武蔵精密工業とワイヤード、微細高速加工の新サービス「WiDRY」開始 – レーザ乾燥試作機の魅力とは

武蔵精密工業とワイヤード、微細高速加工の新サービス「WiDRY」開始 – レーザ乾燥試作機の魅力とは

武蔵精密工業とワイヤード、新サービス「WiDRY」を開始 – レーザ乾燥試作機の可能性とそれがもたらす変化

武蔵精密工業株式会社とそのグループ会社である株式会社ワイヤードは、ロールtoロールの塗工に使用されるレーザ乾燥試作機「WiDRY」のサービスを開始しました。従来の温風乾燥と比較してエネルギー効率が高く、乾燥炉の長さを短縮し装置のフットプリントの削減が可能なレーザ乾燥技術は、乾燥プロセスのブレイクスルーとなり、電力消費量の大幅削減とCO2排出削減を可能にすると期待されています。ワイヤード社では、顧客の要望に合わせて様々な試作を行うことが可能な設備を設置した上で、新サービスを展開します。

この記事の要約

  • 武蔵精密工業とワイヤードが新サービス「WiDRY」を開始し、レーザ乾燥試作機の利用を推進します。
  • レーザ乾燥技術はエネルギー効率が高く、乾燥炉の長さ短縮や電力消費量の削減が可能です。
  • ワイヤード社では、顧客の要望に応じた試作が可能な設備を設置し、新サービスを提供します。
▲レーザ乾燥試作機「WiDRY(ワイドライ)」

武蔵精密工業株式会社(本社:愛知県豊橋市、代表取締役社長:大塚浩史、以下ムサシ)のグループ会社で、レーザによる微細高速加工を手掛ける株式会社ワイヤード(本社:新潟県三条市、代表取締役:外山達志、以下ワイヤード社)は、ロールtoロールの塗工に用いられるレーザ乾燥試作機「WiDRY(ワイドライ)」サービスを開始しました。

レーザ乾燥は従来の温風乾燥などに比べエネルギー効率が高く、かつ工業用乾燥プロセスの電力消費量の大幅削減が期待されています。また、レーザ乾燥は乾燥炉の長さを短縮し、かつ装置のフットプリントの削減効果も期待でき、乾燥プロセスのブレイクスルーによってCO2排出削減を実現するグリーンイノベーションに繋がる技術です。

 

塗工・乾燥プロセスは塗料、基材などお客様の材料毎に条件やプロセスが異なるため、実用化に向けては各種トライアルを繰り返しながらその可能性を見極めていく必要があります。このためワイヤード社では、塗工・乾燥の社内装置と複数のレーザヘッドを搭載可能なレーザ乾燥試作機を設置し、お客様の要望に極力合わせた試作対応が可能なサイトを構築しました。

 

蓄電池分野をはじめ既に多くのお客様の事前テストを終え、今後量産適用に向けた本格的な検証を進めてまいります。

 

レーザ乾燥プロセスは多くの産業分野での適用が見込まれており、今後も更なる試作サイトの充実化と、試作機・量産機等の納入のサポートを進めてまいります。

 

ワイヤード社Web Site:https://wired.jp.net/about/profile/

【ムサシについて】

武蔵精密工業は四輪/二輪車用向けに、デファレンシャル/トランスミッションギヤ/プラネタリィ/ボールジョイント/カムシャフト等の開発/製造/販売を行っています。コア事業における電動、自動運転といった次世代モビリティ向け商品展開を進める一方、先端AI技術開発によるインダストリー4.0の推進、カーボンニュートラルへの貢献を目指したエネルギーソリューション事業、更にSDGsの幅広い領域での達成貢献に向けたオープンイノベーション展開等、広く新事業の創出・拡大にも注力しています。

Musashi Web Site: https://www.musashi.co.jp/ 

記事選定/ライター
NFT-TIMES 長尾英太

ブロックチェーン技術記者、長尾といいます。ブロックチェーンについては投資/投機的な観点よりも、技術として未来の社会でどのように取り込まれていくかを中心に発信したいです。最近ではNFTやメタバースなどに注目しています。 1989年11月7日千葉出身。大学卒業後IT企業に入社。2017年にブロックチェーンの技術ライターとして独立。 Twitter
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