志摩市×NTT西日本×NTTSportict、地域コミュニティ活性化へ「マチスポ」スポーツDX導入で実証開始、施設管理効率化と振興を目指す

志摩市×NTT西日本×NTTSportict、地域コミュニティ活性化へ「マチスポ」スポーツDX導入で実証開始、施設管理効率化と振興を目指す

地域コミュニケーション活性化のための「マチスポ」スポーツDX導入実証開始

志摩市、NTT西日本、NTTSportictの3者は、「マチスポ」に関する包括連携協定を締結し、地域コミュニティ活性化を目指した取り組みを実証開始した。志摩市内のスポーツ施設や学校体育館の一部に、AIカメラやコミュニティプラットフォーム、スマートロックシステムなどのスポーツDXソリューションを導入し、地域スポーツの発信力強化、施設管理の効率化、生涯スポーツの振興を図る。これにより、志摩市のスポーツ推進計画・スポーツ施設整備基本計画を加速させる。この取り組みは、地域の活力向上とサービス改善を目指している。

この記事の要約

  • 志摩市、NTT西日本、NTTSportictが包括連携協定を締結し、地域コミュニケーション活性化への取り組み「マチスポ」を開始。
  • スポーツDXソリューションを導入し、地域スポーツの発信力強化や施設管理効率化、生涯スポーツの振興を目指す。
  • この取り組みにより、志摩市のスポーツ推進計画・施設整備計画を加速させ、地域活性化とサービス改善を目指す。

志摩市(市長:橋爪 政吉)、西日本電信電話株式会社 三重支店(支店長:佐藤 麻希、以下、NTT西日本)、株式会社NTTSportict(代表取締役社長:中村 正敏、以下、NTTSportict)は、2024年7月26日に、志摩市における「スポーツDXによる地域コミュニティ活性化をめざした取り組み『マチスポ』に関する包括連携協定」(以下、連携協定)を締結し、実証を開始いたしました。

3者は、この連携協定に基づき、志摩市内のスポーツ施設や小学校・中学校体育館の一部にスポーツDXソリューション(AIカメラやコミュニティプラットフォーム、スマートロックシステム等)を試験的に導入し、地域スポーツや大会・練習等の発信力強化、施設管理の効率化、生涯スポーツの振興による地域コミュニティの活性化等を図ることで、志摩市スポーツ推進計画・志摩市スポーツ施設整備基本計画 (志摩市策定)を加速させるための検証を行っていきます。

1.連携協定の目的

志摩市では、「生涯スポーツの振興」、「スポーツ施設の整備・充実」、「スポーツ団体等の育成・支援」の3つの基本目標のもと、生涯スポーツ社会の実現のため、様々な具体的方策を展開しています。

また、NTTSportictでは、スポーツDXによる新たな地域コミュニティを生み出すためのまちづくり「マチスポ」(※別添参照)に取り組んでおり、現在、NTT西日本と連携し、全国の自治体に対して「マチスポ」の展開を進めています。

今回、3者がマチスポを軸としたスポーツDX分野で包括的な連携と協力関係を築き、それぞれが有する人的・物的資源を活用しつつ、地域課題を解決する協働の取り組みを推進することにより、活力ある地域社会の形成・発展及びサービスの向上をめざしていきます。

 

2.連携協定の概要

志摩市の「志摩市阿児アリーナ(オーシャンホール)」「長沢野球場」「国府白浜園地休憩舎」「志摩市立文岡中学校(体育館)」「志摩市立鵜方小学校(体育館)」へスポーツDXソリューションを展開し、スポーツを起点とした街づくりを積極的に推進していきます。

 例えば、長沢野球場で開催される試合を野球専用AIカメラで無人自動撮影し、ライブ&アーカイブ配信すると同時にコミュニティサイトでのオンライン応援、学校開放事業における小学校・中学校体育館利用者向け施設予約管理システム✖︎スマートロック✖︎カメラ連携、日本有数のサーフィンスポットのオンライン視聴や新たに開発したトラッキングカメラの利活用などを通じ、「“志摩市ならでは”の特色あるスポーツを活用したまちづくり」のカタチをつくっていきます。

長沢野球場に設置された野球専用A Iカメラ(左:ホーム側、右:センター側)
文岡中学校・鵜方小学校体育館に設置したカメラ と入り口のスマートロック
国府白浜園地休憩舎に設置した波の状況をリアルタイムで確認できるカメラ

3.役割分担

志摩市               :マチスポ実証の運営主体、実証フィールドの提供

                          関係者への協力要請                  等

NTT西日本         :実証事業のプロジェクト検討、及び運営サポート

                             実証後におけるスポーツDXソリューション本格導入の支援 等

NTTSportict       :スポーツDXソリューションの提供

    導入施設の運用レクチャー、オンラインサポート      等

4.「マチスポ志摩市ポータル」の開設

「志摩市阿児アリーナ(オーシャンホール)」「長沢野球場」「国府白浜園地休憩舎」「志摩市立文岡中学校(体育館)」「志摩市立鵜方小学校(体育館)」に設置したスポーツDXソリューションで撮影された映像を配信する、専用の応援コミュニティプラットフォーム「マチスポ志摩市ポータル」の運用を開始します。

 「マチスポ志摩市ポータル」の閲覧者は、例えばAIカメラで撮影された長沢野球場の試合や、国府白浜園地休憩舎からみえる波の状況をリアルタイムで視聴できるほか、試合への応援コメントの入力や、地域情報の発信により、スポーツを通じた、志摩市、施設利用者、地域住民をつなぐ地域交流の場として運営していきます。

なお、「マチスポ志摩市ポータル」には、下記に記載のURL等よりアクセスできます。

▼マチスポ志摩市ポータル

https://web.spo.live/group/ctmu2excpo (WEB版)

※iOS/Androidのスマホ専用アプリ「SpoLive」をダウンロードすることで、

 応援チャット等、全ての機能を利用できます。 

5.今後の展開

2024年度末まで実施する当実証事業において、志摩市スポーツDXソリューションを導入した各施設で実施される大会や試合映像の配信に取り組みます。また小学校・中学校体育館において、学校開放事業での施設利用に加えて、部活動や学校授業等でも活用の余地がないかを検証し、効果検証と併せて、設置場所の拡大や更なる利用シーンの創出にも取り組んでいきます。

こうした取組みを通じて、2025年度以降にスポーツDXソリューションの本格導入をめざし、「生涯スポーツの振興」、「スポーツ施設の整備・充実」、「スポーツ団体等の育成・支援」の3つの基本目標のもと、生涯スポーツ社会の実現を加速させていきます。

※ニュースリリースに記載されている情報は、発表時点のものです。現時点では、発表時点での情報と異なる場合がありますので、あらかじめご了承いただくとともに、ご注意をお願いします

(※別添)

●スポーツDXによるまちづくり「マチスポ」について

地域スポーツを活用したコンテンツを無理なく継続的に制作・運用できる仕組みとして、マチスポプラットフォーム(自動映像化+コミュニティ)を活用し「地域スポーツによるまちづくり」施策を点から線、そして面へと拡大していきます。

1     A Iカメラ等によりスポーツ施設で行われる試合などを自動で撮影、映像コンテンツ化します。

2     オンラインコミュニティプラットフォームでリモート観戦環境を提供、地域固有コンテンツを発信していきます。試合を観戦しながら応援メッセージを書き込むこともできるので、地域コミュニティの輪が広がります。 

(参照)https://machispo.nttsportict.co.jp/

記事選定/ライター
NFT-TIMES 長尾英太

ブロックチェーン技術記者、長尾といいます。ブロックチェーンについては投資/投機的な観点よりも、技術として未来の社会でどのように取り込まれていくかを中心に発信したいです。最近ではNFTやメタバースなどに注目しています。 1989年11月7日千葉出身。大学卒業後IT企業に入社。2017年にブロックチェーンの技術ライターとして独立。 Twitter
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