Craifと慶應義塾大学が共同研究、マイクロRNAを用いた膵がん早期発見技術を日本人間ドック・予防医療学会学術大会で発表

Craifと慶應義塾大学が共同研究、マイクロRNAを用いた膵がん早期発見技術を日本人間ドック・予防医療学会学術大会で発表

Craifと慶應義塾大学が共同研究、新たな膵がん早期発見技術を発表

Craif株式会社は、慶応義塾大学医学部との共同研究結果「尿中マイクロRNAを活用した、膵がんの早期検出を可能とする無侵襲リキッドバイオプシーの開発」を第65回日本人間ドック・予防医療学会学術大会で発表した。この研究成果により、膵がんの早期発見がより可能となり、がんの予防・早期発見に新たな道が開かれることが期待される。Craifは、そのミッションとして“人々が天寿を全うする社会の実現”を掲げており、今後も新しい研究成果を通じて予防医療の推進を目指している。

この記事の要約

  • Craifと慶応義塾大学が、尿中マイクロRNAを活用した膵がんの早期発見技術の開発に成功。
  • 第65回日本人間ドック・予防医療学会学術大会での発表で、予防医療の新たな可能性を示す。
  • Craifはこれを通じて、人々が天寿を全うする社会の実現に向けた挑戦を続ける。

 Craif株式会社(所在地:東京都文京区、CEO:小野瀨 隆一、以下Craif)は、第65回 日本人間ドック・予防医療学会学術大会にて、慶応義塾大学 医学部腫瘍センターゲノム医療ユニット 加藤 容崇医師らとの膵がんに関する研究成果「尿中マイクロRNAを活用した、膵がんの早期検出を可能とする無侵襲リキッドバイオプシーの開発」を発表したことをお知らせいたします。 Craifは今後も、がんの予防・早期発見に向けた新しい取り組みを広く届けることで、当社のミッションである“人々が天寿を全うする社会の実現”に挑戦してまいります。

 ■本研究のポイント

  • 膵がんは、世界的に最も死亡率が高いがんの一つで、5年生存率はたったの12%ほどしかありません。その理由の一つは、早期発見が難しく、多くの患者が進行してから診断されるためです。

  • 手術が根治的治療法ですが、早期がんのみに適用されるため、手術で治療を受けられるのは全体の20%未満と限られています。

  • 本研究では、初期の膵がんを早期に発見するために、尿中のマイクロRNAを使った新しい検査方法(リキッドバイオプシー)の開発に挑戦しました。

  • 尿中のマイクロRNAは、腫瘍(がん)から生まれるマイクロRNAと似た部分があり、膵がんに関連するシグナルや腫瘍周りの環境とも関係していることがわかりました。

  • 尿中のマイクロRNAを情報として用いて機械学習解析を行うことにより、高い精度で膵がんを、健康な人と区別することに成功しました。

  • この新しい検査方法は、尿を使うため、体に負担をかけずに簡単に行える次世代のスクリーニング方法です。

  • 本検査により、今まで難しかった膵がんの高精度早期スクリーニングが可能となることが期待されます。

■ 第65回 日本人間ドック・予防医療学会学術大会 について

・開催期間:2024年9月6日(金)〜9月7日(土)

・会場:パシフィコ横浜

・公式ホームページ:https://www.c-linkage.co.jp/dock65/


■ Craifについて

Craifは、2018年創業の名古屋大学発ベンチャー企業です。尿などの簡単に採取できる体液中から、マイクロRNAをはじめとする病気に関連した生体物質を高い精度で検出する基盤技術「NANO IP®︎(NANO Intelligence Platform)」を有しています。CraifはNANO IP®︎を用いてがんの早期発見や一人ひとりに合わせた医療を実現するための検査の開発に取り組んでいます。

会社紹介の短編動画を新たに制作いたしました。(2024年9月)

Craifのビジョンや技術に関して、簡潔にご説明しておりますので、以下リンクよりご覧ください。

https://www.youtube.com/watch?v=JGxSzqoDvIE&list=PLqtLSZO9d2ihv07VyrKH8SPakQmr5u9jF&index=13


【会社概要】

社名:Craif株式会社(読み:クライフ、英語表記:Craif Inc.)

代表者:代表取締役 小野瀨 隆一

設立:2018年5月

資本金:1億円(2024年3月1日現在)

事業:がん領域を中心とした疾患の早期発見や個別化医療の実現に向けた次世代検査の研究・開発、次世代がんリスク検査「マイシグナル®︎シリーズ」の提供

本社:東京都文京区湯島2-25-7 ITP本郷オフィス5F

URL:https://craif.com/

記事選定/ライター
NFT-TIMES 長尾英太

ブロックチェーン技術記者、長尾といいます。ブロックチェーンについては投資/投機的な観点よりも、技術として未来の社会でどのように取り込まれていくかを中心に発信したいです。最近ではNFTやメタバースなどに注目しています。 1989年11月7日千葉出身。大学卒業後IT企業に入社。2017年にブロックチェーンの技術ライターとして独立。 Twitter
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