他を大きく引き離してトップとなった。一方で、生成AIの活用を検討している業務カテゴリでは「デザイン・Webデザイン」がトップとなり、「動画・写真・アニメーション」も上位にランクインした。これにより、生成AIのクリエイティブ業務への活用意欲が高まっていることが明らかになった。
■調査結果
【生成AI使用状況】
生成AIを業務で使用している方は全体の40.1%にとどまった。使用を検討している方は22.2%おり、今後さらに生成AIの利用者増加が期待される。
【生成AIの活用による業務短縮化・効率化の効果】
生成AIを使用することによって、約8割の方が業務の時間短縮に成功していることがわかった。特に、1時間以上の時間短縮の成果を感じた方は41.6%、1時間未満の方は37.2%にのぼり、業務効率化に寄与していることが明らかになった。また、生成AIを業務に活用することによって「ストレス軽減・思考負荷軽減」「アウトプットの質の向上」といった効果を感じられたという声もあった。
【業務で活用している生成AIの種類】
活用されている生成AIの種類では、「言語生成」が圧倒的に多い結果となった。一般的なライティングや翻訳に加え、メール文やアンケート文の作成などさまざまな業務で容易に導入しやすい「言語生成」は、業種やスキルを問わず活用が可能であり、多くの方が利用していることがうかがえる。
【生成AIを活用している業務カテゴリ】
生成AIを活用している業務カテゴリは、他のカテゴリと圧倒的な差をつけて「ライティング・翻訳」がトップとなった。「ライティング・翻訳」における具体的な活用例として、「SEOコンテンツのタイトル・見出し抽出」「 SNS運用のハッシュタグ選定」などが挙げられた。
【生成AIの活用を検討している業務カテゴリ】
生成AIを活用している業務カテゴリでは5番目だった「デザイン・Webデザイン」が、検討している業務カテゴリではトップとなった。活用したい内容として、「広告デザインのためのイラストレーション作成」「セミナーや研修会のチラシ作成」など、集客・PRに関連した使用目的が挙げられた。
■まとめ
・生成AIの活用によって得られる最も大きな効果は「時間短縮」。
生成AIを活用することで約8割の方が業務の時間短縮に成功し、業務効率化に大きく貢献していることが明らかになった。また、生成AIの活用によって「ストレス軽減・思考負荷軽減」に寄与するという意見も寄せられた。多くの人々がマルチタスクをこなし、ストレス社会で奮闘する現代において、生成AIは業務の負担を軽減するだけでなく、人々がより充実した生活を支援するための役割も期待される。
・今後はクリエイティブ領域、システム領域で生成AIの活用範囲の拡大が見込まれる。
今後の活用領域としては、ライティングに加え、デザイン・動画といったクリエイティブ領域、データ・プログラミングといったシステム領域での需要が高まることが予想される。画像生成や動画生成など、言語生成以外の生成AIのさらなる発展が期待されると共に、ユーザーの生成AI活用スキルの向上も求められる。
・著作権の扱いや社内規定など生成AIの業務活用における課題も。
生成AIの活用は業務効率化や品質向上に寄与するが、情報のソース確認や著作権の取り扱い、表現の自然さや独自性の低下など、まだまだ生成AI活用における課題も多く、ユーザーに適切な判断やスキルが求められる。また、生成AIの使用が制限されている業務環境もあり、正しい使用方法の習得が重要である。
■調査概要
調査期間:2024年6月14日(金)〜21日(金)
対象者:ランサーズに登録している個人(発注者・受注者の両方を含む)
調査方法:オンラインアンケート
有効回答数:563名
■ランサーズ株式会社について
ランサーズ(東証グロース:4484)は、「個のエンパワーメント」をミッションに掲げ、個人と企業をオンラインでマッチングする受発注プラットフォームを運営しております。テクノロジーを活用した新しい働き方を提供することで、個人の生活・働き方、あり方を変革し、一人でも多くの個人が働き甲斐を感じられるよりよい豊かな社会づくりに貢献します。また、200万人を超えるフリーランスとの適切なマッチングにより企業の人材不足、生産性向上、DX化促進への課題にも寄与し、外部人材活用によるイノベーション、技術革新を推進しております。
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