東京都中小企業振興公社、最大1億円の設備投資助成金でDX推進- IoTやAI対応、助成率3/4に拡大の新機会

東京都中小企業振興公社、最大1億円の設備投資助成金でDX推進- IoTやAI対応、助成率3/4に拡大の新機会

東京都中小企業振興公社、最大1億円の助成金で事業推進

東京都中小企業振興公社は、都内中小企業の成長を支え、東京の産業力の強化及び都内経済の発展につなげることを目的として、「躍進的な事業推進のための設備投資支援事業」の申請予約を受け付けます。本事業は、機械設備等の導入経費の一部を助成するもので、助成下限は100万円から最大1億円まで。今年度からは全ての事業区分で「ゼロエミッション要件」「賃上げ要件」の適用が可能となり、要件適用により助成率を最大3/4に拡充します。さらに、ソフトウェア単独での購入も助成対象経費となります。

この記事の要約

  • 東京都中小企業振興公社が最大1億円の設備投資助成金でDX推進
  • ゼロエミッション要件や賃上げ要件の適用で助成率を最大3/4に拡大
  • ソフトウェア単独での購入も助成対象とし、多様な事業を支援

公益財団法人 東京都中小企業振興公社(本社:東京都千代田区、理事長:中西 充)では、都内中小企業の中長期的な成長を支え、東京の産業力の強化及び都内経済の持続的発展につなげていくことを目的として「躍進的な事業推進のための設備投資支援事業(第8回)」の申請予約を10月23日(水)から受け付けます。

【躍進的な事業推進のための設備投資支援事業とは】

本事業は、都内中小企業者が「製品・サービスの質的向上」による競争力強化や「生産能力の拡大」のための生産性向上を進める際に必要となる機械設備等の導入経費の一部を助成します。都内中小企業の中長期的な成長を支え、東京の産業力の強化及び都内経済の持続的発展につなげていくことを目的としています。

【ポイント】

● 最大1億円の助成金
助成下限額の100万円から最大1億円まで、多様な事業を支援します。

● 最大3/4以内の助成率
今年度からすべての事業区分で「ゼロエミッション要件」「賃上げ要件」の適用が可能となります。要件適用により、助成率を最大3/4以内に拡充します。

● ソフトウェアも助成対象
ソフトウェア単独での購入も助成対象経費となります。法人税法上の固定資産とされるソフトウェアが対象です。詳細につきましては公社HP(募集要項・説明資料)をご参照ください。

【助成対象事業】

以下のⅠ~Ⅳのいずれかに該当する事業であること

Ⅰ. 競争力強化

更なる発展に向けて競争力強化を目指した事業展開に必要となる機械設備を新たに導入する事業

Ⅱ. DX推進

IoT、AI、ロボット等のデジタル技術の活用により、新しい製品・サービスの構築や既存ビジネスの変革を目指した事業展開に必要となる機械設備を新たに導入する事業

Ⅲ. イノベーション

都市課題の解決に貢献し国内外において市場の拡大が期待される産業分野において、新事業活動に取り組むことで、イノベーション創出を図るために必要となる機械設備を新たに導入する事業

Ⅳ. 後継者チャレンジ

事業承継を契機として、後継者による事業多角化や新たな経営課題の取り組みに必要となる機械設備を新たに導入する事業

【助成率・助成限度額】

※1 特に省エネ効果の高い取組や、一定の賃上げを実施する場合は助成率を拡充

※2 区分Ⅰの小規模企業者で要件適用がどちらも無しの場合、助成限度額は3,000万円

【概要】

◆助成対象者

令和6年10月1日現在で東京都内に登記簿上の本店又は支店があり(個人にあっては都内で開業届出をして事業を営んでいる者)、都内で2年以上事業を継続している中小企業者等

◆助成対象業種
すべての業種

◆助成対象期間
交付決定日の翌月1日から1年6ヶ月(令和7年4月1日~最長令和8年9月30日)

◆助成対象経費

機械装置、器具備品、ソフトウェアの新たな導入、搬入・据付等に要する経費

※ 1基50万円(税抜)以上のものに限ります。

◆設備設置場所
東京都内及び首都圏(神奈川県、埼玉県、千葉県、群馬県、栃木県、茨城県、山梨県)
※ 都外設置の場合は、都内に本店があることが条件となります。

◆加点措置

助成金申請にあたって加点措置があります。詳細は募集要項をご確認ください。

※ 第8回の募集要項は公社HP上に、9月下旬頃アップロードいたします。

【利用企業の声】​

「ロボット導入により現場の人たちが単純作業から解放された。スキルアップにつながり多能工にもなった。」

「設備の導入により、いずれの業務も機械化できたことで、サービス向上に必要とされる顧客接点へ人材を集中できた。」

「ソフトウェア導入により瞬時に設備の稼働状況の見える化と集計ができ、稼働率が平均2割以上改善した。」

「新製品の供給を安定的に行えるようになり、目標の年間1億円の売上増、3,000万円の純利益増を上回る実績を上げられている。」

「申請書を練り上げる中で、事業内容の重要な部分をスタッフ同士で意見交換したことで、ぶれない考えを共有することができた。」

成果事例一覧はこちら

https://www.tokyo-kosha.or.jp/support/josei/setsubijosei/yakushin_jirei.html
 

【スケジュール】

〈申請受付の注意事項〉

※ 申請受付期間内に「公社HPでの申請予約」と「Jグランツによる申請書類の提出」の両方が必要です。

※ 申請受付の締切日は大変混雑しデータのアップロードに時間を要します。申請受付は早めに行ってください。

※ Jグランツを利用するには「GビズIDプライムアカウント」の発行が必要です。国の審査によりID発行まで時間がかかるため、余裕を持って準備してください。

【申請予約はこちら】

申請予約の手順、助成事業の詳細につきましては公社HPをご参照ください。

公社HP
https://www.tokyo-kosha.or.jp/support/josei/setsubijosei/yakushin.html

※ 申請予約期間は 10月23日(水)から11月6日(水)17時 までです。
 

【お問い合わせ先】

​ご不明な点や、ご質問等ございましたら、担当窓口までご連絡をお願いします。

(公財)東京都中小企業振興公社 企画管理部 設備支援課
電話 03-3251-7884

記事選定/ライター
NFT-TIMES 長尾英太

ブロックチェーン技術記者、長尾といいます。ブロックチェーンについては投資/投機的な観点よりも、技術として未来の社会でどのように取り込まれていくかを中心に発信したいです。最近ではNFTやメタバースなどに注目しています。 1989年11月7日千葉出身。大学卒業後IT企業に入社。2017年にブロックチェーンの技術ライターとして独立。 Twitter
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