データケミカルが初学者向け教育パッケージ提供、AI・機械学習によるデータ解析力育成への新たな一歩
AI・機械学習によるデータ解析のための初学者向け教育パッケージ、データケミカル株式会社が提供開始
データケミカル株式会社は、AI・機械学習による実験・製造データ解析サービス「Datachemical LAB」のユーザー向けに、データサイエンス初学者の教育パッケージを無償で提供開始することを発表しました。Datachemical LABは、AI・機械学習を使って実験・製造データから最適な実験条件を予測し、開発プロセスを効率化するサービスで、プログラミング不要で直感的に操作可能な上、充実したユーザーサポート機能を備えています。2022年のサービスリリース以来、40社以上で導入されています。本教育パッケージは、データ解析の経験がない技術者が、組織内でAI・機械学習を利用しデータサイエンスを活用するための一助となります。
この記事の要約
- データケミカル社がAI・機械学習によるデータ解析の初学者向け教育パッケージを提供開始。
- Datachemical LABは、ユーザーが自身で実験・製造データから最適な実験条件を見つけ出すことをサポートするサービス。
- 提供開始される教育パッケージは、データ解析の基礎知識がない技術者が、データサイエンスの活用を学べる内容となっている。
データケミカル株式会社(代表取締役:吉丸昌吾、本社:東京都渋谷区)は、展開する実験・製造データ解析のAI・機械学習クラウドサービス「Datachemical LAB(データケミカルラボ)」において、導入ユーザーに対し無償でデータサイエンス初学者向けの教育パッケージを2024年9月17日より提供いたします。
Datachemical LABユーザーは組織内で、AI・機械学習によるデータ解析の経験のない現場の技術者向けのeラーニングツールとして本パッケージを利用することで、効果的にデータサイエンスの活用促進に繋げることができます。
材料開発プロセスでのAI・機械学習活用の課題
金属やゴム、薬品などの材料開発では、原料の組み合わせや製造方法など実験条件は膨大であり、従来技術者が知見や経験をもとに多大な労力を掛けて担っております。そこで現在マテリアルズ・インフォマティクス(MI)をはじめ、AI・機械学習を活用する動きが広がっております。当社が提供する「Datachemical LAB」では、手持ちの実験・製造データをもとに最適な実験条件を予測し、開発プロセスを効率化できます。2022年のサービスリリース以来、40社以上で導入され、高く評価されています。
「Datachemical LAB」は、プログラミング不要で直感的に操作できるだけでなく、豊富なユーザーサポート機能により、データサイエンス初学者でも自身でAI・機械学習による解析手法を学びながら実践できるようになっております。
<サポート機能の主な内容>
・サポートサイト:豊富な活用動画、練習問題、操作手順書、技術資料を集約
・ビギナーモード:Datachemical LAB上にて操作箇所の補助コメント表示
・チュートリアルセクション:解析シナリオを通じて、機械学習の基礎とデータ解析の流れを学習
しかし導入ユーザーである多くの企業・大学・研究機関様は、ほとんどの現場の技術者がAI・機械学習によるデータ解析の経験がない中で、Datachemical LABアカウントをもつ一部技術者だけでなく、いかに組織全体でデータサイエンスのリテラシーを高め活用を広げていくか課題に感じておられました。外部セミナーの受講や自前での教育プログラムの構築にも多くのコストを要します。
eラーニングツールとして組織でのAI・機械学習活用を促進
今回リリースする教育パッケージはDatachemical LABを1アカウントでも利用頂いている企業・大学・研究機関様に無償で提供されます。本パッケージにてアカウントを付与されたメンバーは、Datachemical LABにアクセスし当社提供のサンプルデータの範囲内で、サポートサイトやチュートリアルセクションはじめ全ての解析機能を期間限定で自由に体験しながらAI・機械学習によるデータ解析について理解を深めることができます。実際の業務で手持ちデータでの活用を希望する技術者が増えれば、Datachemical LABのアカウント数を追加して円滑にデータサイエンス活用の横展開を図ることができます。また管理者アカウントでは、各メンバーのチュートリアルセクションの学習進捗状況をモニタリングすることが可能です。
今後とも弊社は、Datachemical LABにおいて様々な実験・製造データ解析の教育から実践まで行える機能を充実させていきます。データサイエンス初学者でも自走できるプラットフォームを追求し、化学や製薬、食品などの材料開発プロセスでのAI・機械学習活用の推進を通じて、産業競争力の強化に貢献してまいります。
【Datachemical LABについて】
弊社CTO金子弘昌(明治大学准教授)が運営するデータ化学工学研究室の知見をもとに開発された、あらゆる開発・製造現場で有用なデータ解析・機械学習プログラムを容易な操作で扱うことが出来るクラウドサービスです。
<サービスの特長>
・活用領域が幅広く、ラボでの実験から量産化までトータルの効率化が図れます。
・少量の実験データでも手順を踏むことで高い予測精度を実現し、短期間で開発目標到達に導けます。
・シンプルな操作画面でプログラミングなしに実行でき、初学者が犯しがちな解析ミスを防げます。
Datachemical LABサービスサイト:https://www.datachemicallab.com/
【会社概要】
会社名:データケミカル株式会社
所在地:東京都渋谷区神宮前6丁目23-4 桑野ビル2階
設立 :2021年10月
代表取締役:吉丸 昌吾
2010年宮崎大学大学院修了(化学工学専攻)後、綜研化学㈱にて高分子材料開発に従事。一時留学し、2017年カリフォルニア大学サンディエゴ校にてMBA取得。帰国後綜研化学㈱にて海外事業開発・国内営業に従事。2019年社内DX推進時に金子と出会い、2021年当社設立、代表取締役就任。
取締役CTO:金子 弘昌
2011年東京大学大学院博士課程修了(化学システム工学専攻)後、東京大学大学院工学系研究科助教を経て、2017年明治大学理工学部応用化学科専任講師としてデータ化学工学研究室(金子研究室)を運営。2020年より准教授。2021年当社設立、取締役CTO就任。
広島大学大学院先進理工系科学研究科客員准教授、大阪大学大学院基礎工学研究科招聘准教授、理化学研究所客員主幹研究員を兼任。
会社サイト:https://www.datachemical.com/
Datachemical LABサービスサイト:https://www.datachemicallab.com/
事業内容:化学・工学分野を専門としたAIクラウドサービスの提供
上記に付随したコンサルティングサービス
本リリース、サービスに関するお問合せ先:
E-Mail:info@datachemical.com TEL:03-6778-2045