一般社団法人Tomorrow Never Knows、京都から未来計算のエコシステム創出ーAI主役級プレイヤー育成の新プロジェクト始動

一般社団法人Tomorrow Never Knows、京都から未来計算のエコシステム創出ーAI主役級プレイヤー育成の新プロジェクト始動

一般社団法人Tomorrow Never Knowsが未来計算エコシステムの創造プロジェクトを発表

一般社団法人 Tomorrow Never Knows(TNK)は、「未来計算」をコアコンセプトとした、革新的な共同研究開発エコシステムの創成プロジェクトを京都で始動しました。このプロジェクトは日本から世界に誇れるAIの主役級プレイヤーを創出し、新しい技術と社会システムを構築することを目指しています。また、「未来計算」という新しいコンセプトを提唱し、膨大なデータや知識を基にAIが複数の未来シナリオを計算し、個々人の選択がどのような未来を導くのかをリアルタイムでフィードバックする新たな技術を開発します。

この記事の要約

  • 一般社団法人 Tomorrow Never Knowsが、京都を拠点に「未来計算」をコアとするエコシステム創出プロジェクトを開始。
  • このプロジェクトは、日本から世界に誇れるAIの主役級プレイヤーを創出し、新しい技術と社会システムの構築を目指す。
  • 「未来計算」コンセプトは、AIが複数の未来シナリオを計算し、それがどのような未来を導くのかをリアルタイムでフィードバックする新技術を提唱。
一般社団法人 Tomorrow Never Knows の創立メンバー 左から、牧野、井口、谷口

一般社団法人 Tomorrow Never Knows(TNK)は本日、京都を拠点に「未来計算」をコアコンセプトとした、革新的な共同研究開発エコシステムの創成プロジェクトを発表しました。TNKは日本から世界に誇れるAIの主役級プレイヤーを創出することを目指し、起業家、研究者、投資家が一体となって先端技術の開発に取り組みます。

本プロジェクトでは未来を計算し、創造していくための「未来計算」概念を基に、AI技術の停滞を打破し、新しい技術と社会システムを構築します。生成AI分野においては、すでに米国 OpenAI のようなメジャーな変革者が活躍しているものの、日本には同等の存在がいないという大きな社会的、産業的な課題があります。TNKはこの現状を変えて、日本から世界市場をリードするテック企業を育成し、国際的な技術開発競争に挑みます。

Tomorrow Never Knows のビジョン:新技術「未来計算」で未来を創造する

現代の生成AI技術や未来予測技術は、人間の知識や行動を深く理解し、個々人が未来を創り出すためのツールへと進化しています。この進化をさらに推し進め、個人の意志や選択を集団的知性へと昇華させるプロセスを支援するため、TNKは「未来計算」を提唱します。

「未来計算」とは、従来の予測技術を超え、より具体的な未来の描写を目指す新しいコンセプトです。未来計算技術は、膨大なデータや知識を基にAIが複数の未来シナリオを計算し、個々人の選択がどのような未来を導くのかをリアルタイムでフィードバックすることを可能にします。この技術はより創造的な意思決定を支援し、人間の能力を拡張する不可欠なツールになると我々は確信しています。

そして、TNKは「AIを開発するAI」や「未来特許創発技術」、「暗号ミラーワールド」といった今回公表する、未来計算技術に基づく共同研究開発プロジェクトを次々と組成し、未来社会に向けた新しいエコシステムを構築します。これらのプロジェクトは、産業、技術、文化など各分野で新たな道筋を切り開き、未来社会の基盤を形成する中核的役割を果たすものです。 

Tomorrow Never Knows 設立の背景:未来社会への挑戦の精神

京都は長い歴史の中で学術研究を支え、新たな技術や文化の発展をリードしてきました。しかし現代では、米国を中心とするビッグテック企業が次世代技術研究を主導する新たなパラダイムが広がっています。TNKはこの流れに挑み、京都から世界に向け、産学連携による新たな技術開発エコシステムを構築することを目指しています。

TNKは、未来計算の研究開発を促進するため、研究者、VC、企業、スタートアップを繋ぐハブになります(左図)。そして、それを通じて、TNKが次世代AIを創発するプラットフォームを構築し(右図)、京都から、日本から、これからの世界をリードするスタートアップを輩出していきます。

Tomorrow Never Knows の組成するプロジェクト概要: 未来社会を創造するエンジンとなる

TNKは複数の革新的プロジェクトを通じて、未来計算のビジョンを具体化します。以下はその主なプロジェクトです:

  1. AIを開発するAI独立研究者 / 高木志郎):
    AI自身が自律的に研究を行い、自己改善を続ける「人工研究者」の実現を目指すプロジェクト。これにより、従来の人間の限界を超えた新たな知識創出を目指します。
     

  2. 未来特許創発技術株式会社IP Survey / 景山宏治):
    過去の特許データや科学論文を解析し、未来に必要な技術を予測するプラットフォームを開発。これにより、次世代の技術革新を支援する効果的な仕組みを構築します。
     

  3. 暗号ミラーワールドEAGLYS株式会社 / 今林広樹):
    個人のプライバシーを守りつつ未来の自己や組織の姿をシミュレーションして、最適な意思決定を促す暗号基盤。これによりセルフマネジメントや組織マネジメントが進化し、より深い人間的コミュニケーションが可能になります。

Tomorrow Never Knows 設立メンバーのビジョン

TNKは、三名の理事がそれぞれの専門分野で培った知識と経験を結集し、新たな技術開発の未来を見据えたプロジェクトを進行中です。

  • 井口尊仁(連続起業家):
    ARやウェアラブル技術、オーディオメタバースの開発を通じて、人間の孤立を解消し、より共感的なコミュニケーションを促進する技術を提供してきました。現在は、TNKの Time Machine AI プロジェクトを通じて、時間や空間を超えて人が出会える新しい社会的ネットワーク創造に貢献しています。
     

  • 牧野成将(ハードウェアベンチャーキャピタリスト):
    京都を拠点に、Monozukuri Ventures を通じて日米のスタートアップを支援し、技術革新を推進してきました。未来計算技術を応用したスタートアップ支援を通じ、京都から世界に技術革新の運動体を広げていくことを目指しています。
     

  • 谷口忠大(京都大学情報学教授):
    人間の知能の根幹である身体に基づく認知と、言語を含めた記号の創発の関係性を探求して、予測の重要性にその本質を見出す集合的予測符号化仮説を提唱しています。TNKの「未来計算」コンセプトは、こうした理論に立脚しており、技術と人間社会の新たな基盤を形成する礎になることを期待しています。

Tomorrow Never Knows の未来への挑戦の意思

TNKは2024年からのAIモデル開発支援を皮切りに、2026年にはAIチップ開発環境構築、そして2029年以降はAIロボティクスの開発プラットフォームを環境整備し、段階的に未来社会に向けた先端技術の基盤を形成・支援していきます。これにより、私たちは人類が自らの未来を創り出すための革新的アプローチを提供し、次世代の技術革新を牽引します。

TNKコミュニティへのご案内

未来計算関連の最新研究成果やアイデア共有し、共に未来社会を形作る提携パートナーを募集しています。TNKの未来計算プロジェクトに共感し、共同研究やパートナーシップに興味ある方は、Webページのコンタクトフォームからぜひご連絡ください。

一般社団法人 Tomorrow Never Knows

一般社団法人 Tomorrow Never Knows

京都を拠点に、『未来計算』をコアコンセプトとした、革新的な共同研究開発エコシステムを構築しています。

お問い合わせ先: Tomorrow Never Knows 広報担当
■オフィシャルサイト https://tomorrowneverknows.online/

記事選定/ライター
NFT-TIMES 長尾英太

ブロックチェーン技術記者、長尾といいます。ブロックチェーンについては投資/投機的な観点よりも、技術として未来の社会でどのように取り込まれていくかを中心に発信したいです。最近ではNFTやメタバースなどに注目しています。 1989年11月7日千葉出身。大学卒業後IT企業に入社。2017年にブロックチェーンの技術ライターとして独立。 Twitter
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