クロスキャットと社会医療法人愛仁会が共同でBIシステム刷新、データ取得時間を1日半から10分へ大幅短縮と業務効率化を実現
クロスキャットと社会医療法人愛仁会が医療データ効率化のための新システム導入
大阪・兵庫を拠点に医療・介護・保健・福祉活動を展開する社会医療法人愛仁会が、データ分析企業クロスキャットと共同でBIシステムを刷新しました。新システム導入により、データ連携から加工・集計までの処理時間が大幅に短縮され、1日半かかっていたデータ確認から配信資料化の作業が10分程度で済むようになりました。それにより業務効率が大幅に向上し、また、Azure AD連携によるアカウント管理の効率化とシングルサインオンも実現、職員への導入もスムーズに行われました。
この記事の要約
- 社会医療法人愛仁会とクロスキャットが共同で新BIシステムを導入。
- データ連携から加工・集計までの処理が大幅に短縮、1日半から10分程度に。
- 業務効率向上やアカウント管理の効率化を達成、職員のストレスも軽減。
DX推進支援フレームワーク「CC-Dash」(https://xcc-dash.jp/)を提供する株式会社クロスキャット(本社:東京都港区、代表取締役社長:山根光則、以下クロスキャット)は、社会医療法人愛仁会(本部:大阪府高槻市、理事長:髙岡秀幸、以下愛仁会)の旧BIシステムのサーバ老朽化対応としての環境刷新において、Oracle Cloud Infrastructure(OCI)へのクラウド環境移行、Oracle Autonomous Data WarehouseならびにOracle Analytics Cloudの導入パートナーとして採用されたことをお知らせいたします。
■導入背景について
愛仁会は、医療・介護・保健・福祉活動などに取り組む社会医療法人です。大阪・兵庫を拠点に、6,500人以上の職員が急性期病院、リハビリテーション病院、診療所、介護老人保健施設、訪問看護ステーション、地域包括支援センター、ケアプランセンター、ヘルパーステーション、健診センター、看護助産専門学校などで働いています。
愛仁会では、旧BIシステムのサーバ老朽化対応として環境刷新を検討されていました。更新に際しては、旧環境での課題であったレスポンスや動作の安定性向上、処理時間の短縮といった課題解決とともに、よりデータ利活用を推進するための環境として、診療系ネットワークからのアクセス環境や全職員が利用できる環境への拡充と長期に渡って安定的に利用できる環境整備が課題でした。
■導入効果について
今回の導入により、データ連携から加工・集計までの処理時間が大幅に短縮され、以前は昼過ぎにならないと確認できなかった日次のレポートが朝一番に確認できるようになりました。また、企画部門ではデータ確認から配信資料化に1日~1.5日かかっていたのが10分程度で済むようになりました。これまでデータ量が多いものをExcel化しようとするとタイムアウトが頻発していましたがそれもなくなりました。結果として、処理速度が格段に上がり、業務効率も大幅に上がりました。また、Azure AD連携によるアカウント管理の効率化とシングルサインオンも実現でき、職員への導入もスムーズに完了しました。
■社会医療法人愛仁会 情報システム部門部長 田中氏、企画部門課長 金谷氏コメント
・オンプレミス環境とのコスト比較やセキュリティ懸念を払拭しクラウド環境へ移行を決めた理由
「コスト比較においては中長期的にはクラウドの方が優位との試算となりました。セキュリティについての懸念は、オラクル様よりOCIの安全性をご説明頂くとともに、構築ベンダーであるクロスキャット様やNW事業者様やNW保守ベンダー様には要件確認に時間をとって頂き、懸念事項の解消にご尽力を頂きました。」
・Oracle Autonomous Data Warehouse 、Oracle Analytics Cloud導入を決めた理由
「Oracle Autonomous Data Warehouseへの期待、Oracle Analytics Cloudのカバー範囲の広さ、データやダッシュボード移行に関わる信頼性や労力の削減、継続性の確保、コスト比較の結果などから導入を決定しました。」
・クロスキャットを導入パートナーに選定いただいた決め手
「旧BIシステム構築・保守ベンダーはクラウドの実績がなく対応困難とのことでしたので、オラクル様にご相談しました。オラクル様よりクロスキャット様をご紹介頂き、医療系での実績もお持ちであったことからお願いすることにしました。」
・今後Oracle Autonomous Data Warehouse、Oracle Analytics Cloudを使ってやっていきたいこと
「データベースの拡充を図り、高速・高性能なDBをさらに活用していきたいです。現在は旧環境から移行したダッシュボードしかありませんが、ダッシュボードの数・種類を増やしたり、セルフサービス機能やレポート配信なども活用し、全職員が必要な時に必要なデータに、すぐに・簡単にアクセスできる環境にしていきたいと考えています。さらに、今後はRPAとの掛け合わせでさらなる業務効率化や、生成AIの活用にも取り組みたいです。」
▼インタビュー詳細はこちらよりご確認いただけます
https://xcc-dash.jp/cases/case06/
■CC-Dash(シー・シー・ダッシュ/CC-Digital activation service hub)について
「CC-Dash」( https://xcc-dash.jp/ )は、データ活用によってお客様のDX推進を支援する当社独自のフレームワークです。DXを推進する際の各フェーズ(①知る ②つくる ③集める ④整える ⑤分析する ⑥活かす)における様々な課題に対し、テンプレート化と各種コンサルティングサービスをお客様に提供しています。加えてアライアンス等によってソリューションサービスのラインナップを随時追加・拡充していくことで、お客様のDX推進状況に合わせた支援策をワンストップで提供してまいります。
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