AIによるDX事業を導入、ネットスマイルと貿易システム”TOSSシリーズ”提供のバイナルが業務提携
ネットスマイルとバイナルがAIを用いたDX事業で提携
DX事業を展開するネットスマイルと、貿易システム「TOSSシリーズ」を提供するバイナルが業務提携を発表。バイナルの「TOSSシリーズ」は、輸出入・通関業務システムの導入社数・ライセンス数で2年連続の業界№1を誇る。しかし、データ入力の正確性と効率化が課題となっていた。そこでネットスマイルが開発したAI-OCR「AIスキャンロボ®」を導入し、データ入力の効率化と正確性向上に努める。ネットスマイルは既に70社を超える貿易関連企業にAI-OCRを導入しており、その経験を活かしてさらにAIスキャンロボ®を進化させ、「TOSSシリーズ」の業務効率化を目指す。
この記事の要約
- ネットスマイルとバイナルが業務提携を発表した。
- バイナルが提供する「TOSSシリーズ」は業界№1で、データ入力の効率化が課題となっていた。
- ネットスマイルが開発したAI-OCR「AIスキャンロボ®」を導入して、データ入力の効率化と正確性の向上を図る。
AI(人工知能)によるDX事業を展開するネットスマイル株式会社(代表取締役:齊藤福光、本社:東京都文京区、以下「ネットスマイル」)は、貿易業務に必要な機能を網羅した輸出入・貿易システム「TOSSシリーズ」を提供する株式会社バイナル(代表取締役社長:岡本治彦、本社:愛知県名古屋市、以下「バイナル」)との間で業務提携を締結いたしましたので、お知らせいたします。
■業務提携の背景と目的
バイナルが提供する輸出入・貿易システム「TOSSシリーズ」は、貿易・通関業務システムにおいて導入社数・ライセンス数ともに2年連続№1※となっており、導入社数は約8,120社(2023年3月現在)です。業界№1のパッケージシステムにより、貿易業務の標準化を図ることができる「TOSSシリーズ」ですが、導入企業においては、そのデータ入力の正確性の担保と効率化が課題となっていました。特に、貿易帳票明細を手入力するには多くの時間と労力がかかり、ヒューマンエラーのリスクも伴っています。
その課題解決に向けて、バイナルの輸出入・貿易システム「TOSSシリーズ」に、ネットスマイルが開発したAI-OCR「AIスキャンロボ®」をシステム連携させるプロジェクトを開始しました。
ネットスマイルでは、AI-OCR製品(AIスキャンロボ®等)の導入により、70社超の貿易関連企業様に対してINVOICEやPACKING LISTなどの貿易書類の複雑な構成の明細データの読み取りを支援してきた実績があります。本プロジェクトでは、AIスキャンロボ®を更に進化させ、「TOSSシリーズ」の貿易帳票データ登録の業務効率化を目指します。
この連携により、「TOSSシリーズ」ユーザーは貿易帳票をアップロードするだけで、「AIスキャンロボ®」が自動的に明細情報を取得し「TOSSシリーズ」に取り込むことが可能になります。これにより、ヒューマンエラーの防止と貿易データ登録作業時間の大幅な削減が見込めます。本機能のリリースは、2024年11月頃を予定しています。
※2023年11月末時点における東京商工リサーチ社実施の調査によるものです(調査概要:指定領域における競合調査)
■業務提携企業の概要
ネットスマイル株式会社
代表者:代表取締役 齊藤 福光
所在地:東京都文京区湯島4丁目1-11
事業内容:人工知能の開発。DI・DX・RPA、業務自動化、自動言語処理。
株式会社バイナル
代表者:代表取締役社長 岡本治彦
所在地:愛知県名古屋市中区錦1丁目4-6 大樹生命名古屋ビル7階
事業内容:輸出・輸入・通関・NVOCC業務専門システムの設計、開発、販売
■今後の展望
「AIスキャンロボ®」との連携機能は、「TOSSシリーズ」ユーザー向けに提供されますが、今後はバイナルの多様なシステムとの連携も行っていく予定です。本業務提携を通じて、ネットスマイルとバイナルは、それぞれの強みを活かし、貿易業務全体のDX化を推進し、顧客の成長と成功を共に支援してまいります。
■ネットスマイルについて
社 名 ネットスマイル株式会社
所 在 地 東京都文京区湯島4丁目1-11
代 表 者 代表取締役 齊藤 福光
設 立 2013年10月
資 本 金 3億5千万円
事業内容 人工知能、機械学習シミュレーション、プログラムの開発・サポート
主に、DI・DX・RPA、業務自動化、自動言語処理、チャットボット、投資向けAI
コンピューター、シミュレーション、プログラムの開発・サポート
数理科学、技術計算、データ解析プログラムの開発・サポート